星を数えながら

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自分の背中

2007年12月29日 11時33分36秒 | Weblog
数年ぐらいあ前からだろうか、背中にある2つの肩甲骨の間に、
直径2センチぐらいの脂肪のかたまりのようなものがある。
20代を過ぎ、30代も半ばになると、シミやらシワとか、
いろいろなものが体に出てくるなぁと感じていた。
もしかしたらコブになるのかなぁと思っていた。

ところが数日前からその背中のかたまりに痛みが走り出していた。
「痛みがないから良性の腫瘍みたいなものじゃないの」と言っていた妻が、
「どれどれ」と心配そうに私の背中を見ると、
そのかたまりがやや赤くなり、少し膿んでいるようであった。

早速妻に消毒をしてもらい、痛みが引かなければ、
年明けにでも皮膚科で診てもらおうかと話している。
(どうせ大したものではないと思うのだが・・・)

「蕁麻疹(じんましん)の影響じゃないの?」と
全くの素人診断をする妻に、自分の手が充分に届かない場所に
入浴前にはバンドエイドを貼ってもらったりしている。
ありがたいことだなぁと思う。

そういう自分の背中のことを考えていると、
高校生の時に学校の図書室で借りた山本周五郎の『さぶ』の1節を思い出した。
(正確に言うと『さぶ』で覚えているのは、この台詞だけである!)

それは
 「どんなに賢くっても、
  にんげん自分の背中を見ることはできないんだからね」
という言葉だ。

今年も1年が終わろうとしている。
自分で自分のことはみな分かったつもりでいるようなことが多いが、
自分で自分の背中を見ることはできない。
自分の目には見えない自分の良くないところ、
知らずに犯している罪がきっとあるだろう。
神様の前に悔い改めてきちんと心の大掃除をして新年を迎えたい。
背中の小さな痛みから、そんなことを考えていた。

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