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手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

なんしか・京都 27(美々卯ランチの後、帰路)・END

2014年11月03日 | 旅行

帰京の時間が迫る中、昼食を摂っていなかったなぁ。 

 

京都駅伊勢丹・美々卯~d(*^v^*)b  うどんすきの有名店です。

大きな湯葉の乗っているおうどんにかやくご飯、小鉢2種と香の物、デザートのセットにしました。

歯ざわりの良い湯葉がお出汁と一緒にいただくと何とも言えない美味しさになるのです!

おうどんの上に乗っている青いお野菜はインゲンでもなく、初めて味わう食材。

シャキシャキした野菜で生金針菜と言い、百合のつぼみをさっと茹でたもので貧血・精神安定にも効能のある薬草。

 

赤くない七味唐辛子の香りが「違う!」とNが驚いていました。

お店で使う紙ナプキンには鳥獣戯画の兎がおうどんを作っています。 カワイイ~♪

左下で何かを栽培していますがお蕎麦かしら? 

 

京都KIOSK姉妹はマフラーとニット帽をかぶっていました。

それぞれが見につけているマフラーと帽子は売り子さんの手作りなのでしょうか? ぴったりなサイズ! 

それぞれの手にはイチオシのお土産の紹介カードを持ってちゃぁんとお仕事しています。

 

東海道本線に乗るたびに祖父に買って貰った冷凍みかんですが

現在では既に剥いてある皮なしみかんという意味のネーミング「むかん」になっておりました。

 

私が必ず取る白い筋まで綺麗に取ってあります。 嬉しい~└(゜∀゜└))((┘゜∀゜)┘

カチンコチンに凍らせてあるので調度良い柔らかさになるまで待つのがツライかな? 

初めて京都からこだまで東京までいくことになりました。 3時間半の新幹線移動です。

各駅停車で、なおかつひかりやのぞみの待ち合わせもあるため、一つ一つの新幹線の駅の周囲を垣間見ることが出来ました。

 

名鉄の駅名「えぎら」 「名鉄オリジナル・おもしろ駅名・カップ酒」のラベルにもなっているのだそうです。

駅名のお酒をお土産に渡したら貰った人は楽しんでくれるかもしれません。

駅名自体は音だけ聞くと怪獣の名前のように聞こえてちょっと面白かったので載せてみました。

江吉良駅から新羽島に向かう名鉄電車車両。 

一瞬、京急?と思いましたが、関西ではスカーレット(赤)一色塗りの車両は名鉄ならではのモノだそうです。 

新幹線の車掌さん。

切符をチエックする際に車両ごとお辞儀をして入り、退出していく姿は、毎回清々しく感じます。

毎回1車両だけでも100人弱の乗客のチェックをすることを考えるだけで頭が下がります。  きっと私には無理~。・゜・(*ノД`*)・゜・。

じっくり見ることのない視覚障害者用の点字案内板。 

何が書いてあるかわかりませんが、トイレの内部の設備の説明図みたいです。

目の悪い方には確かに図説されないと困る場所でもあります。  初めてその事に気づきました。

 

今回も色々な場所で感心したり、勉強させていただいたりした旅行でした。

だから同じ場所に行っても楽しいんですね、きっと(〃艸〃)

次はどこに行こうかと帰る道すがら考えている私なのでした。

 


なんしか・京都 26(仁和寺の五重塔は邪鬼が支えている!)

2014年11月02日 | 旅行

仁和寺の本坊の中をゆっくり散策させて頂いています。 

霊明殿の左手にある閼伽棚(あかだな)。 お供物や花などをセットする棚。

閼伽(あか)とは御仏前に供えられるお水の意味です。 それが長じて供物を指すようになったのかと思います。

黒書院から渡廊を進み、丁寧に磨かれた板を踏みながら数段の階段の上にある霊明殿。

中には須弥壇(ご本尊・薬師如来)と今までのご門跡(住職)のお位牌があります。

正面には菊の紋の幕が掛かり、鳥羽伏見の戦いで掲げられたという御旗のコピーだと言われています。

明治時代に建てられたという比較的新しい建造物です。

 

天井は格天井。殿の内部は四方に織りの布が垂れていたり、金属の飾りがかかっていたりします。

霊明殿から宸殿を臨みます。 入母屋造りの建物は檜皮葺。

本坊表門を出るとまだ強い日差しが残っています。

勅使門を左手に、中門の石段を登ると正面に入母屋造りの金堂(国宝)が静かに待っています。

お寺の建物は瓦葺きと私に教えてくれたのはどの方だっただろう?

正面の柱の間は半蔀戸・妻戸・他は組高欄付き縁で巡らされています。

この亀に乗ったおじいちゃまは黄石公(こうせきこう)という仙人さん。

3~4000年に1度しか水の上に顔を出さない亀を彼は3~4回も見たと言われていて、そのため永遠の象徴なのだそうです。

兵法の祖として仰がれた彼は兵法書『三略』が有名で手に持っている書物はソレかしら?

仁和寺の伽藍の守護を任されている九所明神。 九体の明神様を祀っていることから九所明神。

朱が剥げてしまった三間社流造りが少し悲しい気持ちになります。

重文の五重塔。

高さは36.18m。須弥壇に大日如来・五智如来・無量寿如来・天鼓雷音・宝幢如来宝・開敷華王如来が描かれているそうです。

五重塔の尾垂木の上で隅木を支える邪鬼。小さい体で頑張っている健気さが好き♪ 

ココにも桜の名所らしい証拠があります。 

仁王門の中の天が踏みつけている邪鬼。 仏法を犯す邪神として懲らしめられ、あえて?なのか、わざと?かもしれない苦悶の表情をしています。

仏教の教えが含まれている表情でしょうから、私は同情しちゃいけないのです。 きっと。 

「僕の初恋をキミに捧ぐ」に出てくるクローバーのお守り繋がりで、この漫画の色紙がありました。

私はまだこれを読んでいないのですが、ドラマや映画にもなっているのでご存知の方は多いと思います。

このように漫画に出てくることがキッカケでも日本の文化に親しむ機会が増えれば良いと考えています。

 

新幹線の時間もあるのでそろそろ駅に戻ろうかな? バスは何時だろう?


なんしか・京都 25(仁和寺の宸殿は螺鈿が素敵~)

2014年11月01日 | 旅行

福王子神社から徒歩で仁和寺へ移動しました。 

さすがに沢山の修学旅行生がグループごとにワサワサと歩いています。 

京都三大門の一つである仁和寺の仁王門です。 大きい!

888年に「西山御願寺」という名称でしたが、888年が仁和4年であったため年号をとって仁和寺となりました。

仁王門の中には仁王さんと狛犬さん達。

京都御所の清涼殿にも同じ狛犬たちが天皇の守護のためにいます。

 

拝観料を支払い、ここから御殿の中に入ります。  

真ん中は懸魚(げぎょ)かな? 

周りには波のような唐草のような・・・波ならより一層の火災避けになりそうですね。 

今のような効果的な消火が出来なかった昔は、懸魚を見ることで注意を喚起させる効果もあったのかもしれません。

書院に移動するための渡り廊下の脇にもちょっとした木々が植えられています。

それが視線を程よく遮る事によって全体の奥行きを出しているように感じます。 

板襖の取っ手の装飾も素敵です。 金が剥がれてしまったのかな? 

襖の中では桜の下で陵王を舞っています。

陵王という人は顔形は柔和・心は勇猛・声も美しい人だったという実際の人だったそうで

美味な食べ物は部下にも分け与え、小さいミスは許す心の広さも持ち合わせていたといいます。

最期は悲しく命を散らすことになったため、昔の人達は彼の美しさと悲しさを愛でたのでは?と思えます。

仁和寺の桜は御室桜と言われ、日本さくら名所。 ここではきっとこの取り合わせがベスト!

蔀戸(しょとみど)はこんな風に跳ね上げた後にきっちり留められているのです。

京都御所でもありましたが、木板に金具が掛ける部分にも金板が当てられています。

宸殿から北庭を臨むと五重塔も見えます。 まるで借景! 紅葉の時期はきっと池にも色が映えるのです。

宸殿の部屋の襖の幅はとても長く、それぞれの部屋毎に別の襖絵が描かれています。

欄間の上にも大きく空間がとられていて、太陽の光が庭の池や白い小石に反射して部屋の奥まで明るくしています。

平成6年(1994年)にユネスコの「世界遺産」に登録されました。

それにしても襖の中の2色の四角は何の意味なんだろう? 

宸殿の上段の間。 奥には花鳥画「孔雀と牡丹」。

他の部屋とは違い、折上小組格天井の書院造りになっていて違棚、付書院、帳台構があります。

黒い床框に 螺鈿細工が映えます。 細かくて丁寧な作りが遠くからでもわかります。 綺麗!

霊明殿への渡廊を進みます。