千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

みちのくコミティア4参加します。いっせい配信7回目参加します。

2018年07月13日 21時23分35秒 | 創作

明後日の7月15日、福島県郡山市ビッグパレットふくしまで行われる「みちのくコミティア4」に、千秋小梅うめしゃち支店で参加します。

スペースNo.はE-10です。

みちのく新刊は1年描いたものになるので、「春を待ちながら」「海辺とロマンス」「BEATITUDE No.3」になります。

当日特にサプライズはないのですが、無料ペーパー漫画(4P)があります。

なんだか相当に暑いようなので、皆で気を付けて行きましょう。

みちのくコミティアは今まで知らなかったような作家さんに会える機会が多かったので、また新たな出会いがあるといいなーと楽しみにしています。

そして翌16日の「創作同人電子書籍いっせい配信」にも参加します。今回の配信は「あなたが住む町」です。番外編で別冊だった「Rose Bud」も入ってます。

確か、製本締切ギリギリまで「RoseBud」をこれから頑張って描いて一冊にするか悩みつつ、安全策を取ろうと決めて「あなたが住む町」本編のみで製本に送り出したら、製本が仕上がるまで時間が空いたため、一気に「Rose Bud」描き上げて、ガタケットショップで印刷して自家製本したのだよなぁ。その一気に描き上げた方が肩の力抜けた絵になってるなんてよくある話もありました。

「あなたが住む町」。題は池澤夏樹「きみが住む星」から付けたのよね。ギリギリまでタイトル決まらなくて、本棚にあった本から付けました。自分には珍しく音楽から付けたのではない題。

この話、ネームにめちゃくちゃ時間がかかっていて、新潟コミティアを一回またいで描いた覚えがあります。だから1年がかりだったかしら。最初は子供のアレクと市長の話で、子供で外国人のアレクの目から見た市長と高子さんとその周りの世界を、市長にフィードバックすることで、市長が自分の失ったもの、取り戻せないものを自覚する…というような話だった気がします。市長を人間らしく描きたかったのです。でもどうにも面白くない話になりそうだったため、一遍全てをチャラにして、設定を考え直して今になったのでした。

表紙はマネ尽くし。最初は河出書房で出していた池澤夏樹文学全集の装丁、紙版「握手の神様・下巻②」もその装丁だったのですが、それを真似た造りの予定でした。ところが表紙に描いたアレクの絵が、縦長じゃないとどうしても締まらない絵になってしまい、えいやっと拡大してアップにしたのでした。そしたら案外綺麗な表紙になったのでした。結構お気に入りの表紙なので、今回電子書籍もあの表紙を使っています。

この本は色々良い思い出がある本で、当時サークル活動10周年で、新潟コミティアで恥ずかしながらの原画展示したなーとか、ベルネ先生のコミックワークショップで「よく完結しました」と言ってもらえて(なにせ4年くらい西紀市の物語描き切るのにかかってたし、「新しい愛の詩」はとことん迷走していたし)ものすごく嬉しかった、とか。それからP&R。

この本も、「新しい愛の詩」に続いてP&Rに載せてもらいました。嬉しかったー。RIMLANDの舞村さんのご厚意で急遽冬のコミティアに出店できた(私は1時間くらいしかいられず、以降は舞村さんが売り子をして下さっていた)のも良い思い出です。そして私が売り子をするよりよく売れていて、それも嬉しかった(^_^;)。

今見ると絵がまだ拙いなぁ~って思うのですが、逆に今こんな色っぽく描けないなぁとか思う絵もあったりして、安定してないとも言える絵ですが(笑)、良かったらこの機会に購読、再読してみてください。


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