ボーイスカウト磯城一団

奈良盆地の真ん中に位置する磯城郡(田原本町、三宅町、川西町)で活動しているボーイスカウトです。

活動報告 曽爾高原登山

2009年05月27日 | ビーバー隊活動
5月24日(日)、CS隊と合同で、曽爾高原登山を行いました。バスを一台チャーターし、曽爾高原に向かいました。CS隊は、途中の曽爾村ファームガーデンで下車し、徒歩で亀山~倶留尊(くろそ)山を目指します。BVS隊は、曽爾高原バス停までバスに乗り、少年自然の家まで歩きます。
バス停を降りた頃から雨足が強くなり、少年自然の家に着く頃には、結構な雨になっていました。いったん入所し、部屋に荷物を置いて、亀山を目指します。雨具の用意をして外へでると、幸運なことに雨は上がっていました。曽爾高原は、お亀池を中心にすりばち状の斜面が東側にのびています。お亀池から斜面の先端までは草原で、秋はすすきでいっぱいになります。少年自然の家~亀山峠までの間の道から、お亀池を一望することができます。池といっても水はあまり貯えてなく、堆積物で覆われ湿地になっています。CS隊長から現在位置の無線連絡がありました。亀山~亀山峠間の尾根を歩いているCS隊が見えます。こちらに向かって手を振ってくれますので、こちらからも手を振り返します。
亀山峠で少し休憩をとります。峠の東側は三重県です。東側には、きれいな円錐形をした大洞(おおぼら)山が、雲の間から見えました。ここから、亀山まではピークを1つ越えてすぐです。ピークを越えた下りに岩場の難所があります。手を使わないと降りられません。ゆっくりと無事に降りることができました。少し上るとすぐに亀山頂上です。西側に、独立峰である鎧嶽、兜嶽、そして尾根をつらねて住塚山、国見山、屏風岩がよく見えました。記念写真をとり、亀山の南側の道をたどって、少年自然の家に向かいました。
わずか一時間余りの行程でしたが、隊員たちはよく歩いたと思います。雨も上がり日も射してくるほど天候にも恵まれました。昼食は、お亀池のテーブルでお弁当にしました。CS隊も倶留尊山頂で食事中です。
午後からはアスレチックで楽しみました。少年自然の家からバス停までの間の遊歩道沿いにアスレッチックの器具が並べられています。最初にあったのが丸太転がしです。子供たちは自分達からみんなで協力して丸太を転がしました。つぎのムカデ競争も、自分達で協力して進んで行きました。大人に言われずとも、子どもたちは自ずとチームで協力する力を持っているものなのです。
CS隊が帰ってきたので、こちらもそろそろ切り上げて少年自然の家に戻りました。帰りのバスの中では、疲れたのでしょう、何人かの隊員はぐっすり眠っていました。

インフルエンザ

2009年05月21日 | ビーバースカウトへ
隊長よりビーバーたいいんへ

インフルエンザがはやっているけれども、きみたちはこわがることはない。外から帰ってきたら、手をあらうことと、うがいをすることをまもってほしい。それから、夜は早くねるようにしよう。体をきれいに強くしていれば、びょうきにかからないはずだ。
友だちがびょうきになってしまったときは、いじめたり、わるくちを言ったりしてはならない。なぜならば、その友だちは自分からびょうきになったわけではないからだ。もし、きみがびょうきにかかったときに、友だちからいじめられたりわるくちを言われたりしたら、いやだとかんじるだろう。自分がされていやだと思うことは、ひとにしてはならない。
もしかしたら、学校が休みになるかもしれないが、そのときは家からでないようにしよう。家にいるときは、本を読んですごすことだ。いつもより時間がたくさんあるので、たくさんの本を読むことができるにちがいない。
今は日本中のひとがたいへんなおもいをしている。こんな時こそ、おうちの人や学校の先生の言うことをよく聞くことがかんじんだ。インフルエンザのはやりは、いつかはおわる。それまでは、がまんの時であることをわかってほしい。

ビーバー隊隊長
城戸琢磨(じょうとたくま)

5月度隊集会 曽爾高原登山

2009年05月19日 | ビーバー隊活動
  1. 日時:5月24日(日) 07:45~17:00(雨天決行)
  2. 集合・解散:リハビリセンター駐車場
  3. 場所:曽爾高原
  4. 内容:
    • 午前、お亀池~亀山峠~亀山
    • 午後、曽爾少年自然の家にてアスレチック
    • 雨天の場合、曽爾少年自然の家にて屋内活動
  5. 服装・持物:制服・制帽、ネッカチーフ、七つ道具、水筒、カブ弁当
  6. 注意事項:隊員・リーダー以外は、交通費2,000円が必要です。
 

スカウティングフォアボーイズ

2009年05月16日 | 独り言
ある方の取り計らいで、Scounting for Boys(スカウティングフォアボーイズ)の復刻版を入手することが出来た。1908年にLord Beden-Powell of Gilwell(B-P、ベーデン・パウエル卿)が記した本であり、スカウティングの原点である。初版は6分冊で隔週刊だったらしい。
スカウティングを始めたのは、この本を読んだ少年達である。少年達が本を読んで自分達でキャンプを始めたのだ。後にB-Pは「私は本を書いただけだ。」と言っている。
全てのことはここに書かれているといっても過言ではない。100年以上前に書かれた本の内容が、社会や環境の変化にも影響されることなく、今も有用であり間違っていないのである。
日本語版は何度も読み返しているが、原本に触れるのは初めてである。これから少しずつ時間をかけて読んでいくつもりだ。新たな気づきがあれば、この場で皆さんにも紹介をしていこうと思う。

活動報告 葛城市ハイキング

2009年05月13日 | ビーバー隊活動
5月10日(日)、葛城市にハイキングに行きました。前日同様、ハイキング日和の大変良い天気に恵まれました。葛城市は相撲発祥の地です。当麻寺駅を降りて当麻寺の参道を上り、相撲館を訪れました。
所員さんのお話を聞いた後に、相撲の始まりの物語をビデオで見せてもらいました。ここ当麻の地にいたといわれる力持ちの当麻蹴速(たいまのけはや)と、出雲の国からやってきた野見宿禰(のみのすくね)が初めて戦った時の物語です。今の相撲と違って、打撃や蹴りを使っています。戦いは7昼夜続き、当麻蹴速は負けてしまい、領地は野見宿禰のものになったそうです。
ビデオの後は、ビーバー相撲大会です。相撲館の中には本物と同じ大きさの土俵があり相撲を取る事が出来ます。トーナメント戦で13人の隊員が戦います。まず、服の上から廻しをつけます。そして、土俵にあがるとお互い礼をして、塩をまきます。塩のまき方も堂に入っていて、まるで力士のようです。土俵中央で見合い、「のこった」の掛け声で取り組みが始まります。1回戦、2回戦と重ねるたびに、戦いは激しくなっていきます。決勝戦ともなると両者均衡し、勝負がつくまで長い時間がかかりました。優勝から2位、3位の隊員を、土俵上で表彰しました。
相撲館を後にし、ニ上ふるさとパークを目指します。途中の傘堂で、小休止をとります。周りは木に覆われ、日陰になっており休むのには最適です。傘堂は一本足の柱に屋根のついたお堂です。江戸時代に作られ、その形から"傘"堂と呼ばれています。ここで、いちごのおじさんが差し入れてくれた中将餅を食べました。いちごのおじさんは、この近くに住んでいます。今年はいちごが病気でとれなくて残念だと言っていました。
休憩の後、再び歩き始めます。ニ上ふるさとパークについた時は正午をまわっていました。園内で一番広い芝生広場奥のわんぱく広場に陣取り、昼食にします。食事後は少し遊具で遊んで、帰路に着きました。この公園でもっと遊びたかったけど、今日はここまでです。

活動報告 寺川清掃奉仕

2009年05月12日 | ビーバー隊活動
田原本ライオンズクラブ主催の清掃奉仕に参加しました。昨年までは、鍵・唐古遺跡周辺でしたが、今年は寺川周辺です。朝の田原本役場に、ライオンズクラブ、田原本中学校、田原本北中学校からたくさんの人が集まりました。私達は役場から田原本北中学校までの間の東岸を担当します。
一旦北中学校まで堤防上の道を歩き、そこで引き返しながらゴミを拾っていきます。隊員たちも、ゴミ拾いの大切さを理解しており、自ら進んでゴミを見つけてくれます。途中、道端に飾り瓦が三枚並べられていました。ゴミなのか置いてあるものかよくわからないので、そのままにしておきました。道端の草むらにたくさん空き缶やタバコの吸殻が落ちています。
この日は天気も良く、気温も高めで汗ばんでくるほどでしたが、隊員たちは、よくがんばったと思います。ゴミを拾うことにより、ゴミを捨ててはいけないということを身をもって学んでくれたことと思います。

5月度隊集会、ハイキング

2009年05月09日 | ビーバー隊活動
  • 日時:5月10日(日)08:30~15:00(雨天中止)
  • 場所:葛城市相撲館、ニ上山麓公園
  • 集合:最寄り駅に集合、当麻寺行き乗車券を買って、下記の列車に乗車
    • 但馬 08:38発 西田原本行き
    • 黒田 08:40発 西田原本行き
    • 結崎 08:46発 神宮前行き各停
    • 石見 08:48発 神宮前行き各停
    • 田原本 08:51発 神宮前行き各停
    • 笠縫 08:53発 神宮前行き各停
  • 服装・持物:制服・制帽、ネッカチーフ、七つ道具(ビーバーノート、歌集、ロープ、シータポン、筆記用具、ハンカチ、ティッシュ、カッパ)、水筒、カブ弁当




活動予定 寺川清掃奉仕

2009年05月08日 | ビーバー隊活動
  • 日時:5月9日(土)09:15~11:00(少雨決行)
  • 集合場所:田原本町役場
  • 服装・持物:制服・制帽、ネッカチーフ、七つ道具(ビーバーノート、ハンカチ、ティッシュ、カッパ)、水筒、作業用手袋、金バサミ(あれば)
  • 注意事項:駐車場が狭いため、できるだけ徒歩・自転車で来てください。車の場合も、ご近所の方と乗り合わせて来てください


Learn by doing

2009年05月07日 | ボーイ隊活動
WB実修所BS課程第170期の基本訓練を終えた。学習面においては、自隊の問題点を解決するための手法を学ぶための基本的に座学と演習が中心である。そして、生活面では、参加者は7~8人の班に分けられ、5泊6日を野営で生活する。テントサイトの設営・徹営はもとより、朝食、夕食の準備は、班員での共同作業となる。
これらの作業は全て班員が行わなければならない。作業に手を抜くと困るのは自分達である。時間に遅れると困るのは自分達である。このような生活を続けて行くと、初めて顔を合わす面々であっても、自然と連帯感が生まれ、チームによる協調作業を行うことが出来るようになる。
スカウト教育法の要素の1つに「Learn by doing(行うことによって学ぶ)」がある。実修所での学習面の目的として明示はされていないが、5泊6日の野営生活を通して、我々は「行うことによって学ぶ」ことの重要性を、行うことによって学んだ。

船出

2009年05月01日 | 独り言
3月30日に屋久島を後にした。行きは宮之浦港に着いたが、帰りは島の南側の安房港から鹿児島への船を待っていた。港は大変混雑していた。乗船予定の客に混じって詰襟の学生、セーラー服の女子学生、ユニフォーム姿の野球部員が多くたむろしている。船着場には地元安房中学校の幟が処狭しと立っている。話を聞くと、この4月に転勤で島を出る中学校の先生の壮行であるとのこと。垂れ幕には先生方のお名前が書かれており、周りにたくさんの中学生とその家族が集まっている。垂れ幕に書かれた内容から、お一人は野球部の顧問の先生である。
わたしたちが船に乗り込んだ後、一番最後に三名の先生方が船に乗られた。女の先生はこの時点で号泣されていた。汽笛とともに船は港を後にする。生徒、保護者は万歳の大合唱、ブラスバンド部の伴奏付である。船が港を離れた後も、幟を持った学生達が防波堤の上を走って追いかけてくる。
奈良県育ちの私には先生の転勤でこれだけ盛大にお送りしたことが無い。離島ならではの光景であると思う。古き良き日本人の礼儀を垣間見た。