ゆうきまさみ先生(なんか先生と呼びたくなる)とは付かず離れずのお付き合いです。そんな熱心じゃないけど、見かければ追ってしまいます。
自分のファーストコンタクトは兄が買っていた「パトレイバー」1~3巻。そう、ちょうどブロッケンとガンガンやりあてたころ。
それから自力で10巻くらいまで買ったかな?廃棄物13号は単行本で何度も読み返しました。でも子供の拙い小遣いでは色んな漫画家さんの本が欲しいとなると買い切れず、途中挫折。
一方、自分の生まれた市の図書館は何故か漫画がやたらと置いてあるという図書館で、そこに「あ~る」が置いてありました。貸し出しもしていたので、飛び飛びで置いてあって、今も私の頭の中ではどのエピソードがどのエピソードの前に来るか後に来るかわかりません。
その次は「じゃじゃ馬」ですが、雑誌連載最初の頃は丁度少女漫画にどっぷりつかってた頃で、終盤の、二人に子供出来たくらいからリアルでは読み始めました。しかしその頃になるとブックオフで前半の本がよく売っていて、立ち読みでひたすら読みふけってました。
「クニエ」はとびとびで雑誌連載読んでるうちに、終わってしまいましたねー。
「バーディー」は単行本を追って買っていたのですが、これは展開がとにかくゆっくりで、途中で挫折してしまいました。やっぱり10巻くらいかな?でも職場に「スピリッツ」があって、スピリッツに移ってしばらくしてから読書再開しました。しかし、「スピリッツ」では居心地悪そうでしたねー。
そんなこんなで「クロニクル」はまだ未読。個人的にミステリーと相性が悪いので、中々読む気がしないまま今日に至ります。
そんなゆうきまさみ読書歴で一番好きなのは「じゃじゃ馬グルーミンUP!」。ラブコメとしても楽しい。馬目線でも楽しい、脇役の動きを見ていても楽しい、経営者目線でも楽しい。
あの乾いた絵とシビアな競馬世界が相性いいんだよなー、と思います。ストライクイーグルと言う馬が、馬目線の物語の軸になってますが、まぁ勝ったり負けたりとしてて。他の漫画家さんの絵だと、可哀そうに感じちゃいそうなところ、ゆうき先生の絵だと「うん、そーゆうもんなんだろうなぁ」と納得してしまうのです。
ラブコメ部分と馬部分が不可分になっていて、馬の部分がそんな感じにリアルで、ラブコメ部分がその分引き立てられています。勿論そんなラブコメ他にないので、とっても独特な味わいのお話なのです。
しかし、ゆうき先生の作品のなかでは逆に語りにくいのかな…この前河出で出てたムックでは取り上げられる量が少なかったのでした。残念。
まだ読んでない人はお勧めですよ~と宣伝宣伝。