ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

お兄ちゃん、卒業おめでとう!

2013年11月30日 | スクレ・大家さんち
ラパスからの飛行機が遅れて、
「帰れなかったらどうしよう・・・」と思いつつ、
お昼にスクレに到着。
「やっと着いたよ!」電話したら、
「ま、とりあえず、お昼ご飯を食べにおいで!
 それから、うちで、ちょっと休んでね!午後、しっかり働かなきゃだから!」とパパ。

そうなんです・・・。
お兄ちゃんが高校を卒業するので、
そのお祝いが、今日、行われることになっていて、
しのえは、お兄ちゃんのお姉ちゃん(??)として、
日本食を作る約束になっているのです・・。

昼ご飯食べて、
休む時間なんてなく、
カレーの下ごしらえと、おにぎり作るために、お米をセットしたら、
「卒業式に行くよ!!」ということになり、
卒業式会場へ。
写真と、ビデオを撮らなくっちゃ!

一番後列、左端がお兄ちゃん。

夜、戻ってきて、調理の続き。
そして、8時半頃から、お客さんが来はじめて、
夜中の2時頃まで、食べたり、踊ったり、しゃべったりが続きました。

朝、ラパスに居たんだよぉ。
へとへとです。

でも、いい卒業式、そしていいお祝いでした。

活動報告会

2013年11月29日 | スクレ・活動関連
外務省で行われた活動報告会は、
「ボリビア政府に対する」と言う名目でしたが、
会場は、ほとんどがJICA関係者でした。

あんまり、緊張する必要もなく、
スペイン語の原稿を読めばいいだけだったので、
案外、大丈夫でした。

校長先生にとっては、他の隊員の活動を聞く機会なんてないので、
あ、一緒に来て良かったな~と思いました。

午後は、ちょっと自由時間。
サガルナガ通り(お土産屋の密集地)で買い物を満喫しました。

わたしの中では、一区切りです。
終わったな~。
まだ、3ヶ月半、ボリビアに滞在するけど。わはは。

ウゴさんが来てくれた!

2013年11月28日 | スクレ・活動関連
本日は移動だけ・・なんて思っていたのですが、
ラパスに着いたら、校長先生が、
「ラパスの算数研究会の人に会いたいわ!」って言い出して、
ネリダさんは赤ちゃんが生まれたばっかりなので、
ウゴさんに連絡してみました。

そしたら、私たちが泊まっているホテルまで、会いに来てくれた!

彼は、他の隊員を受け入れていて、
随分、具体的な指示を出して、隊員の活動をリードしているらしい。
・・・う、う、うらやましい・・。

そして、彼の話を聞いていると、
やっぱり、算数だけやっていたのは失敗だったかもなぁ。
他の方法があったのかも・・・なんて、思ったりもしました。

時間は巻き戻せないし、
他の隊員と比べても、環境が違うんだから仕方ないんだけど、
正解がない私たちの活動、いつも心がグラグラします。

でも、会えたのは、成果。

行ってきま~す

2013年11月28日 | スクレ・その他
今日からラパスへ出張です。
スクレは、飛行機の便が少ないので、
今日は、移動だけ。
明日、報告会で、明後日戻ってきます。

今日は、移動だけなので、
スクレでは食べられないものを食べたり、
クリスマスのフェリアをやっているはず(ホントかな?まだ、11月だよ?)なので見に行ったり、
ちょっと、のんびりします。

ソルチピル(高山病予防の薬)を飲むのを忘れないように・・!

では、週末に!




活動報告会の準備

2013年11月27日 | スクレ・活動関連
明日からラパスへ出張です。
年に2回開かれる、ボリビア政府(外務省)に対する、
JICAボランティアの活動報告会に出席するためです。

校長先生と一緒に出かけて、どんな活動をしたのか紹介するわけですが、
発表内容に関して、ここのところ、ずっとモメておりました・・。

わたしは、始めの3ヶ月間、授業を観察し、
うちの学校の算数教育の問題点は、以下の3点であり、
①ちゃんとした教科書がない。
②授業準備もせず、教え方が良くない。
③算数の知識が、欠如している(間違ったことを教えている人もいる)

その対策として、
①グアテマティカ(グアテマラとJICAが作った算数の教科書)を勧める。
②授業に入り、しっかり準備した授業を先生に見せる。
③教員向けの講座を行って、知識を補充する。
という3つの活動を行ってきた、と報告のプレゼンを作ったわけですが、

校長先生曰く、
何度も何度も、「先生達は知らない、出来ない」などと言うことは出来ない!
先生達が聞いたら、怒るわよ!・・・だ、そうです。

でも、事実だし、
先生達はラパスの報告会に来るわけではないし、
問題点がないのなら、ボランティアなんて必要ないんじゃないんですか?
校長先生は、各クラスをちゃんと見て、現状を把握する必要があるんじゃないんですか?
ボリビア政府は、教育の遅れについて認識する必要があるのではないですか?
と、反論したため、事態は悪化。

でも、言わずにはいれませんでした。

今にして思えば、先生達が聞いたら怒るわよ・・・ではなく、
校長先生が怒っていたんだと思います。
彼女は、うちの学校の先生は良くやっている、
でも、更に、時代の先端の教育を学んでいる・・・ぐらいの感覚で居たんだと思います。

日本人から見たら、全然風景は違うんです。
欠如しているんです。
教育現場は、ひどい状態なんです。

立場が違うと、見えているものは、違うからね。

発表内容を彼女が気に入るように変えることは、
自分の2年間を否定することなので、出来ませんでした。
このままの内容で明後日、報告します。

今日は、プレゼンの最終チェックを二人でして、
時間を計りながら、2回練習しました。
何度も、不愉快な内容を聞かなければならなかった彼女は、かなり不機嫌でした。

わたしは、自分が優秀でうちの同僚がダメだ、と言いたいわけではありません。
日本が、進んでいるんです。
どこで生まれて、どんな環境で育ったかで、知識の質や量は違ってくるのです。
つまりは、教育なんです。
だから、教育を大事にして欲しいんです。