EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

リコーダーDAY!第三回無事終了

2015年08月05日 | 演奏会
お陰様で、3回目のリコーダーDAY、無事終了致しました。

ご参加頂きました方々、沢山の協力、応援頂きました方々、
ありがとうございました!!

この様なセミナーを開催できる事は、私一人では成し遂げられず、
沢山の支えのおかげです。

本当に有難く、これからも自分の出来るペースで、ヨーロッパでリサーチしたもの、学んだ事を
お伝えできる様、続けて行ければと思っています。



3年前から年に一度リコーダーのセミナーを開催しております。

今回、3回目はフランスの装飾をテーマに二日間主催させて頂きました。

1日目は、チェンバロの通奏低音付きマスタークラス、
チェンバロやヴィオラ ダ ガンバ奏者にもご参加頂きました。

2日目は、合同セミナー、合同合奏、ミニ発表会

合同セミナーでは、フランスバロック音楽の当時の装飾習慣、
ジャック・マルタン・オトテールの装飾記法について。

当時の作曲家が、どの様に、どこに、どういう効果をつけるためにトリルをつけていたのか、
装飾により、フランスの作曲家は色々なマークを使い、一覧表にしています。
実際、どうオトテールが指示していたか、などなど、
リコーダーで実際演奏しながら、取り組みました。


バロック音楽の楽譜で演奏する際、当時の作曲家が文章で残した演奏習慣や、演奏論などから
楽譜に記載されていない情報を知る事が出来ます。


昔の作曲家が、

こうしたら、品良い演奏が出来る、
こうしたら音楽を粗雑にする、乱暴に聞こえる、などなど、

色々な注意事項を記していて、それを読むと、なるほどー、へーー、
時々は笑って吹き出しそうになるような演奏論もありますよ。




そういう面白い文章、参考になる文章を皆さんと一緒に勉強しながら、読み解き、実演していく合同セミナー、そして、セミナーで学んだ事を合同アンサンブルの時間で実用し、
その経験をセミナー後、家で、練習場で、各自の所属場で、コンサートで役立てられる様、
そのお手伝いが出来ればと思い開催しております。


合奏ではリュリの作品を取り上げました。
打楽器や、コントラバスをお持ちくださった方もいて、
オペラの大曲も演奏してみましたが、チェンバロの通奏低音が付くとなかなかリコーダーでも綺麗なアンサンブルができるなあと
改めて実感しました。


フランスバロック音楽の特徴は、装飾ですが、
ハーモニーの美しさと変化だと思います。

音楽のベース、メロディーはシンプルですが、転調、ハーモニーを使い感情を上手に表現しますから、チェンバロのきらびやかなハーモニーが入ると、ザ・フレンチバロック音楽!

フランスバロック音楽は奥が深く深く、1回では終わりきれず、
まだまだお伝えできる事がありそうです!

次は春を予定して、引き続き、フランスバロックの装飾について行いたいと思っています。

フランスバロック音楽の元は、言葉から来ています。

次回は音楽だけでなく、フランス語の響きも皆さんに実際に体験してもらおうかなーと考えています。

第四回リコーダーDAYの合同セミナーは、
フランスのイネガル奏法について。

フランスバロックは、装飾と、このイネガル奏法は、無くてはならない、
無いとフランスバロックではない!!


また詳細がでましたらお知らせ致します!


















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2 コメント

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ありがとうございます! (山本 萌美)
2015-08-06 16:09:21
先生、今回短い時間のレッスンだったのですが気づかされることがいくつもあり充実した時間になりました!今度は二日間参加したく思いました(●^o^●)ありがとうございました!
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ありがとうございました (中村晶)
2015-09-26 18:02:18
どこかでお見掛けした気がしていたのですが、以前にこのブログを見たことがあったんです。また機会があったらよろしくお願いします。
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