青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

品性の堕落

2009年02月18日 | 人生設計
今日世間は、「金融危機」だと騒いでいる。
「経済危機」だとも騒ぎ、「不況」だとも騒いでいるし、「就職氷河期」だとも騒いでいる。
それだけでなく、色々な犯罪も、増えている。飲酒事故も後を絶たないし、青少年の「大麻事件」も続発している。
そこへ持ってきて、政界の不祥事の重なる。
これらの繋がりの、全ての原因となると、ノーベル賞受賞者といえども解答を出せないでいるらしい。
その解答を、おこがましいながら、私が出したい。

この解答を一言で言うなら、「品性の堕落」にある。別に言えば、「品位の堕落」でもある。
即ち、私達人間としての「品位と品性」が欠落し、堕落しているからに他ならない。
そしてこの「品位と品性ある人間としてある」と言う事は、私達人間が「哲学的と宗教的」に生きていかなければならないと言う事である。

又、抹香臭い事を言い出したが、この「哲学的と宗教的に生きる」と言う事とは、簡単に言うと「他者との関わりの中で生きることを知る」と言う事であり、その事によって「他者に対する思いやりを持つ」事を言う。
それ故に、この「思いやり」が無くなって欠落し堕落しているがために、「品位と品性」が乏しくなっている。

たとえば「経済危機とか不況」とか言っても、今までの「経済発展や景気拡大」は、生産、製造したものは大概「ごみ」にしてしまって成り立っていた。生産し、製造したものに「思いやりをかけない」、そこに「品位と品性」の無さがあり、現在の危機を増幅させる元にもなっている。

それに追い討ちをかけるものに、マスコミメディアの存在がある。報道、情報機関、媒体である。
マスコミメディア、報道、情報機関ら媒体は、「表現の自由」を権利行使してその行為を正当化しようとしているが、「品位と品性」に欠けたものならば、社会に対して大きな害意を持っている。
殊にこれら、マスメディアらの影響は、青少年に大きな影響を及ぼしている。しかし、テレビなどや出版物などは、視聴者受けなどを優先して、その「品位や品性」はおざなりにしていて、有益性を重視し求めている。
一頃何とかの「品格」と言う書本が流行(ベストセラー)になったが、この「品格」も「品位と品性」が欠落したものならば、「品格」の値を持たない。
それに追従する企業論理、教育界、医療現場にと、どこかしこにと波及している。そして一度にひっくり返ってしまったようになったのが、今日の危機的状態なのかもしれない。

今、私たちがこの危機的状態から脱するために必要なのは、「哲学的と宗教的」な「品位と品性」を修めることにある、と言えるだろう。
そして「品位と品性」を持って、マスメディアに、企業など生産活動に、教育に、医療に、政治など国民生活に取り組んで行くべきなのである。
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