Carl Zeiss Distagon T* 25mm f/2.8 ZF2

2013-04-17 | 撮影地メモ
とりあえず買ってみる、、ということで買ってみた。
で、とりあえず、思いつくところをためし撮り。単品で撮っただけでは、たぶん何もわからない気がしたので、Nikkor 28mmF1.8との比較。めんどくさいことは承知の上で、とにかくとっかえひっかえやってみた。
ちなみに、Distagonはマニュアルフォーカスのレンズなので、Nikkorに関してもピント合わせはマニュアルで行っている。ライブビューは使っていない。
まず、逆光耐性。
条件は、ISO感度は50(拡張-1)、絞りはF16(Nikkorの最大値)、とし、露出補正を0、-1、-2、で、それぞれ太陽を中央付近と中央から少しずらしたもので計6パターン。
まずDistagon。
中央付近で順に0,-1,-2

少しずらして順に0,-1,-2

続いてNikkor。
中央付近で順に0,-1,-2

少しずらして順に0,-1,-2


ゴーストの出方は少し違うように思うが、どちらも派手なゴーストがドカンと出るような感じではない。
後はいろいろ。JPG FINEで撮影。ピクチャーコントロールはスタンダード。ホワイトバランスはAUTO2。View NX2で縮小、80%圧縮。
上がNikkor、下がDistagon。















発色云々、切れ味云々の差については、正直言ってよくわからない。もう少しよく見てみる(というか、上の作例ではその程度の差しか感じられない、ということ)。強いて言うなら、、上から4枚目、Distagonの方の写真の左端が少し気になる、、。
ただ、撮影している間、ずっと気になっていたことがある。Nikkorに関しては撮影していて、全く何の問題も感じなかったのだが、Distagonは、四隅周辺ではピント合わせがほとんどできなかった。
マニュアルフォーカスでは、自分の目で見て手でピントを合わせるので、中央だろうと四隅だろうと関係ない。しかし、それは像がちゃんと見えていれば、、の話。比較的近いところにあった被写体を隅っこに置いてピントを合わせようとしたのだが、どうもピントが合ったかどうかがよくわからない。そこで真ん中に持ってきたところ、すんなり合わせることができた。
再度、隅っこに持ってみた。像が少し流れているようにも見えるが、もうひとつ釈然としない。ピントが合っていないからそうなのではなく、もともとそのようなのだ。ちなみにNikkorではそうならない。
よくよく考えてみると、Nikkorは開放F値が1.8、Distagonは2.8。この差だろうか、、?ファインダーをのぞいてみるとわかるが、中央部でもやはり明るさに差がある。プレビューボタンを押さない限り、ファインダーからは絞り開放で見えているので、その差なのかもしれない。

Nikkor対Distagonという意味での比較。
Nikkor 28mmF1.8
これといって欠点が無い。Distagonと比べると、最短撮影距離がやや長い。マニュアル時、遠距離の被写体にピントを合わせるのは難しい(明るければ、AFにすれば問題ない)。
参考:Nikkor 28mmF1.8のベンチマーク(photozone)
Distagon 25mmF2.8
Nikkor 28mmF1.8と比べると、ややファインダーが暗い。最短撮影距離が17cmなので、実質「接写」というレベルまで寄れる。遠距離の被写体にピントを合わせる場合、とりあえず無限遠に合わせ、ある程度絞り込めばよいみたい。ピントリングが重め(これは好みの問題)。
参考:Distagon 25mmF2.8のベンチマーク(photozone)
ベンチマークを見ると、Distagonの方は、中央部と比べ、周辺部は解像力の落ち込みが大きいと言う結果になっている。

せっかく買ったのだが(苦笑)、、、とりあえず、、どちらかだけを持ち歩く、という意味ではNikkor 28mmF1.8、ということになる。

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