7月24日のみちのくコミティア2に参加してきました。
寄って下さった方、ありがとうございました。買って下さった方、嬉しいです。
車で移動して参加しましたが、久しぶりに長距離運転したら疲れました(^_^;)。来年はもっと時間をゆっくりとろうと思います。
売るより買う方がメインだったのでは、というくらい、うろうろ会場を歩いてました。それで買ったのが上の本。
語り出せばきりがないのに、8月ティアに向けた電子書籍準備で疲労困憊してまして、あっさりめですいません。
えっと、去年上巻を買ったmiyazakikumeさんの「原の城」。下巻ではなく、上巻部分の描き直しを含んだ192ページの大ボリューム!の本でした。
島原の乱を題材にしたお話です。上巻部分はかなり加筆があって、その苦労はいかほどのものであったかと(過去に似たようなことをやった身としては)涙を誘われます。で、その加筆は下巻を読むと「なるほど、必要だったのだなぁ…」としみじみ。大きく3人主人公がいるのですが、一人の人物の陰影がより濃くなっておりました。それが下巻ではもう切なくて…。
元々死に近い感情や場面を描くのに秀でた方で、そういう人だからこそ描けるところまで描いておられて、一気に読み進めてしまいました。ここまで重いものをよく最後まで描けるなぁと感服。
読んでいて「愚かでいる自由」という言葉が浮かびました。何が正しいかなど、誰にも決められたくないのだ…
読んでおられない方にはオススメ!の本。
きっと有名な同人作家さんなんだろうけれど、今回初めて知ったのがサークル「形而上的プラネタリウム」。会場で1冊読んで感動して、まとめ買いをしてしまいました。一番面白かったのは「ふわふわ魔女のふわ子さん」。絵が可愛い、テンポが良い、話が面白い、でなんじゃこりゃーどストライクじゃんーと会場で悶えていました。そして「アンドロメダ」という総集編を購入。これがまた分厚い。190pとか、170pとかが4冊!流石にすぐは読めず、何度かに分けて読みました。深く深く心の中の宇宙に入っていくようなお話で、主役の子の変化にハラハラドキドキで、最後は幸せになるのか心配しながら読み進めました。なんとも生きづらそうな人たちのお話で、この先も生き続けて幸せになってくれることを祈りつつ読了。
委託で良かったのがつきしろ都萌「Road Movie」絵が綺麗で、ずっとこの世界を見ていたく思いました。北海道が主の方なのかな?また縁があったら買いたいです。
普段成人は中々踏み出せないのですが、サークル「ウサギの穴」で売られていた「妄想のかの子」はペンタッチがすごく好みで、思わず買ってしまいました。
これまた分厚い本で、サークル「びりおんみくろん」の「大田原権造探偵事務所」最終話。160p弱の本。今までこのシリーズは読んだことなくて躊躇してましたが、作者が「ここから読んでも大丈夫」と言っておられたので購入。うん、大丈夫でした。SFがどうにも不得手でこのサークルさんの本は気になっても買えないことが多かったのですが、これはSF的ギミックが少なかったので、大いにこの作家さんの独特の場面展開や魅せを堪能できました。最終巻から読んだので、もしかして一番おいしいところから頂いたような気がする(*^_^*)
3回連続新潟コミティアで隣同志という御縁のアトリエそねっとさん「夜風」。幼馴染みの女性3人のそれぞれの来し方行く末のお話。こまかな伏線を一歩一歩丹念に回収していく話を読み進むうち、いつのまにかとても大きな話を読み終えていた…という気分でした。読み出したら一気読み。この作品の中にどれだけの資料の裏打ちがあるかと感心してしまう位色々な要素が詰まっている気がします。
RIMLAND「どこの馬の骨とも知れないお姫様のブルース」。お話がすごく開いているのですよね。いろいろ深読みできるししたくなっちゃう。作者が裏表紙で話してますが、様々なメタファーが隠れている気がする。なんというか、危険なものが隠れている気がする。ただ、どんな危険の気配がしても、なにか自分にとって大切な、好きなことをただ本当にやりたくってやっている、という気持ちが指針となる、暗闇を進むたいまつとなる、…という風にまずは自分は読みました。たとえどんなに悲しい世の中でも…。今日読み返して元気をもらった本です。
あぁ、もう12時まわってた。今宵はこれまで。ごめんなさい・・・。
そして8月21日は東京コミティアです。参加します。
あ、その前に明後日ララ原画展行きます!それについては来週感想を!!