瀬戸大橋を坂出側から撮る

2016-05-04 | 撮影地メモ
どう撮りたいかにもよる。
つり橋や斜張橋のような全長が長い橋の場合、真横から、かつ、全体が入るように撮ると、写真のどこかに一本線を引いただけのような写真になってしまう。そのこと自体に意味を持たせるか、何か(例えば太陽)と絡めるか、何らかの工夫を加えないと写真としてはかなり苦しい。
そのため、どちらかの端に寄って、手前の主塔を大きく目立たせ、奥側の主塔は小さく見えるような構図の方が、横から撮影するよりも見栄えがしやすいように思う。
そういう観点から、主に、上記のような構図を撮ることが可能な撮影ポイントをまとめておく。

■沙弥島(しゃみじま)
おそらくここが、橋に近づきかつ、上記の構図を一番取りやすい場所のように思う。
駐車場スペースは狭く、多くて15台程度?近づくにつれ道が細くなっていくような場所。少し手前に駐車できるスペースはないこともないが、保証の限りではない。夜なら可能かもしれないなあ?という程度。

■聖通寺(しょうつうじ)山頂上、サン・アンジェリーナ展望台
単純に橋を見る場所としては、おそらくここが一番無難で見やすい。民間企業が経営している施設ではあるが、展望台は(結婚式などで使用していない限り??)誰でもいつでも入れるようだ。
橋よりも手前の場所の工業用地の灯りが正直いまいちで、そこだけが残念な感じだが、夜景もおおむね無難な感じ。

■聖通寺(しょうつうじ)山中腹、常磐公園
ここは夜間、駐車できるスペースがほぼないため(常磐公園の駐車スペースは閉鎖される)、事前に状況をよく確認しておくべき。
サン・アンジェリーナ展望台と比較して、少し角度が変わるのと、手前の高速道路がすぐ真下を通る感じになる点が異なる。

■青の山山頂
とにかく登っていく道が細いため、夜間に行く場合はその点に注意。車がすれ違うことができない場所もある。
展望台はうまく作られていて、撮影はしやすい。
ただ、橋から少し距離ができるため、夜景の一部としての瀬戸大橋、的な撮り方になりやすい印象。

■角山山頂
頂上まで車で行く手段はないどころか、専用駐車場もないし、そもそもどこから登れるのかがわかりづらい。それさえわかれば、それほど大きな山ではないため、20~30分もあれば頂上には着ける。
一応展望スペース的な場所があって、そこからなら見晴らしはけっこう良い。が、いざ撮影しようとすると、木の枝が張り出していたりして撮影の邪魔になったり、柵がない上に草がぼうぼうでどこから落ち込んでいるのかがよくわからないので、三脚が立てづらいというか、暗くなると足元の危険がある。
一応、、、頂上にも道中にも灯りはあるので、完全に真っ暗ではないが、足元の明るさは保証の限りではないので、もしも夜行くならば、懐中電灯等は必須。

■瀬居島(せいじま)、、の内緒?の場所
車で瀬居島の一番奥まで行っても、10メートル程度?の小高い山があるため、その場所からは橋は見えない。実はその山は越えることができて、そこからなら橋が見える。
しかし、その場所は少々危険。
まず、最後の最後で、急坂と崖の中間のような場所を下ることになる。また、下った先は狭い砂浜をがある岩場なのだが、おそらく、満潮時には砂浜は水につかってしまうはず。
私も、昼間でかつ、潮が引いているときには、下まで降りたことがあるが、夜に行くのは正直ちょっと怖い。