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国後・択捉両島への請求権は、サンフランシスコ平和条約で放棄していない その2

2012-09-28 22:48:11 | 白河アーカイブス

前記事からの続き。やっぱり長くなりました。

これらの演説を読んでわかることは、昭和26年10月26日の、サンフランシスコ講和条約の承認審議は、「平和条約及び日米安全保障条約特別委員長」であった「田中萬逸」の「主張」どおりには賛成されていない、ということです。しかし採決では「賛成多数」となった。しかしこの採決はあくまでもサンフランシスコ講和条約の承認に関する採決であって、田中萬逸の「演説」あるいは「主張」に関する採決ではない、ということは理解できますよね?

ということは、この本会議で採決されたのは、サンフランシスコ講和条約の条文だけであって、その審議の際の田中萬逸の発言が、この「本会議」で「採決された」と法的または政治的に言うことはできない、ということも理解できますよね?

 

だから、孫崎享はアホだと言うのですよ。国会で採決されたのは「条約本文」以上でも以下でもない。その際の「委員長報告」の「報告」に対しても、「賛成弁論者」からでさえ反論が出ている。こういう状況では、法的な意味でも、政治的な意味でも、田中萬逸の言う

>「(平和条約の言うところの)クリル・アイランドの範囲は、いわゆる北千島、南千島を含むものであるが」

が「承認」ないし「賛成」と「採決」されたわけではない、という結論になります。にもかかわらず、

http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/HoppouShiryou/19511026Shuugiin.htm

のページは、その「千島」の範囲について反対演説があったことを隠したまま引用している。孫崎も同様。だから、以前のコメント欄でも

・恣意的引用はいけませんね。

と言っているのです。

 

裏を返せば、アホの孫崎の立論は、こういう「恣意的引用」を「連発」しなければ立論できないレベルのものに過ぎず、それだけ

・国後・択捉島は返還請求できない!

という「前提」あるいは「思い込み」に立たないと立論できない、超無理筋の主張なわけです。当ブログで孫崎享を「アホの孫崎」と呼んでいる理由がおわかりいただけましたか?

 

で、アホの孫崎享は、なにゆえに、それだけ

・国後・択捉島は返還請求できない!

と思いたがっているのですかねえ???それは、元外務官僚であるにもかかわらず、「日本の国益」を本気で追求しようとはしていないから、という理由しか、私などには考えられないのですが、sakamoto741さんは他に理由が思いつきますか?


さらに言えば、sakamoto741さん自身も、日本の国益なんぞどうでもいいと思っているからこそ、アホの孫崎の「表面だけの主張」にコロッとだまされてしまっているのではないですか?

 

 

というわけでまとめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道出身者をなめんな。

 

わかりましたか?



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2 コメント

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無知の詭弁はやめろ (外人二十面相)
2013-10-26 13:38:15
>わかりましたか?

わかりません。アホはあなた。あなたのいいわけこそ詭弁。
普通,日本というと,東日本・西日本・北日本・南日本すべてを含むのが常識。東日本だけを指して,それ以外は日本列島でないというのとまったくおなじ。
すなわち,北千島と南千島合わせて千島というのが疑いの余地ない常識である。
それに,千島の範囲を定義した条約などなく,その範囲を唯一知っているのは戦前の日本政府のみである。もちろん,関係ないあんたにはまったくその決定権がない。
その戦前政府の逓信省が発行した地図をみると,まぎれもなく南千島を千島列島の一部と認識していたのである。
だから「南千島」というんだろう。バカモノ。
そんな詭弁を政府も言っているからいつまでも平和条約をむすべないのだよ。あなたと日本政府より,ロシアの方が何倍も上手なのです。お分かり?

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またバカが (白河)
2013-10-26 17:32:27
湧いてきましたね(笑)。どうしてここに反論コメントを書く人はバカばかりなのでしょう。やれやれですね。

1行目に貼った「前の記事」の、以下の部分さえまともに読めないほど知能が低いあなたが、

>すなわち,北千島と南千島合わせて千島というのが疑いの余地ない常識である。

知能が低い人が「常識」って、笑えますね(笑)

しかも、「無知の詭弁はやめろ(タイトル)」って(笑)(笑)

無知で、知能も沸点も低く、そのくせ詭弁に逃げているのは、あなたですよ。(笑)(笑)(笑)




ちなみに、「日本」という言葉の使い方から、「千島」という言葉の使い方も同様、と推測することはできません。

下にもう一度貼っておいたように、「千島樺太交換条約」における「千島」とは、北方領土、南千島を含んでいませんから。

はい論破。ホント、この人はバカなんですね(笑)



というわけで、さすが「外人」さんですね。日本に巣くう「外人」とは、「バカ、低知能者」の代名詞なのでしょう(笑)




また、まともに反論できないバカが、罵詈雑言だけは1.5人前。


世の中、バカが多くて疲れません?マジで。



http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b164073.htm

>一から三までについて
>日本国との平和条約(昭和二十七年条約第五号。以下「サンフランシスコ平和条約」という。)にいう千島列島とは、我が国がロシアとの間に結んだ千八百五十五年の日魯通好条約及び千八百七十五年の樺太・千島交換条約からも明らかなように、ウルップ島以北の島々を指すものであり、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島は含まれていない。国後、択捉の両島につき「南千島」ないし「千島南部」と言及した例が見られることと、千島列島の範囲との関係について述べれば、例えば、昭和三十一年二月十一日の政府統一見解において、これらの両島が、樺太・千島交換条約に基づく交換の対象たる千島として取り扱われなかったこと、及びサンフランシスコ平和条約にいう千島列島に含まれないことを確認している。
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