私は今30代前半。
結婚したいです。マジで。
「やべえどうしよう」と毎晩枕を濡らすものの、翌朝になるとケロッと忘れてしまうw
もし、今日本にいて、「年齢は20代後半から30代前半、仕事はツマランけど、まあ安定してますわ」且つ「恋人はおらんがそのうち結婚はしたいな」という人がいたらそのまま日本にいた方がええでやんす。
それでも海外に行きたいなら行けば良いと思いますが。
結婚を約束している人がいたりして、
1年だけのレンタル移籍、思い出作りに海外へ出るなら、それはありかもしれない。
現地採用をやってみてわかったことはたくさんあります。
その一つが、現地採用は確実に婚期を遅らせるだろうな、ということ。
ちなみに「逃す」とは書きたくない、まだ自分を信じたいので。根拠なし。
遅らせる理由は主に4つ。
(1)金がない。
(2)海外の自由な空気が気楽。プレッシャーが少ない。
(3)出会いがない。
(4)その国の人を信頼できるか?
■(1)金がない
・現地採用は待遇が悪いから。
一般の現地採用者の給与は、一人で楽しく生活していく程度には稼ぐことができます。
暮らし方は人それぞれですが、まあ、普通に暮らしていけるでしょう。
ただ、これが結婚生活となると話は別。
嫁子供を養うだけの給与を貰えるかと言えば、微妙なラインです。
少なくとも専業主婦希望は無理。配偶者にも働いてもらわなければ。
とにかく、しばらく耐えて待遇をガチコン伸ばす機会を掴まないといけません。
・現地採用者は最低一度は転職をしているため、前職の退職金等に手をつけているから。
現地採用者は、少なくとも一度は転職をしています。
前職で獲得した退職金や財形貯蓄などが現金一括で手に入るため、一時的にプチセレブ化します。ちなみにこの資金で私は社会人留学しました。
あると遣っちゃうのが、人のサガってやつなんじゃないかなと…。
遣ったら当然、なくなりますからね。
・現地採用で財形貯蓄や退職金制度を設けているところは、多分存在しない
「貯金するで!」という強靭な意志がないとお金遣っちまうんですよ。
飲んだり旅行したり忙しいから。
ただですね、日本国内の会社のように、
毎日会社にせっせと通ってるだけで勝手に資産が増える、みたいな事はありません。
株やってみるとか、パチンコするとか(こっちには無いから麻雀でもするか)、
自発的に増やす動きをしないと増えません。
だがしかし、金がないってのは、実はそんなに大きな問題ではないのかも。
二人で手を取り合って生きていける、そんな伴侶が見つかればいいのですから。
「必ず最後に愛は勝つ」とかなんとか誰かも歌ってましたね。
日本のベンフォールズファイヴ。あれは稀代の名曲。
で、実は(2)が大きな問題です。
■(2)海外の自由な空気が気楽。プレッシャー少ない。
・海外では自分が外国人
中国にいると、自分自身が外国人なんですよ。
当たり前ですが。
中国人が、自国民。己は外国人。入国審査もフォーリナーに並ぶ。
だから、中国人同士が共有している常識の枠外に生きている。
日本人と同じように、中国人も「何歳になったら結婚しないと」とかあるんですよ。
親もすげえ圧かけるみたいですよ。
自分が外国人になってしまうと、その国の、一般社会常識が適用されない。
だからプレッシャーが無い。周りもギャアギャア言わないんですね。
よく、「海外は自由。いくつになってもしたいことをしていて良い」と言います。
欧米社会はまた少し違うのでしょうが、外国が自由なのは「自分が枠外」になっただけなのかなと思います。
・ベンチマークがしづらい
自分が常識の範囲外に生きる外国人であるため、周りと自分を比べにくくなりました。
ベンチマークする相手が少ないんですね。
日本に居たころ、私は「男性大卒正社員20代後半」というマジョリティに属していました。だから同僚と比べることもできるし、同級生と比べることもできた。
今は、「外国人男性現地採用30代前半」というマイノリティになった。
だから周りと比べづらい。Facebookとかを見て、日本にいる友人の近況と自分を比べることもできますが、まるで別世界の出来事のよう。こうして現地採用者は日本との縁が薄く細くなっていく。
なのに、中国も自分にとっては外国。
ああ、自分はいまどこに属しているのでしょう。
次。(3)。
■(3)出会いがない
・海外日本人社会は日本の縮図ではない
海外日本人社会は日本の縮図ではない。
留学生と労働者の割合がきわめて高く、老人は少ない。
そりゃそうですね。定年したらビザでないし。
あと男女比。やっぱり、労働者が多いので、男性が多いんですね。
僕は男性なので、どうしても男性目線ですけど、女性から見たら選り取り見取りかも?
大手駐在からダメゲンサイまで。いろいろ。
そして、最後(4)。
国際結婚を考えているなら。中国は美男美女が多いし…。
■(4)その国の人を信頼できるか?
・日本人と中国人が似ているのは見た目だけ。
日本人と見た目はソックリな中国人です。
しかし、考え方が全然違うので。ぜーんぜん違います。
あ、漢字使いますね。仏教もあるな。それでも共通項は多くない。
(主観バリバリの「マイ中国人観」は気が向いたら、小出しに書きたいと思っています。)
そこの垣根を越えて、本当に信頼できる友人、恋人、家族になれるかどうか。
なれますか?利害関係のあるビジネスパートナーじゃないですよ?
こっちで中国人と結婚して家庭を築いている人もたくさんいます。
そういう人はマジで偉い。僕とは胆力が段違いです。
中国人を、中国という国を信頼し、骨を埋める覚悟を本当に持てるのか。
腹を括れるか、その覚悟は自分に本当にあるのか、と自問自答しています。
ちなみに、自分は「給料安くて、結婚もままならない」終わってる一介の現地採用者です。もしかしたら生涯独身かもしれない。それなら、それでいい。僕の思考回路は損する思考回路だと思いますが、まあ、仕方ない。未来のことを考えて行動できるアタマがない。
それでもこっち来て良かったと思ってます。
プライスレスなゴールドエクスペリエンスをしていると思うので。
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