横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

春のランチは、たまーにフレンチ(後)

2014-03-22 | 横浜ラブ

横浜馬車道でフレンチといったら、十番館です。

正式には馬車道十番館。
というのも山手に姉妹館の「山手十番館」があるからです。

3月のランチコース



パンは自家製。私はこの黒パンが大好きで、私の中の黒パンでは不動の一位です。そのままでもおいしのですが、バターとの相性が抜群。店内販売もありますが、すぐ売り切れ。

本日のスープ。春キャベツとトマトのポタージュ。(スープはその日の旬のもの。)

ほんのりキャベツの甘い香り。トマトの酸味がほどよく味を引き締めております。

どんどん紹介いきます。

メイン、牛ヒレ肉のポワレ。


お魚。この日はスズキさんだったと思う…(記憶があやふやなのはアルコールのせい?)


サラダ


コーヒーのあとに
デザートだ!!桜のアイスクリームだ!!

そして、うれしい
緑茶


あ、ワインを撮り忘れた!!十番館おすすめのハウスワイン(赤)のフルボトルを「みんな」で、あけました。
(たぶん、妹がそのうちブログにアップしてくれる事でしょう)

その他予算に応じてリクエストにも応えてくれます。パンはおかわり自由。
特別な創作メニューではありませんが、いわゆる港町横浜のフレンチです。
おそらくハマっ子のフレンチの舌基準はここではないか、と勝手に納得しております。

ところで、
十番館という名称ははかつての居留地の洋館が一番に番という番号がつけられていたところからという理由の他に、もう一つ。
それは、
同じく横浜の老舗「勝烈庵」の10番目の店舗だったから。
え?勝烈庵てトンカツやさんでしょ?なんで?フレンチ?と思った方
お答えいたします。

勝烈庵と十番館は同じ会社の全く別のレストランなのです。
そしてさらに特筆すべきは、明治のの洋館で使用されていた調度品や食器類、木版画、写真などがさりげなく展示されていること。
階段ホールの壁のショーケースに飾られていて、こちらに立ち寄った方は誰でも自由に見ることができます。




教科書で見た事のある挿絵の全景とか、


ほうほう,明治時代の乗車料金;東京(新橋)横浜間のチケットは1等車と3等車では三倍以上も差があるんだ。なんてわかっちゃったりします。

けっこう楽しいタイムスリップ。

実は横浜の洋館のほとんどは関東大震災で倒壊その後の火災で焼失。今、建っているものはほとんど震災後に立てられたものか、第二次大戦後に改築新築されたもの。
ですから、明治期の調度品が良い状態で保存されているのはとても貴重なのです。

十番館の営業車輛。トレードカラーはトリコロール。No.もさりげなく…



また、山手十番館の敷地に隣接する山手資料館では横浜市内に唯一残った明治の洋館の一部を移築改修し、往時の横浜の洋館の資料を保存展示しています。

馬車道十番館は正統派のフレンチを踏襲する由緒正しいレストランですが、本格的なお食事をのぞけば。気軽に利用できるのがうれしいところ。
一階は喫茶室、中二階にブリティッシュパブがあります。
一階の喫茶室はおすすめです。

おみやは、ビスカウトでした。

ごちそうさまでした。

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