コンボイ

昔『コンボイ』と言う映画があった。
最初は些細なきっかけで始まった逃避行が、トラック運転手を取り巻く、労働環境や警察の取締りなど、様々な問題に対する抗議運動として多くの支持者を集めて、アメリカ大陸を走り抜けるでも行動に発展すると言う物語だった。

今日、日本のトラック協会が軽油の引き取り税の引き下げや高速道路料金の値下げなどを求めて抗議活動をした。
僕は、あの映像を見て『まだ甘いんじゃないか』と思った。
もっともっとやっていいんじゃないか、って。

環境に悪いからと都市から締め出されたり、それをクリアするために借金してまで新型のトラックに買い換えて頑張って仕事しようとしたら、原油高でにっちもさっちも行かなくなったり。
僕達だってこの原油高で高いガソリン代を払わされて大変だけど、トラックや商用車、とにかく仕事でどうしても車を使わなくちゃいけない人の負担増は想像に難くないだろう。
こんな現状だから、本当は政府は一刻も早くガソリンを標準価格で販売するように、備蓄している石油を放出すべきだ。
インド洋ではただで外国の船に給油しているくせに、暫定税率なんか残しやがって。

とにかく、トラック業界は、デモ行動するだけじゃなくて、一斉休業すればいいんだ。
物流を完全に止めて、バカな政治家や都市部に住んで『環境のために車を使うのを制限した方がいいんじゃないですか？』なんてバカなことを言って正しい事言ってるつもりの奴らに、いかに自分が自分の目に見えないところで石油に頼って生きているのかを思い知らせてやった方がいい。

頑張れ、トラック業界！