千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

予想しない結果

2010年10月26日 21時49分30秒 | 読書・漫画
家の中を大掃除しています。
その際、読書家(自称です)にとって一番の問題は本ですよね?
すでに押入れを突破しています。本棚も取り出せない状態です。
これじゃいかん、よしいっそ、本棚を本当に読むものだけに絞って飾ろうじゃないかと考えたのですね。ここまではまぁ誰でも考えるところ。
しかし大方の読書家にとって、「本当に読むもの」という本がそもそも多すぎるためにそんな状態になっているのではないでしょうか!(と勝手に断定させてもらいます)
これじゃいかん、更に厳選するのだ、と思い、今度は「今この手に取りたいもの」という選択肢にしたのですよ。
すると…こんな本が残りました。はっきり言って持ち主も予想しない結果でした…
羽海野チカ「3月のライオン」「ハチミツとクローバー」
芦奈野ひろし「ヨコハマ買い出し紀行」「カブのイサキ」
紺野キタ「つづきはまた明日」
幸村誠「プラネテス」
新谷かおる「ガッデム」
曽根富美子「ファーザー」
文月今日子「ふくはうち」
わかつきめぐみ「きんぎんすなご」
夢路行「蒼天をみる想い」「天からの贈り物」
…今出先なので漏れがあるかもしれませんが、こんな感じでした。
この中で最も読みたくなるのは「プラネテス」「ファーザー」「ガッデム」の3つです。なんだか予想外に熱いものを最後までこだわっていた自分に自分がびっくりしました。
「ファーザー」は中々読む機会がないと思いますが、見つけたら是非一読を。とってもお勧めです。

11月14日コミティア参加します。

2010年10月16日 20時21分09秒 | 創作
11月14日東京コミティアは参加しますよ。
スペースナンバーは「き23b」です。
今回は更に広くなっての開催ですねぇ。全部回りきれるかなぁ、不安ですね。なので来てくださる方は、是非一番最初、いの一番に「き」を回ってください(笑)。
今回は新刊ありません。が、東京では「Happy/Blue’10」と「風立ちぬの世界を支える枠について」が初売りになりますよ。買い逃した方も、楽しみにしておられた方も、是非手に取ってみてください。値段分の読み応えはあるんじゃないかしら。なにせうちの値段設定はやや安めのようなので。
ところで、その前日、いきなりですが能を見に行きます。
次回作をぼーっと考えていた時に、ふと、能のことが思い浮かんだのです。
昔からぼんやりとだけ興味を持っていた伝統芸能の世界。今回の啓示をきっかけにして見にいこうと思い立ったのです。
でも伝統芸能って高そうだなぁ。それにハレの日しかやってなさそう。
だめかなぁ…えーい、だめもと、そう思って調べてみると、
毎週のようにやってるし、
チケットはポップアーティストのチケットより安いし。

そんなわけで行ってみます。
今いろんな本で予習中です。成田美名子「花よりも花のごとく」これを機会に読んでみようか知らん。
絵はベビーシートに載ったわが娘。子供は描くと面白いですが、じっとしてませんね。これは運よく描き終わるまで動きませんでした。

作家は嘘つきなのか?

2010年10月08日 21時48分06秒 | 創作
 ・・・よく「作家はうそをつく商売だ。ほら話を作ることで職を得ている」という言葉を聞きますね。なるほどーと思うその一方で。
 どっか釈然としないのですよ。その釈然としない理由が上手くいえませんでしたから、今まではこの言葉を口にしないようにしてきました。
 ところが、最近読んだ丸谷才一・山崎正和の対談集のどれか(多分「日本史を読む」じゃないかしら)で、物語における祝詞的効果、呪術性、祝祭性について触れている文章がありました。それを読んだ時、
 「これだよ!」と思わず口に出しましたね。
 つまり、自分が物語を描くのは、自分の周りに対して「めでたくあれ、めでたくあれ」とか「うらめしや、うらめしや」と言うためなのだなぁという前提を置いて、「そのために法螺をつくる」と繋げる。そうすると自分が延々と創作をせざるを得ないのが納得できます。
 それだけ社会に思うところがあるのかと言われればその通りなんですけど(笑)。
 まぁ、そういう世間に対するいろんな気持ちについて、読む人と一緒に楽しめたら、そんな話を描けたらいいな、次回の…次回の(笑)コミティアに。
 11月はまだ返事来ませんが、今のところ新しいものは持って行かない予定です。でも東京初売りは2冊ですから許してね。ではでは。