ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

言い訳についての考察

2013年10月05日 | スクレ・その他
語学学校で、excusaという単語を習いました。
言い訳、弁解、口実。
「みんな、するからね」と先生。
「No es mi culpa」(わたしのせいじゃない)も、よく聞く台詞。

ボリビア人の間違いや非を指摘すると、必ず何かしらのexcusaが返ってきます。
ときには「しのえのせいだ、しのえが悪い」と面と向かって言われることも。
真に受けて、凹んでしまうのがわたしですが、
みんな、悪意なく、習慣として(?)わたしのせいじゃないって言うために言っているので、
凹んでいてはいけないのです。
本当は、わたしのせいではないのです。
言っている本人も、自分が悪いと薄々分かっているから、言い訳するんだし。
言わせておけば、済む話なのです。

今日、駒ヶ根でやった貿易ゲームを思い出しました。

貿易ゲームについての種明かしは禁止なので、
詳しく書けませんが、
最貧チームのゲーム終了後の感想。
「することなくて、ずっとしゃべってたから、楽しかったよ!」
すごく、衝撃的に悲しかったのを思い出します。

文化的にも、経済的にも貧しい国。
でも、その国に住む人たちなりの楽しみが、そこには存在するんです。
支援が迷惑だと、自分たちのやり方を正されるのは面倒だと、
ぶっちゃけ、今、楽しいし、支援されると、楽しくないんだけど?・・・って思考回路は、
必ず、存在するでしょう。

excusa.
しなくなったら、本気モード。
いつ、スイッチ入るのかな?
すぐには、入らなさそう・・(涙)

帰国後も、ボリビアのことを気にしながら暮らすことになるんだろうな。

大学の時にお世話になった、今は亡き兼田先生。
「俺が嫌いなのは、音楽しながら勉強の心配して、
 勉強しながら音楽のこと考えてるヤツ。
 今、やれることやれよって思う」ってな、内容を言っていた気がする。
ボリビアで、「日本に帰りたいよぉう」って思って、
日本でボリビアの心配するなんて、馬鹿げているので、
心残りの無いように、今、スイッチ入りそうな人を見つけて、
押してやる~~~~!ちくしょ~~!