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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

吉沢明歩 微風(かすかぜ)

2022-08-17 17:24:03 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルが先月から“おとなの桃色シネマ白書”という企画プログラムを月2、3本の割合で映倫再審査を受けてR -18作品をセンサー(ボカシ)入りで当時の映画尺でアンカットでOAしてくれてます
今月は主演女優さんのお名前をタイトルに冠されてる2作品をOA
ちょっとこっちの録画都合でOA順ではありませんが
14日の深夜枠でOAされたこの作品をエアチェックしといたものを録画視聴しました
 
2007年に「吉沢明歩 誘惑 あたしを食べて」というタイトルで公開されたR -18指定作品
ピンク映画の常ですが再映された時には何を考えたのか、さらに過激に内容に合わない「吉沢明歩 したくてしたくて」というタイトルになってるようです
さらに2017年にはなんとR−18指定でDVDもリリースされてるようですね
まさに吉沢明歩人気をものがたってるようですが・・・
 
まさか新東宝がこのような甘酸っぱい青春映画、それもピンク映画という三人の女優をかならず脱がすことっていう条件下です作っていたとは
実にかんがい深い
まぁ今は新東宝は映画をもう作らないし、フィルムジャンクしちゃって
ある意味文化財産を破棄してしまってる中で日本映画専門チャンネルがこのような企画を企ててOAすることも時代の必然なのかもしれない
 
吉沢明歩以外の日高ゆりあの濡れ場はただただ惰性で関係をつづけている吉沢が千葉尚之との訣別をつけるきっかけとして
大沢佑香の濡れ場も密かに思いを寄せていた吉沢に改めてマスターの西岡秀記への想いを新たにさせるという必然ではあるものの
映画の雰囲気を壊さぬ程度に抑えた撮り方してるし
 
クライマックスでの吉沢と西岡が結ばれる濡れ場では全面に紗をかけたような絵面にしてて
完全に青春映画を作ってしまってるんですね
こういう作品を作れるのに
敢えてタイトルに男性客集客をかけたようなタイトルとして
こう言った青春映画を見る層を排除していってるって言う言う矛盾がピンク映画の衰退を自ら招いていったんではなかったんだろうか
そういう意味で今回のTVタイトルは大正解なんでしょうね
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2007年製作、ピンク映画、新東宝作品
佐藤吏脚本・監督作品
出演:吉沢明歩、大沢佑香、日高ゆりあ、西岡秀記、千葉尚之
 

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