中華紀行文

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現地採用には…なるな!

中国ビザで最強はX(学生)!1年半の留学で仕事を探そう(2)

2014-12-16 | 現地採用事情



昨日に引き続き。

なぜX(学生)ビザが最強なのか。
なぜ1年半の留学を勧めるのか。


これについて書きたいと思います。

■Xビザは居留許可がもらえる!
Xビザ、Z(就業)ビザは「外国人居留許可」が貰えます。
この居留許可というものは、書いて字のごとく「住んで良いよ!」という意味です。

これを持っていると、有効期間内は無制限に入出国ができたり、口座を開設できたりとかなり自由に動けます。

たとえば、L(旅行)やF(訪問)などでも長期滞在はできますが、入出国の回数には制限がありますし、口座開設なんかもできません。

なので、この居留許可をもらえるかどうか?が大事なのです。

■Xビザは最低半年の有効期間!
Xビザの有効期限は、納入済の学費に紐付きます。

中国の大学は学期単位で学費を納めますので、最低でも半年の有効期限。
これは、今個人でとれるビザの中では長い期間有効ですし、なにより前述の居留許可がセットなのが良いところです。

長期有効+居留許可がもらえる、だから最強だと僕は思います。

■なぜ留学は1年半なのか?
20代後半で留学、語学は初学者とすると、よほど才能が無い限りは、ビジネスレベルに到達するのに1年弱は必要です。

実際のところ、1年じゃ短いぐらいですから、就職活動などに当てる時間が正直惜しいです。

ただ、仕事をせずに職歴上のブランクをつくるなら1年がせいぜいというところ。
だからこそ、1年の留学期間中は仕事の事を考えずに、思いっきりやったほうがいいと思います。

中国の大学付属の語学学校に通う場合、学期ごとに学費を納入します。
2学期目が終わった時点で、3学期目に突入したい場合は、延長手続きをすればいいだけなのです。
語学留学は、学位が出るタイプの留学では無いです。

ですから、いくら在籍しようと、(学費さえ納めれば)学生側に選択権があります。
一応成績表などはもらえますが、正規の学生ではないので、人生において役立つ書類にはならないです。

それに、就職活動も、毎日毎日ビッタリ面接が入る訳じゃありません。
空いている時間を勉強に充てられると、効果的かなと思います。

市中の日本人相手の中国語塾などは結構レッスン料が高いので、それを考えると語学学校に在籍し続ける方がお得です。

■つまり、言いたい事は…
(1)3学期目を納入し、居留許可持ちの状態を維持する。
(2)3学期目は基本的に就職活動の時間と位置づけ、面接優先。
(3)学校には空いている時間だけ行く。
(4)良いところが見つかったら、学校は辞めて就職する。
(5)学生の身分を維持しているので、気持ち的にも焦りづらい。


■最後に
学生の身分を維持したまま、仕事を探すのは精神的に楽だと思います。
それに、1年の留学期間に就職活動期間も盛り込むと忙しくなりすぎて勉強がおろそかになるかもしれません。

また、日本人は真面目な人が多いので、「なんとか留学終了と転職のタイミングを合わせようとして」、
「納得のいかない転職先で妥協してしまう」ケースに陥りやすいのかなと思います。


なので、学費はちょっともったいないですが、3学期目を余分に払って、ココロに余裕を持った状態で就職活動するのは悪くないのかなと思います。


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shengshowchina@yahoo.co.jp

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