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都知事選:宇都宮健児・細川護煕陣営は、原発が争点になったにもかかわらず負けたことを理解せよ 1

2014-02-20 06:10:36 | 白河アーカイブス

今回の都知事選の総括を。

 

まず、最終開票結果。

 

 

 ・「即、脱原発」を掲げた、宇都宮健児と細川護煕の票数を足しても、舛添要一の得票に達していないことをまず、理解すること。

982594+956063=1938654 < 2112979

20万票近く差がある。しかも、「科学的な議論に基づき、安全を確保して原発を活用せよ」と主張し続けた田母神俊雄の票数も加えると、その差は80万票以上になる。

 

もうこれだけで、「即、脱原発組」は完敗したということが理解できなければ、

「ああ、やはり即脱原発とか言っているヒトって、頭が悪いんだねえ。怖い怖い」

と言われ続ける立場に自ら立つことになることくらいは理解した方がいい。

 

 

次に、開票当日、NHKが「細川の敗北の弁」として、繰り返し繰り返し流していた映像での、細川護煕のセリフ。

 

 

「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力がはたらいたこと、

日々、感じていた街頭での熱気と、本日判明した選挙結果の落差の大きさに、改めて努力が不足していたことを痛感するとともに、

(そんなことはない!!)←支援者の絶叫

熱心に応援して下さったみなさまのご期待に添えなかったことを、誠に申し訳なく思っております。」

 

 

・・・

「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力が働いたこと」

 

いい歳こいたおじいさんが、これだけ幼児的な発言をするのを見る機会もそうそうない。機関誌差別(自称朝日新聞)や毎日新聞やTBS(ラジオ)、そしてあの日刊ゲンダイがどれだけ連日原発を争点にしてきたのか知ろうともしない発言だ。あるのはこの発想だけだろう。

 

・「自分が落選した」  ならば  「脱原発が争点としてとりあげられなかった」以外の理由は考えられない。

・「脱原発が争点としてとりあげられなかった」 ならば 「原発の問題を争点とさせまいとする力が働いた」以外の理由は考えられない。


これだけの自信で、「脱原発が争点となっていた」 ならば、 「自分が当選したはずだ」 と思える全能感・・・まさに、「幼児的全能感」と呼ぶのにふさわしい。そんな幼児的全能感に脳みそがハチミツ漬けになっているのが、この「脱原発おじいさん」の二人、細川護煕と小泉純一郎ということだ。

 

まー、ただの放射脳じじいってことがよくわかったわ。

こんな、「Wじじい」が選挙期間に配っていたビラ。ポストにこれが入っているのを見て笑った。これは保存版にせねばと(笑)。

 

 

「W元首相」って何だよ。それが少しでも「ブランド」だの「パワー」だのになると思っている点がトコトン古すぎる(苦笑)。「Wボンクラ放射脳ジジイ」に改名したほうがいい。しかも応援者の中にあの瀬戸内ジャクソンまでがお約束としてきっちり入っている。死亡フラグ立ちすぎだろこりゃ。。。細川を本気で当選させたければこの放射脳軍団を下げなよ。

 

 

話を開票の夜に戻すが、あの、選挙ともなれば「池上無双」とネットで言われるようになった、何の学問的貢献もないのに東京工業大学の教授サマになった池上彰が「無双」と言わんばかりに斬って斬って斬りまくった(ことになっている)「池上彰の都知事選ライブ(テレビ東京)」で、負けた細川護煕を映したのがこの画面。

 

「脱原発の活動にあらためて火をともすという

大きな役割を果たし得たと自負している」

 

・・・・・・

 

あれ?池上彰さん、全然斬ってないじゃん。さっきの、泣く子も笑うウルトラCの言いわけを。前後を見ても、「原発を争点にしない力が働いた」の発言を全く報道していなかった。

 

その一方で、この番組では、「都知事選の舞台裏」と称して、

「自分(池上彰)を避ける舛添要一陣営」だの、

「はじめは細川護煕は自分(池上彰)をかつごうとした」だの、

 

・・・ここにもいたわ、おだてられて絶賛木に登っている途中の豚が(笑)。

 

 

なるほどね。池上彰の番組では、細川護煕の痴態を晒すまいとする力が働いたわけだ。 自分を担ごうとしてくれたせめてものお礼として。

 

 

さすが、「池上無双」。

 

その2に続く。

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めましてm(__)m (sobasky)
2014-02-21 18:18:17
今日、初めて白河夜船さんのブログに出会い、大変嬉しく思った一人です。
タイトルの都知事戦のみならず、ブログ全般にわたり貴殿と同様の価値観を抱いたからです。
少し真っ当な表現をすれば、右とか右翼等と指摘される程、日本の左傾化は進んでいます。

今後、ブログを拝見しながら陰より応援させて頂きます。
日本の世相浄化の為、どうかご健闘下さい。

PS.このメッセージを投稿する為、gooIDに登録しました。
ありがとうございます & 遅くなりましてすみません (白河)
2014-03-06 15:41:49
sobaskyさま

gooIDに登録までしていただいて、応援コメントをいただき、誠にありがとうございます。

本当は、「その2」を書いてから御礼を、と思っていたのですが、今の仕事などのペースでは、「その2」を書くのが遅れそうなので、このご返信でも十分に遅いのですが、お礼のコメント返しをさせていただきます。

>少し真っ当な表現をすれば、右とか右翼等と指摘される程、日本の左傾化は進んでいます。

仰るとおりですね。ただ、これも、「右傾化」だの「右翼」だのという言葉にしか逃げられなくなってきた、戦後バカサヨクの最後の断末魔なのかもしれません。いや、そんなに甘くはないかな(笑)

いずれにせよ、「右」というレッテルを貼る以外に、まともに論戦ができる人材が、今のマスゴミ陣営にはほとんどいないということでしょう。「ネット右翼」という言葉を使ったことでおなじみの安田浩一などはその最たるものですね。

私は自分自身が右なのか左なのかはよくわかりませんが、自分の記事を見直すと、私が心底から軽蔑している連中はいわゆる左側の連中だということになりますね。機関誌差別(自称朝日新聞)などがその代表です。

ただ一方で、竹田恒泰なども私は軽蔑してやまないので、単なる「右/左」という軸だけで社会を見ているわけではないとも思います。


というわけで、励ましのコメント、大変勇気づけられました。更新頻度は落ちていますが、どうかご寛恕の上、末永くお見守りいただけますようお願いいたしますm(_ _)m


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