このニュースで、孫正義が
「数百年後の人々は彼とレオナルド・ダビンチを並び称することであろう」
と言って、必死に持ち上げている姿が寒かった。オイオイ、あなたはiphoneつながり、しかもどちらかというと勝ち馬の尻に乗るタイプのつながり方じゃないかと。
まあでも「ありがとうございました」とは言えないだろうな。露骨すぎて。仕方ないか。
死因はまだはっきりと報道されていないが、おそらく病死なのだろう。04年に膵臓がんの摘出手術、09年には肝臓の移植手術と、体調には恵まれていなかったことが伺える。
彼の才能は、アップル内での権力闘争でアップルを追い出されても、ピクサーを立ち上げたことで十二分に理解できるので、このブログでは、角度を変えて彼を偲びたいと思う。
ジョブズがいなかったときのアップル・・・あの悪名高い(notoriousな)「パフォーマ」シリーズのもっさり感。画像検索でいくつか拾ってみた。っていうかなかなか見つからない(笑)
<パフォーマ5260。96年製造とのこと。>
<パフォーマ275。94年製造くらい。
はるか前に出た「カラーマッキントッシュ」とほぼ同じスペックなのだが、
なんか安売りに見えて(笑)買ってしまった私・・・何に使ったかは、歳がばれるのでナイショ。
でもお世話になりました。
2,3年後、中古が500円で売られていたと聞いてかなり凹みました。>
<パフォーマ575。上の275より一回りスペックが上で値段も15万以上したような気がする。当然買えなかった。
しかし・・・一体型にすればこんだけカクカクしてても気にしないって・・・今のアップルからは考えられない。>
<パフォーマ6410。96年あたりに売られていたらしい。
スピーカを豪華にしました!だから画面が小さくても気にしないでね!感が
たまらなくもっさり(笑)>
箱もでかかったなあ確か。一辺が1m以上していても普通だったような・・・。windows系がwindows95を発売し、いきなり「使いやすいDOS/V機」というイメージで一気に浸透した一方で、こちらは一辺が1m以上もある段ボールの中に、こんだけ重くてもっさりしたPCがと・・・。
まさに、「アップルの暗黒時代」と言うにふさわしいものでしたね。
んで、97年にジョブズがアップルに戻ってきて98年に出したのがこれ。imac。
松田優作じゃなくても
「なんじゃあこりゃあああ!!」
って言うだろ、そりゃ(笑)。これで178000円。一気に今の「マック」に雰囲気が近くなる。というか、「もっさり感」を出さない、という点では今でも一貫している。
たった2年で、ここまで変わるかよ!と言うくらい変わった。
私は今ではソフトの種類の多さでwindowsを使っているが、ジョブズ氏がずっとアップルにいたら、パフォーマの暗黒時代がなくなり、スペックは低くてもかゆいところに手が届くアップルマシンを出し続けていたのかも知れない。そうなってたら、今でもマックを使っていたかもなあ。
同僚にも大先輩にも、今でもマックユーザー!という方は普通にいらっしゃる。うまい言葉が見つからないが、ざっと言っても20年以上にわたって、そういう人たちの「思い」に応え続けてきたデザイナー兼経営者が、スティーブ・ジョブズ氏だったということだ。
うん。80年代はカラーマッキントッシュがほしくてたまらんかったな。それで90年代にパフォーマ275を買ったのか。2000年代にはipodにお世話になりました。ジョブズさん、ありがとう。