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塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 竹中大工道具館 大和絵様集

2014-01-28 05:42:26 | ミュージアム巡り_2014
 “絵様”とは、彫り物をするための下図のこと。
 江戸時代までは建築彫刻は大工の仕事とされ、その当時の大工技術
書「匠明」に大工が修練する技のひとつとして、この絵様と彫り物が
挙げられている。

 展示されていた「大和絵様集」(宝暦13年・1763)は、立川小兵衛に
よって著された絵様の雛形本で、様々な見本と一筆ごとの描き方が説
明されている。
 大工は道具の扱いの器用さと共に、筆さばきの心得も必要だった。

 また、建物の一部に華やかなアクセントを添える彫物は、桃山時代
あたりから豪華絢爛を極めていく。しかし、絵様は時代と共に大工仕
事から別れ、彫物の専門職へと移っていく。
(神戸市中央区中山手通4-18-25)


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