千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

世界で一番悪い魔女

2015年08月13日 19時48分10秒 | 読書・漫画

秋の新潟&東京コミティアに向けてネーム中。仕事が9~10月忙しいので、間に合うかどうかはギリギリですね。間に合わなかったら春の新潟になるのかしら。間が開くなぁ(-_-;)。
秋の東京の新刊はあるので、だいぶ気が楽ではありますが、10周年のネタがまだまだ…新作が一番だよなぁと思ってやっているのですが、それ以外にもホントは何か仕込みたいのです。しかし思いつかないまま来ています。

と言いつつ本日新刊を何冊か購入。その中で写真の1冊「世界で一番悪い魔女」草川為著・白泉社は、購入予定ではなかったのに、どうしても気になって買ってしまった一品。

この作者の作品は「アネララ」でやっていた「今日の恋のダイヤ」を読んでいます。初読時は「上手いなー」とさらっと読む程度だったのですが、回を重ねるたびに「おぉ、絵がキャラが可愛い!」と引き込まれていきました。

そして単行本の表紙の絵の色遣いにまたやられた。理由はうまく言えませんが何だか好きなのです。「今日の~」はエメラルドグリーンで良いのかな?今回の新刊はえんじ色で、その色々が単純に好きなだけかもしれませんが。
でも、新しい花ゆめコミックスのデザインに一番マッチしてないかな?とこっそり思ったりしてます。

で、中身。目が印象的でした。主人公の眼がおっきいからと言うのはあります。けど、それだけでなく、目の焦点がしっかりしていて、見ていると引き込まれます。あと、目だけで色んな表情を語ってくれます。眼の大きさ的に自分の絵にはすぐ生かせないのですが、こんな目を描けたら楽しいだろうな、なんて思います。

話の中で、結構主人公同士が険悪になったり容赦なくやりあったりしているのですが、嫌味なく読めます。合間合間に細かく挟まるコメディやユーモア部分のテンポが小気味よくて、すんなり読み込めます。いや、ホントいつも思いますがユーモアって大事ですね。
で、容赦なくやりあってる分、徐々に距離が詰まっていく感じがよく伝わり、読んでてもうやきもきさせられます(^_^;)。まだまだ主人公のお互いの秘密が多いので、距離は詰まっても絶対くっつかない所が気になって、先が楽しみです。

ちなみに男の主人公の教授。結構とんでもない性格設定です。ここまでトンデモだと、途中で常識人に近づきそうなもんなのに、どっこいしっかりした一貫性があって、「ここまでぶれないのって実はすごいことかも」と結構気に入っています。


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