手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

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なんしか・京都 25(仁和寺の宸殿は螺鈿が素敵~)

2014年11月01日 | 旅行

福王子神社から徒歩で仁和寺へ移動しました。 

さすがに沢山の修学旅行生がグループごとにワサワサと歩いています。 

京都三大門の一つである仁和寺の仁王門です。 大きい!

888年に「西山御願寺」という名称でしたが、888年が仁和4年であったため年号をとって仁和寺となりました。

仁王門の中には仁王さんと狛犬さん達。

京都御所の清涼殿にも同じ狛犬たちが天皇の守護のためにいます。

 

拝観料を支払い、ここから御殿の中に入ります。  

真ん中は懸魚(げぎょ)かな? 

周りには波のような唐草のような・・・波ならより一層の火災避けになりそうですね。 

今のような効果的な消火が出来なかった昔は、懸魚を見ることで注意を喚起させる効果もあったのかもしれません。

書院に移動するための渡り廊下の脇にもちょっとした木々が植えられています。

それが視線を程よく遮る事によって全体の奥行きを出しているように感じます。 

板襖の取っ手の装飾も素敵です。 金が剥がれてしまったのかな? 

襖の中では桜の下で陵王を舞っています。

陵王という人は顔形は柔和・心は勇猛・声も美しい人だったという実際の人だったそうで

美味な食べ物は部下にも分け与え、小さいミスは許す心の広さも持ち合わせていたといいます。

最期は悲しく命を散らすことになったため、昔の人達は彼の美しさと悲しさを愛でたのでは?と思えます。

仁和寺の桜は御室桜と言われ、日本さくら名所。 ここではきっとこの取り合わせがベスト!

蔀戸(しょとみど)はこんな風に跳ね上げた後にきっちり留められているのです。

京都御所でもありましたが、木板に金具が掛ける部分にも金板が当てられています。

宸殿から北庭を臨むと五重塔も見えます。 まるで借景! 紅葉の時期はきっと池にも色が映えるのです。

宸殿の部屋の襖の幅はとても長く、それぞれの部屋毎に別の襖絵が描かれています。

欄間の上にも大きく空間がとられていて、太陽の光が庭の池や白い小石に反射して部屋の奥まで明るくしています。

平成6年(1994年)にユネスコの「世界遺産」に登録されました。

それにしても襖の中の2色の四角は何の意味なんだろう? 

宸殿の上段の間。 奥には花鳥画「孔雀と牡丹」。

他の部屋とは違い、折上小組格天井の書院造りになっていて違棚、付書院、帳台構があります。

黒い床框に 螺鈿細工が映えます。 細かくて丁寧な作りが遠くからでもわかります。 綺麗!

霊明殿への渡廊を進みます。


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