BSビバーク

6月2,3日と、白木キャンプ場にてBS隊集会のビバークに参加しました。ビバークとはテントなしで野営することをいいます。隊員たちは非常用シート(薄っぺらい銀色のシートです)を一枚渡されて、それを使って寝るように指示されました。
夕食の炊事に必要な火もマッチを使わずに、木でできた火起こし器を使って起こしました。火起こし器は、木の棒を紐を使って錐のように回して摩擦熱で火をつける道具です。最初は、棒を回すのもなかなかうまくいきません。小一時間作業してやっと火がつきました。夕食の準備も炊事用具なしです。空き缶を使って米を炊き、野菜はアルミホイルでつつんで、そのまま火の中に投げ込みます。食事が終わるまで、なんだかんだで夜の9時ごろまでかかりました。
夜中は交代で火の番です。時間を決めて順番に起き、火を絶やさないように番をします。隊員たちは寝る番がきてもなかなか眠れず、睡眠時間は3時間ほどだったのではないでしょうか。次の日の朝、帰りの車の中ではみんな熟睡していました。
道具なしですごした一晩でしたが、隊員たちにとっては、よい経験になったと思います。いかに普段の便利な生活がありがたいものかが実感できたのではないでしょうか。