中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

海外生活は孤独

2014-12-06 | 現地採用事情


海外生活は孤独です。
人生は孤独だ、とも言えますが。
現地採用という、日本との関係が完全に切れた雇用形態で働いていると、より強く孤独と向き合う必要があるでしょう。

■いつもの飲み会
僕にはけっこう欧米人の友達がおりまして、それぞれ留学で中国語を習得し、各々が仕事を見つけて働いています。
ただ、3年、4年と過ぎていくうちに、だんだん皆「その先」のことを考えるようになってきています。
上海は一生居る場所ではない、そんな話題が増えてきました。

■いつまでいるの?
「いや、すぐは帰らないよ」「でも3年後はわからない」そんな会話が増えてきました。
それぞれ、外国人としてここ上海で奮闘してきましたが、疲れて来ている、そんな感じです。

僕は彼ら彼女らと居るのが好きですね、日本人でも中国人でもないですから、気楽に付き合えます。

2週に1度は夜中まで一緒に馬鹿騒ぎするのも、単に留学から知っている友達だから、かも知れませんが、僕にとってはオアシスです。
それに、三国人としての孤独を共有できるような気がします。

■保険を払ってない 帰国するたびに家族が老いている
「俺、国で年金も保険も払ってないのよ」
「中国に居るなんて、親が心配しているよ」
「それに帰国するたびに親が老いているんだ」


日本人現地採用でも、この悩みを抱えて居る人は多いのではないのでしょうか?
実は欧米人も同じようです。彼らの年金がどういうものかは知りませんけど。
それぞれ、悩みや問題を処理しながら、割り切りながら上海で暮らしているんですね。

欧米諸国から中国なんて、日本からの比じゃないくらい遠いですからね。
彼らの両親から見て、想像もつかないような世界だろうと思います。
 
■さてさて自分は
僕もですが、「いや、すぐは帰らないよ」「でも3年後はわからない」こんな感じです。
そうやってもがいているうちに、帰れない年齢になってしまうのかも知れません。

出口戦略、とでも言いましょうか。
現地採用は、自分が上海に居なくなるイメージを常に持っているのが大切なんだと思います。


孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋



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