京都グラフィー

2015-05-08 | 日記
「先生」から紹介された京都グラフィー。
http://www.kyotographie.jp/
行ってきた。
時期を同じくして14の写真展を「京都グラフィー XXXX」(XXXXは個別の名称)と銘打ってやっている感じ。説明がちょっと難しい、、。このうち一つは会場が2か所に分かれているので、会場は全部で15か所。

入場料に関しては、、、
・会場ごとに有料だったり無料だったりする
・全部回るとたぶん4000~5000円くらい?だが、全部回っても2500円で済む共通入場券がある(ただし、入場できるのは1会場1回のみ)

会場はそれぞれが微妙に離れているので、移動はけっこうめんどくさい。
11時くらいに一つ目の会場に到着して、夕方5時過ぎに10か所目の会場の観覧を終え、疲れたこともあり、これでひとまず終了とした。残りは・・・未定(たぶん無理)。

■全体としての感想
写真って、いろいろだな、と言うのが正直な感想。実際には、こういう形での写真展なので、主催者側としてもなるべくいろいろなものになるよう集めたのかも知れないが。
逆に、こういういろいろな写真を見て、自分はこういうのが好みなんだな、と言うことを再認識はできる。
・できれば、美しいこと
・できれば、かっこいいこと
・一方で、あまり作り込まれ過ぎているものは、美しくても、かっこよくても、単なる記録にしか見えなかったりすること

■個別の感想
振っている番号は、公式サイトで振られている番号。並び順は、私が見た順番。

1.虎屋 京都ギャラリー フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション Last Samurais, First Photographs - サムライの残像
写真がどうこう言うより、こういう写真がちゃんと残っているのがすごい。日本における最初期の写真として、とても興味深かった。
カメラとの位置関係でピントが合っている被写体と外れている被写体があって、外れているほうがぼけている写真があった。当たり前ではあるが、「ああ、この時代でもこうなんだな」と思った。

2.有斐斎 弘道館 ルーカス・フォーリア A Natural Order ―自然に向かう人々
「え?これ、何?」と言うのが正直な感想。
私にはよく理解できなかった。

6.ギャラリー素形 ノ・スンテク reallyGood, murder
空軍基地で撮影されたっぽい写真群。
少なくとも反戦がテーマではなさそうだが、イメージ写真?の割には言いたいことがよく理解できなかった。

5.嶋臺 (しまだい)ギャラリー フランシス・ウルフ  Vision of Jazz: フランシス・ウルフとブルーノート・レコード
ジャズミュージシャンのかっこいいポートレイトがたくさん。おそらくほぼすべて正方形でプリントされている。ほとんど、そのまま、LP(あえてこう言う)のジャケットにそのまま使えそうな感じ。単純に見ていて楽しい。
最後に、証明写真の撮影機のようなものがあり、「ちょっとかっこいいポートレイト撮って見ませんか?」と言うコーナーがあった。
面白そうだったので、撮ってみた・・・。

4.a コム デ ギャルソン京都店 4.b 堀川御池ギャラリー ロジャー・バレン Shadowland 1969-2014 ロジャー・バレンの世界
スラム街、原始的、狂気。南アフリカにある、ある地域にロジャー・バレンと言う人が訪れて撮影した写真と動画。
率直に言ってかなり気持ち悪い。
他の誰にも撮れない、と言う意味では、確かにそれはそのとおりだと思う。そもそも、誰もが好んで訪れるような場所ではないから。

3.京都市役所前広場 マルティン・グシンデ フエゴ諸島諸先住民の魂 ―セルクナム族、ヤマナ族、カウェスカー族
マルティン・グシンデと言う人は民俗学の研究者らしい。撮影されている民族はすでに滅んでいる?らしい。
記録、としては貴重なものらしい。

7.誉田屋源兵衛 黒蔵 マルク・リブー 「Alaska」 presented by CHANEL NEXUS HALL
アラスカで撮影されたさまざまなスナップ写真。
会場自体がもともと蔵として使われていた建物を増築?したような構造になっていて、これ自体が結構面白い。会場の中に入ると、一面真っ白で、展示されている写真の一部であるような印象も受ける。
写真自体に奇抜なものはほぼないが、見ていて楽しい。

8.無名舎 山谷佑介 Tsugi no yoru e
大阪のアンダーグラウンド?らしき、写真の数々。
私にはなんだかよくわからない、と言うのが正直なところ。

9.花洛庵(野口家住宅) ヨシダ キミコ All that’s not meー私じゃないわたし
思い切り作り込まれた世界。人の顔、広くてもバストショットまでの巨大な写真。
一枚一枚に注ぎ込まれている労力はすごいだろうな、と思う反面、「私はこれを見せられても困っちゃうな」とも思う。