ふと思いつき、暇だったので立山に行ってきた。
本当にふと思いついたので、もともと登山などしない私は山装備などは全く持ち合わせていない。そんな状況で立山の室堂まで行ってきたのだが、機会があればもう一度行きたいなとも思ったので、その機会に向けてのメモをまとめておく。ちなみに、、本格的な登山などは全くする気がないという前提である。
<全体に>
1.高地での体調の変化に注意
室堂についてからしばらくすると、頭痛がし始めた。幸いひどいものではなかったが。おそらく、空気が薄く気圧が低いことに関連したものだと思われる。その後、1時間程度で、予定していた散策を終えることができたので、弥陀ヶ原辺りまで降りることにした。
山に行くときには、どういう旅程で、どの程度の標高まで行くのかにはチェックしておく必要がある。
<カメラ以外の装備関連>
1.春の場合、冬に着るコート、ジャンパーを用意しておけば十分
室堂は5月辺りだと、最高でもまだ10度に達しない日がほとんどのようだが、氷点下になるわけでもない。なので、その前提での服装を用意しておけばよい。
2.散策をするならトレッキングシューズは必要
国立公園内であるため、遊歩道から外に出るのは違法。とは言え、遊歩道内でも足場がよいとは限らないし、足の保護のため、トレッキングシューズは必要。また5月ごろだとまだ雪も多い。雪がやわらかく、ひざくらいまでズボっと行ってしまうこともある。ひざから下はビチャビチャという事態を避けるためにも対策は必要。
3.雪がある場合、サングラスは必須
雪の照り返しは想像以上にきつい。少し暗いところに入って、目を閉じると、視界全体に残像が残っている感じ。この状態に長時間さらされていることを考えると、どう考えても目にはよくない。
<カメラの装備関連>
1.ISOは100が使えれば特に問題はない
雪の照り返しは確かにきつく、ISO200(D90の常用最低は200)かつ、開放近い絞りでは、シャッタースピードがHi(これ以上高くはできない。最高値は1/4000)になってしまうこともしばしば。しかし、拡張でISO100まで下げれば、大体対応は可能。
2.雪がある場合、三脚が必要となる機会は少ない
室堂、天狗平、弥陀ヶ原辺りのホテルに宿泊し、夜の撮影を行うのであればともかく、昼間帯のみであればおおむね三脚は不要。どうしても足場が雪であることが多くなるため。
<現地の状況もろもろ>
1.ケーブルカーの混雑はラッシュアワー並み
立山駅から美女平へのケーブルカーは猛烈に混む。と言うか、美女平から上はバスを増発すれば、なんとでもなり、立山駅までは、車でも電車でもいけるため、どうしてもここがボトルネックになるのだ。スキーの板とか、極端に大きな荷物は貨車を連結しているため、そこに載せてもらえるようだが、ザック程度は、自分で持って乗ることになる。大混雑の中を。
登山をする人とはまったく別の理由ではあるが、なるべく荷物は減らした方がよい。
2.室堂は特別見晴らしがよいわけではない
感じ方は人それぞれであるとは思うものの、個人的には、室堂、と言うかホテル立山周辺からだと、思ったほど見晴らしはよくないと感じた。と言うのも、比較的近いところにある山に囲まれてしまっているため、遠くにある雄大な山並み、と言う意味での見晴らしはよくないのだ。そういう意味での見晴らしをよくしようとするなら、雄山辺りまで登る必要がある(私は登りたくない(苦笑))。
もちろん、すぐ裏手にある雄山とか、大日岳、奥大日岳、剱岳などは見えるのだが。
そのため、見晴らしのよさを考慮して広角レンズを!というほどではない。
3.雷鳥にあえれば運がいい
会えた!写真も撮れた!
しかし、そこらじゅうにいるというわけではないし、当面、雷鳥との遭遇率が高い場所近くの地獄谷が有毒性火山ガスの関係で立入禁止になってしまっているので、遭遇率は下がっている、、といってよいのではないだろうか。
3.雪の大谷ウォークは5月末まで
ぶっちゃけ、雪の壁、だけなので。これ目的で行くなら、4月か5月でも上旬までの方がよいと思う。壁も高いし、歩く路面もたぶん雪だし。
4.弥陀ヶ原付近は雪が消えてから
弥陀ヶ原に宿を取っていればともかく、バスで弥陀ヶ原まで行って、周囲を散策、と言うことになると、散策コースもかなり限定されるわけだが、バス停でバスの予約を受け付けていた方の話によれば、「ほとんど雪の中ですよ」と。
つまり、雪がある時期に散策目的で弥陀ヶ原で降りてもあまり意味がないらしい。
5.天狗平からは剱岳が見える
室堂からだと、剱岳はそのほとんどが手前の山塊に隠れてしまって見えにくいのだが、どうも天狗平辺りからだとよく見えるらしい。
以下、写真。
少々感動が薄かったこと、人の多さから、「普通の観光地と変わらないな」という印象を持ってしまったことなどから、撮影に関してはあまりテンションが上がらず。結果として、写真も適当な感じのものが大半。その中からそこそこなものを。
雷鳥の写真は撮れたカット数も少ないので、出し惜しみしておく。
大谷ウォーク。
チラ見の剱岳。
ハイマツの茂み越しの奥大日岳、、と大日岳。剱岳と並び、奥大日岳はなんとなく、印象が強めに残っている。
地獄谷越しに奥大日岳と大日岳。
ハイマツの茂み越しに浄土山。ちなみに、ハイマツの量と雷鳥の生息数には正の相関があるらしい。
立山主峰、雄山頂上付近。
ここに来てスキーをしたい、という感覚は、私にはよく理解できない。
、、それはともかく、人、ちっちゃ!
本当にふと思いついたので、もともと登山などしない私は山装備などは全く持ち合わせていない。そんな状況で立山の室堂まで行ってきたのだが、機会があればもう一度行きたいなとも思ったので、その機会に向けてのメモをまとめておく。ちなみに、、本格的な登山などは全くする気がないという前提である。
<全体に>
1.高地での体調の変化に注意
室堂についてからしばらくすると、頭痛がし始めた。幸いひどいものではなかったが。おそらく、空気が薄く気圧が低いことに関連したものだと思われる。その後、1時間程度で、予定していた散策を終えることができたので、弥陀ヶ原辺りまで降りることにした。
山に行くときには、どういう旅程で、どの程度の標高まで行くのかにはチェックしておく必要がある。
<カメラ以外の装備関連>
1.春の場合、冬に着るコート、ジャンパーを用意しておけば十分
室堂は5月辺りだと、最高でもまだ10度に達しない日がほとんどのようだが、氷点下になるわけでもない。なので、その前提での服装を用意しておけばよい。
2.散策をするならトレッキングシューズは必要
国立公園内であるため、遊歩道から外に出るのは違法。とは言え、遊歩道内でも足場がよいとは限らないし、足の保護のため、トレッキングシューズは必要。また5月ごろだとまだ雪も多い。雪がやわらかく、ひざくらいまでズボっと行ってしまうこともある。ひざから下はビチャビチャという事態を避けるためにも対策は必要。
3.雪がある場合、サングラスは必須
雪の照り返しは想像以上にきつい。少し暗いところに入って、目を閉じると、視界全体に残像が残っている感じ。この状態に長時間さらされていることを考えると、どう考えても目にはよくない。
<カメラの装備関連>
1.ISOは100が使えれば特に問題はない
雪の照り返しは確かにきつく、ISO200(D90の常用最低は200)かつ、開放近い絞りでは、シャッタースピードがHi(これ以上高くはできない。最高値は1/4000)になってしまうこともしばしば。しかし、拡張でISO100まで下げれば、大体対応は可能。
2.雪がある場合、三脚が必要となる機会は少ない
室堂、天狗平、弥陀ヶ原辺りのホテルに宿泊し、夜の撮影を行うのであればともかく、昼間帯のみであればおおむね三脚は不要。どうしても足場が雪であることが多くなるため。
<現地の状況もろもろ>
1.ケーブルカーの混雑はラッシュアワー並み
立山駅から美女平へのケーブルカーは猛烈に混む。と言うか、美女平から上はバスを増発すれば、なんとでもなり、立山駅までは、車でも電車でもいけるため、どうしてもここがボトルネックになるのだ。スキーの板とか、極端に大きな荷物は貨車を連結しているため、そこに載せてもらえるようだが、ザック程度は、自分で持って乗ることになる。大混雑の中を。
登山をする人とはまったく別の理由ではあるが、なるべく荷物は減らした方がよい。
2.室堂は特別見晴らしがよいわけではない
感じ方は人それぞれであるとは思うものの、個人的には、室堂、と言うかホテル立山周辺からだと、思ったほど見晴らしはよくないと感じた。と言うのも、比較的近いところにある山に囲まれてしまっているため、遠くにある雄大な山並み、と言う意味での見晴らしはよくないのだ。そういう意味での見晴らしをよくしようとするなら、雄山辺りまで登る必要がある(私は登りたくない(苦笑))。
もちろん、すぐ裏手にある雄山とか、大日岳、奥大日岳、剱岳などは見えるのだが。
そのため、見晴らしのよさを考慮して広角レンズを!というほどではない。
3.雷鳥にあえれば運がいい
会えた!写真も撮れた!
しかし、そこらじゅうにいるというわけではないし、当面、雷鳥との遭遇率が高い場所近くの地獄谷が有毒性火山ガスの関係で立入禁止になってしまっているので、遭遇率は下がっている、、といってよいのではないだろうか。
3.雪の大谷ウォークは5月末まで
ぶっちゃけ、雪の壁、だけなので。これ目的で行くなら、4月か5月でも上旬までの方がよいと思う。壁も高いし、歩く路面もたぶん雪だし。
4.弥陀ヶ原付近は雪が消えてから
弥陀ヶ原に宿を取っていればともかく、バスで弥陀ヶ原まで行って、周囲を散策、と言うことになると、散策コースもかなり限定されるわけだが、バス停でバスの予約を受け付けていた方の話によれば、「ほとんど雪の中ですよ」と。
つまり、雪がある時期に散策目的で弥陀ヶ原で降りてもあまり意味がないらしい。
5.天狗平からは剱岳が見える
室堂からだと、剱岳はそのほとんどが手前の山塊に隠れてしまって見えにくいのだが、どうも天狗平辺りからだとよく見えるらしい。
以下、写真。
少々感動が薄かったこと、人の多さから、「普通の観光地と変わらないな」という印象を持ってしまったことなどから、撮影に関してはあまりテンションが上がらず。結果として、写真も適当な感じのものが大半。その中からそこそこなものを。
雷鳥の写真は撮れたカット数も少ないので、出し惜しみしておく。
大谷ウォーク。
チラ見の剱岳。
ハイマツの茂み越しの奥大日岳、、と大日岳。剱岳と並び、奥大日岳はなんとなく、印象が強めに残っている。
地獄谷越しに奥大日岳と大日岳。
ハイマツの茂み越しに浄土山。ちなみに、ハイマツの量と雷鳥の生息数には正の相関があるらしい。
立山主峰、雄山頂上付近。
ここに来てスキーをしたい、という感覚は、私にはよく理解できない。
、、それはともかく、人、ちっちゃ!
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