千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

新作を楽しみに

2019年08月29日 23時07分35秒 | 読書・漫画

現在買ってる漫画雑誌は「メロディ」くらい。これに時々「ボニータ」を買うくらい。

新しい作家さんの作品を買うことがめっきり減って、自分の昔から好きな漫画家さんの新作を楽しみにする程度になってます。

「…枯れた?」とか内心気にしてたんですけど、

…よく考えたら、年に数回、コミティア行くときは、必死になって新しい才能、新しいマンガを探してました。

中々見つからない時もあるけど、見つかった時の喜びは大きくて。

自分にとって新しい物語を探す場所でもあるんだなコミティアは、と気付いたのでした。

それを気付いたのが、8月のコミティア行きたいな~行きたいな~とうだってた時。とっても行きたかったのです(涙)。

更に秋の新潟コミティアがお流れになってしまいました…冬の東京まで長いなぁ。

新作プロットはやっと再構築し直したところ。ここからまた修正を繰り返して、9月中にネームに入れたら嬉しいな。


今更でも京アニ。

2019年08月19日 22時26分59秒 | アニメ

京アニ。今まで興味ありながらずっと見てなかったのでした。「日常」くらいかな…。

で、今更ですが見始めました。

「けいおん!」から始まって、「氷菓」を見て、今は「響け!ユーフォニアム」。

 

氷菓の前期OPがとても綺麗で、毎回見とれてました。

見ながら心の中の自分が「これってありえるの?」と非難がましく聞いてきます。そしてもう一方の自分が心の中で応じる返答は、

「現実の高校生男子だった頃の自分は、性欲が邪魔をして、あんなに近づかれたら性的なことを考えざるを得なかった、

逆に、性的なものに左右されずあんな風に女性と関わりたかった。だから、見ていて羨ましい。

性的なものは文化的な影響を強く受けているもの、言い換えるなら恋愛至上的な思想、女性を性的なものと見るのが男だという思想、女性を男性の獲得物扱いする思想、強さを崇める思想に影響を受けているもの。

こういうアニメは、そういう思想に風穴を開けて、もっと女性にも、そして男性にも優しいもう一つの思想の可能性を生み出してくれて、

現実世界で、性的なものに左右されない関係もあるんだと思わせてくれる。

そういう時代に思春期を過ごせる今の高校生が羨ましい」

というようなものでした。

ありえない、と切り捨てるのでなく、こうだったら嬉しい、と素直に受け入れて変わってゆく気持ちが見ている内に生み出される。

それを成り立たせてるのがあの瞳や髪の表現、色彩の綾、背景の細やかさや存在感から来る物語の説得力なのだなと思い、毎回心に沁みてました。

 

で、「響け!ユーフォニアム」DVD2巻まで借りてきたら一気に視聴してしまって、いかん、面白すぎる・・・となってるところです。


みちのくコミティア5ありがとうございました!

2019年08月02日 22時46分33秒 | 創作

もう8月ですいません!みちのくコミティア5、行ってきました!

今年はあいにくの雨でしたが、お客さんが多くって、とてもにぎわっておりました。

うちにも寄ってくれた方がおりました。本当に有難うございます。去年に引き続いて寄って下さった方がおられて、感想を話してくださったりしてくれました。口下手でその場では何と答えていいのかわからず、上手く表現できませんでしたけど、ものすごく感動してたんです。

みちのくコミティアは規模がちょうど参加しながら回り切れるくらいで、今年もたくさん買わせて頂きました。毎年参加しておられる方、今年初めてで気になった本、色々買って帰りました。

サークル「tito」のしば太さん の「climb every mountain 」。2つ短篇入っています。甘いのと重いの。昔のシングル盤のA面B面てこんな感じだったなーなんて思う味わいでした。 甘いA面は感情の流れ高まりが自然にこちらに流れ込んでくるような名人芸。B面は創作者には身につまされ過ぎる話。我が身を振り返り、色々考えてしまいました。わたしゃ登ってるのか降りてるのか他の山に尾根伝いに行ってるのか…とか。

サークル「cotton club」のwatapikiさん による「ハイヒールとスニーカー」も面白かった…すごく身につまされる話でした。悪意の不合理さ理不尽さが逆に現実味を感じさせて怖かったです。でもそれより印象的だったのはそれに対峙するある子の姿。眩いくらい格好良くて素敵で、私も憧れました。

サークル「びりおんみくろん」さんの「夢色スカイハイ」も面白かった。かなりのヤンデレぶりを発揮してる主人公に頭を抱えながら読み始め、先が不安になったけど、ラストに向けて(ヤンデレぶりはそのままなのに)可愛くも見えてくる。何というか、どんな人でも付き合っていくと好きになれるものだなぁ(ちょっとひどい言い方でスマヌ)。でもそう思えるような、生きてるように感じられるキャラクターでした。 主人公が突飛だから目立たないけど男の子もちゃんと意思があって読んでてとても感情移入できました。 でも良いのか??とちょっと心配なラストでした。あと、「えほんのつづき」というのも買ってて、こちらはSFで、でもストレートなボーイミーツガールもので気持ち良い読後感でした。

前回のお隣さんだったサークル「わたしのタニー」さんの「なみなみなみだ 前編」。前回アクロバティックな展開の末ハッピーエンドになって良かったなぁと思ってたカップルが別れ話しとる(T_T)。今回、会話に合わせたアクションがとても良くって、引き込まれて読みました。後編を読むのは怖いけど、楽しみです。

今回もお隣だった「よしだや。」@kbkbhihi さん。今回はシリーズ本5冊をまとめ読みさせてもらいました。主要登場人物が4人いて、一人を除いて皆中々黒い内面を持っているのですが、どの子も自分の気持ちに嘘をつかない子たちなので楽しく読ませて頂きました。以下続刊なので行く末が楽しみです。

…などなど。新潟コミティアでも面白い本一杯あったのに書いてなかったなー、もったいない。

 

もうからっぽで何も描けんかもーとか思っていたのに、今またプロット練ってます。新潟コミティアのワークショップで「社会とぶつかって出来るキズと漫画らしい表現との揺れが君の作品の魅力」と言われたのをじっくり考え、今回思いっきり具体的な社会に寄った話を考え中。長そうなので、前後編にした方が良いかもだけど、でも一気に描きたいし…来年の春に向けて頑張ります。

あと、秋には今までのペーパー漫画やあ寄稿した短編を集めた冊子を作る予定。集めたら16作もあったのでうほうほしてたのだけど、元がペーパー漫画だから大体見切り発車で作った原稿ばっかりだったから、これから手直しを一杯しなきゃいけないなーと、一杯あるなー…と困っている所です。

秋の新潟コミティアが10月13日から延期、今の所未定…という心配なところではありますが、今はこつこつ秋に向けて頑張ります。

そして京アニの事件からこっち、「けいおん!」見始めました。今10話目ですが、毎回笑いながらなんだか段々感動してる自分がいます。