青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

実直に生きて

2007年12月28日 | 人生設計
病気をしたことがあったので詳しいことは忘れたが、十年ほど前にとんちで有名な一休さん、一休和尚に関する本を読んだように思う。そしてその中に一休さんは正月だというのに、杖の先に髑髏をつけて京の街中を練り歩いたという記述があった。一休さんはなぜそんなことをしたかというと、正月とはいえ浮かれている世間の人々を戒めるためだったという。
それは今日でも、通じるだろう。
現代の私たちも、何かと浮かれている。しかしそうして浮かれている反面、内実とか内情とか事実はどうかというと物質資源は全く無いという国情がある。食料自給率も四割程度しかなく、ものによっては九割を輸入に頼らなければならない物まである。
医師や看護師は不足して生命の危機にさらされ、消防士も救急士もなり手が無く不足しているという現状がある。その一方でタレントやスポーツ選手がスポットライトやステージライトを浴びて、振るわっている。
実生活には何の役にも立たないことに健康な人たちがライトを浴びる影に、医師などは疲労して人手不足から医療事故でも起こそうものなら訴えられる。先日は人手不足から疲労して居眠りしてしまい、救急に間に合わなかった救急隊員がいたが、この救急隊員をマスコミメディアは責めるけれども、マスコミメディアがタレントやスポーツ選手をちやほやするのを責めるべきだ。
そうして医師や救急隊員になるように進めるべきなのだ。そうでなければマスコミ論理や倫理の正当性も道理性も無いと、言わなければならない。

私達が健康な肉体を持つなら、実生活に役立つ生き方をすべきである。ことに若い人達に、それが望まれる。
田畑を耕し、子供を養育し、老人や障害者を介護して上げられるようになって実直に生きて欲しいものである。

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