ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

不思議な助け合い

2013年10月25日 | スクレ・活動関連
わたし好みではありませんが、不思議な助け合いを見ました。

まず事件は、先日のケチュア語のフェリアまでさかのぼります。
5年生のクラスで、子どもから借りた「アグワヨ(伝統的な織物)」が2点、紛失。
そのクラスは、その織物を弁償しなければならなくなり、
「マシータ(クッキーのような粉物のお菓子)を作って販売し、稼ぐ」という案がでました。
授業をつぶして、学校のオーブンで作り、子どもが手分けして販売するのです。

授業を簡単につぶすのは、わたし、いいとは思えない。
でも、ボリビアでは、普通です。

どうして、小さな物でもないのに、2枚もなくなるわけ?
誰か盗んだ?
なくなってしまった物は仕方ない・・とさらっと次の対応に進むのも、若干、疑問。

そもそも誰が悪いんだろ?
誰の責任?
フェリアで掲示されていたんです、アグワヨ。

結局、マシータではなくレフレスコ(飲み物)が販売されていたようでした。
わたしは、別の教室から、遠目に覗いてみただけですが、
他のクラスの先生達、みんな、買いに行っていました。
助け合い?
募金みたいな感覚なのかな。

飲み物は、学校で配給されるヨーグルトの容器を子どもが水道で洗い、
それに入れて売られていました。
その日、水道に5年生がずっとうろうろ。

問題を解決せず、災難や災害に対応しているかのようで、
これが教育現場か?と思いました。
冷たいけど、わたしは、
担任の責任で借りた物がなくなって、
担任が解決できないのなら、
担任が全額払うべきじゃないかと思います。
子どもは、悪くないでしょ?