われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

手紙をだしにポストまで歩く

2005-09-12 16:09:21 | Weblog
 みなさんこんにちは。
 昨日とうって変わって今日はまた暑い一日になりましたね。園児玄関前の温度計は午後2時現在、35度をさしておりました。暑いわけです。
 そんななか、年中組は伊藤ぶどう園にぶどう狩りに行ってきました。昼過ぎに園へ戻ってきた子どもたちの手には立派なぶどうが。色形からして巨峰でしょうか。自分でもいだぶどうの味はまた格別でしょうね。「ほらいいでしょ~」と次々に見せに来てくれる子どもたちに「美味そうだな、食べたいな~」とぼそぼそつぶやいていると、房から一粒もいで「じゃひとつあげるよ」と言ってくれる子どももいましたが、ありがたく気持ちだけいただくことにしました。

 年少組の子どもたちはもうすぐ来る「敬老の日」にちなんでおじいさまおばあさまに手紙を書き、自分たちで近所のポストまで歩いて出しに行ってきました。(写真は1組)園から歩いて10分くらいのむらさき通り沿いにあるポストです。クラスごとに手をつなぎ、途中横断歩道もわたって行くのですが、みんなとても行儀よくきちんとした態度で行ってこれたようです。おじいさまおばあさまのお手もとには明日かあさって頃届く予定ですので、お楽しみにお待ち下さい。どんな言葉がつづられているのでしょうね。

 そんな子どもたちを見ていたら、私も急に誰かに手紙を書きたくなりました。よく考えてみれば、確かにこのところ手紙らしい手紙を書いていないような気がします。最後に手紙を書いたのは、さていつのことだったか?メールやお便りはたくさん書いているけれど、ごく親しい友に書き送るような親密で濃厚な文章をもう長いこと書いていない。その昔、まだ学生だった頃はずいぶんたくさんの手紙を書きました。しかしいつの頃からか、ほとんど誰にも手紙を書かなくなった。それどころか今では年賀状すら書くのを面倒くさがる有様で、実に情けないことである。パソコンやインターネットを扱うようになってそれに一層の拍車がかかったのかもしれない。たしかに、メールもブログも便利で早い。でもそれは厳密に言えば手紙ではない。しいて言うなら伝言みたいなものだ。送りたい時に送れるし、送りたくないものは送りたくなるまで保存しておけばいい。削除は2秒で終わる。あるいは読みたい人は読みたい時に読めばいいし、読みたくなければ無視すればいい。それはとても合理的で、優れたツールであるように見える。誰の時間も奪わないし、誰にも時間を奪われない。電話嫌いの私にはぴったりである。でも、それだけではどこか寂しい。
 
 私にも何人かの友達がいます。決して多くはないけれど。遠く離れた場所にいる友達。人の親になった友達。仕事に打ち込んでいる友達。今はもう、この世界のどこにもいない友達。
 彼らに手紙を書こうと思う。




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