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ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

配属先のお別れ会

2014年03月14日 | スクレ・活動関連
お別れ会続きです。
有り難いことです。

わたしのために、授業を早めに切り上げて子ども達を帰し、
同僚の先生のうちへ移動して、
夕食が振る舞われました。
赴任1年目に退職したイサベルも来てくれて、
テーブルクロスを記念に頂きました。

わたしは、今の気持ちを結局最後までつたないスペイン語で話し、
同僚のまでは初めて、日本の歌を歌いました。
泣きそうになって、うまく歌えませんでしたが、
発声の仕方やら何やらが、日本とボリビアでは全然違うので、
「きれいな声!」と、みんなが携帯で撮っていました。
あ?写真だけかな?

わたし、本当は音楽の先生なんですよ(笑)。
算数隊員ですけど。

みんなに、「音楽も教えて欲しかった」とか、
「日本のお料理、何一つ習ってないわ!」とか残念がられました。
算数一筋・・・で頑張ってきたからね。
もっと、いろんなこと出来たのかなぁ。

スクレ出発まであと3日。

活動の〆

2014年03月10日 | スクレ・活動関連
JICAボリビア事務所から調整員さんがスクレにいらっしゃいました。
わたしの活動について配属先と話し合うためです。

わたしの活動は、ま、可もなく不可もなく、
わたしらしいと言えば、わたしらしいのですが、
華やかな、ドラマティックなことはなく、
もめる・・等々、問題もなかった訳で・・。
わたしが行っていた講座等を、スクレの教育隊員が引き継げるかどうか、
どのようにコディネートするかが、大きな課題のようでした。

たまたま月曜日で、
スクレの算数研究会の会議の日だったので、
「会議の様子も見る」という調整員さん。
でも、わたしにとっては最終の会議の日だったので、
話し合いもしましたが、お別れ会をしてくれました。

いつもは、学校の職員室ですが、
本日は、ピザ屋さんへ移動して、
記念に「ありがとう、しのえ。算数研究会」って刻まれたプレートをくれました。

お土産屋さんではあんまり見かけない、
でも、スクレの文字と民族衣装を着た男性二人が描かれたプレートで、
地元の人が選んでくれた~って感じのプレゼントでした。

普段は日本語を同僚の前で話すことはほとんどないのですが、
調整員さんと、スクレの後輩隊員が同席していたこともあり、
思わず「わ!うれし!」と日本語で言いました。
それを聞いた校長先生が、「気に入ってくれて良かったわ!」とスペイン語で返事。
改めて、何語でしゃべったって、伝わるよなぁ~~~って思いました。

スクレ出発まで、後、1週間。

久しぶりの授業

2014年03月06日 | スクレ・活動関連
「折り紙を教えて」というリクエストがあったので、
2年生のジョバンナのクラスへ行きました。

配属先のオーナーシップは存在したのか?
わたしは、相手が何かを欲しがるまで待てなかったのではないか?
だとしたら、わたしの活動は単なる押しつけ?
・・と、悶々としていた2月。
実験的に、ずっと待ってみたら、
何にもリクエストさせず、時間だけが過ぎていって、かなりストレスだった2月。

子どもの前に立ったのは、本当に久しぶりでした。
(2ヶ月の夏休みも挟んだので、3ヶ月ぶり??)

あ~~~。生き返る・・・・。

改めて、自分が仕事中毒だと思いました。

やることがないと、死んだようになります。
役に立っているって実感できないと、居場所がないような不安な気持ちになります。

こんな気持ち、ボリビア人には分かってもらえないだろうなぁ。

家庭教師??

2014年03月05日 | スクレ・活動関連
先週の木曜日に(カルナバルの直前)、
教育大学の学生二人が、突然、わたしの配属先を訪ねてきて、
「宿題が出ていて、困っている。助けて欲しい」と言いました。

なんでも、「見たこともない、新しい教材をつくって来い!」と言われたらしい。
・・・そう言う宿題の出し方は、ダメって講座の中でも説明したんだけどなぁ。

それで、いくつか教材を持って、
彼女たちの住むうちまで、出かけていきました。
(わたし、本当にお人好しだよね~~~~)

案の定、わたしが持って行った教材は、
「もう、見たことあるから、違うヤツ!!」だって。
わたしは、使い勝手の言い、基本のき!!って感じの教材を推し進めようとしているので。

最後の講座でも「授業の構成の仕方」の中でも、「まず目的ありき」って話したんだけど、
じゃ、教材を作る目的はなんなの?、何を教えたいの?と、学生に聞いてみました。
彼女らは、教材作りに使えるかも・・と、
ペットボトルのふたやいらないCD、携帯電話に料金をチャージした後のカードなど、
なんか、ゴミみたいなものをため込んでいて、
「これを、使いたいのよ!!」だって。

いや、それは、手段であって、目的とは言いませんから!

更に、「だって、宿題なんだもん!」とか、
「リセン・ルシンダ(大学教授)をびっくりさせなきゃいけないの。
 わたしをびっくりさせて!って言ってたもん」とか。

じゃ、さ、
あんたたち、それで、学校で働けるの?
その宿題、のちのち、あんたたちの仕事を支えてくれるの?
わたしの基本の教材、
「もう、知ってる」とか「もう、作った」とか言っているけど、
どうやって使うのか、本当に知ってるの?
子どもの前で、使いこなせるの?

と、ぐいぐい迫ったら、「使えない・・・。知らない・・。」と固まりました。

伝えたいことは、あんまり伝わっていない。
1回で伝わるとは、到底思えないけど。

ルシンダ!
しっかりしてよ!
変な宿題、出してんじゃないよ!
先生が子どもに「わたしが知らないことを教えてね!」って言っているのと同じですよ!?
無茶振りもいいとこ!
新しいことを知りたいなら、自分で調べろよ!(怒)

お人好しなわたしは、金曜日にも、
彼女たちのうちへ出かけます。
ボリビアの教育が変化するための入り口は、どこにあるのか分からないので。

・・・とか、かっこいいこと言いつつ、
変わりっこない・・と思う自分も、確かにここにいる。
本音は、質素な家に暮らし、
一人は赤ちゃんを抱っこして、ときどきおっぱいあげながら、
それでも、時間を作ってわたしに会いに来たり、
わたしの話を一生懸命聞いて、
「ボリビアの教育は、まだまだ、不足だらけね」ってつぶやいたりするので、
放っておけないだけ・・です。はい・・。

最終手段、発動!

2014年02月27日 | スクレ・活動関連
まだ、そんなことやってるの?と言われるかも知れませんが、
「グアテマティカを返してよ!」が、未解決のまま、
もう2月は終わろうとしています・・・。

わたしは、最終手段として、
最終の活動報告書(スペイン語版)に配属先のコメントを貰うにあたり、
「活動報告書の結果のところに、2冊紛失って書いてJICAに報告するしかないわ・・・」
と、残念そうに言ってみました。
「返してくれるなら、消せるんだけどなぁ」と。
これ、数日前。

校長先生が、取った最終手段は、
「学校のものを返さないのなら、教育委員会へ報告します」という書類をつくって、
通告したこと。
これ、ちゃんと学校の正式なフォーマットを使って、
サインや学校の印鑑などきちんと押して、
同じ学校内で働いている同僚のところまで届けに行くんです。

そんなことまでするの?!と驚いているわたしに、
「口で言っても分からない人には、仕方ないでしょ。
 もう、わたしも疲れたし。何回催促したかしら?」だって。
無断欠勤すると、減俸されるので、
物品の紛失も減俸されるのかな?

そして、効果覿面でした。

放課後、問題の二人はそれぞれやってきて、
「紛失したので、コピーして弁償します。
 コピーするための元の本を貸してください」とグアテマティカを借りていきました。

カルナバル休暇に入るので、
3月5日の水曜日には、グアテマティカは全部戻ってくる予定。
更に借りたものを紛失したりはしないよね??さすがに???