8月中にネームが終われば、秋のコミティアに間に合うかな?と思っていましたが、前回の投稿のあと、出来上がったと思ったネームに明らかな無理やり展開があることに気付き、殆ど描き直しになりました。
結局、23pから26pと増え、更にまた増えるかもしれない状況。しかも9月から10月にかけて仕事が忙しい。結果として秋のコミティアには間に合わないかも…という状況です。今は大きいネームを作成中です
あ、でも描き直した分だけわかりやすく面白くはなっている印象があって、そういう意味では楽しんで描いているのですけどね。もしも楽しみにしておられた方がいたらそんな状況ですよ~と一応伝えておきます。
並行して沢山漫画を読んでいます。
白いトロイカ…実は初めての水野英子でした。一目見て、絵が綺麗でかわいい!と惹かれてしまいました。今の時代に見ても古臭さより、表情や髪、衣装の表現にドキッとさせられます。色っぽい、艶があるといえばいいのかしら?ストーリーも骨太で筋が通っています。そして水野先生も文月先生と同じく下関出身だったんですね。知らなかった。
エビアンワンダー…心の師匠のお勧め。「コンプリート」という分厚い一冊本で読みました。読んでも読んでも終わらないのは苦痛なのか幸せなのか・・・と思いつつ3日かけて読みました。
ツイッターでも感想書きましたが、軽やかな絵やコマ割り、台詞回しと反比例するかのような容赦のないストーリーと重みのある言葉の兼ね合わせが独特の読後感を与えてくれます。そして背筋が伸びる。読み終えて、違う地平を見て帰ってきた気分になる。物語につかる喜びと意義を十二分に与えてくれる本でした。
そしてうちの娘に竹本泉「さよりなパラレル」BELNE先生の「異端文書」を読ませて、自分も読み返して楽しんでいます。「異端文書」は子供にはまだ早いかも…と思いつつ、滋養のあるものを食べさせたいという漫画バカの親の思いから与えてみたら、漂流ペンギンシリーズを好んで読んでいるようです。
雑誌「メロディ」では、斉木久美子「かげきしょうじょ!」が毎回面白い。歌劇団付属女学校のお話です。舞台や登場人物はふわふわしていますが、物語は地に足が付いたようなどっしりとした作品です。それぞれの登場人物が個性的で、かつ変化しようともがいている姿に感情移入してしまいます。読み手は歌劇に興味ないけど、それでもより良い明日に向かって努力する心に、昔の自分を見る気持ちになるのです。