夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

差別と選別 その三

2010-05-27 05:08:50 | Weblog
保母さんも大学を出る。看護師も大学を出る。
甚だしきは百姓も大学を出る。
昔は上の学校に行けない百姓の子が百姓をするものと決まっていた。
裁縫、これも今や大学で教えるらしい。
しかし学術を極めなくても、こんなことは大学を出なくとも出来るのでは無かろうか?
逆に大学を出たからと言って裁縫上手とも思えない。
平等というコンセプトが、人は生まれながらにして平等という嘘になり、社会が不平等をもたらすと言う嘘をつき、全て学びは大学というラベルで誤魔化してしまう。
そこで大学教育という実際の内容が失われてしまった?もっと言えば、教育が卒業というラベル貼りに終始する羽目になった。法学大学院などいい例だ。大学など出なくとも法律に優れて、司法試験にパスし、司法界に進む人がいた。今はお金を使って大学院を出なければ司法界に進むことなど出来ない。ギルドを避けようとしてギルドを作る。
平等という概念は人にはいろいろ違いがあるけれど、平等に生きる権利を、例え不虞の人であろうとも保障しようという私たちの理想であった。徒に人は同じという現実認識ではなかった。個性を尊重する考え方で、みんな同じという考え方ではなかった。
法は様々な個人を尊重して等しく扱うという理念であった。

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