「・・・ほとんど進んでないんじゃないですか?」
「い、いや、服の皺が描かれてるでしょ?」
実際は丸ペンで描くところ以外は人物のペン入れ終了しました。すこしでも早く終わるといいのですが。
今回、人物の主線はいつものようにタチカワの日本字ペンで描きました。
何故マイナーな日本字ペンを使っているかと言うと、筆圧が強い&不安定だからです。
筆圧が強いと、Gペンで強く押し付けすぎてしまう。そうすると炭がべたっとついて、乾きにくくなって、原稿を汚しやすいのです。
そして筆圧が不安定だと、強弱を生かしたくても、自分で強弱のコントロールが出来ず、太くしたくないところで太くなってしまったりします。
そんな訳でタチカワの日本字ペン。これは筆圧不安定でもあまり線の太さに影響が出ないし、多少の強弱は効くしで、お気に入りです。
しかし、最近不良品?に多く当たってしまい、3個パックのうち最初から割れていないのは1つだけだったりしました。他2本は描き始めから線が太すぎました。
そんなわけで、急きょ日光の日本字ペンを試したところ、割れてなかったのですが、強弱がタチカワよりつけられません。うーん、主線として使うにはちょっと困った。
そんなわけで上手く使えないタチカワのGペンを最後の方で使いました。
そしたら!以前より上手く使えるようになってました。インクをどばっと出さずに描けますし、強弱も前より付けられる。
日本字ペンで四苦八苦していたのがいい練習になったのかも知れません。
Gペンですらすら描ける姿って…なんというかいかにも「漫画家」で憧れるのですが、ちょっと近づいたかもしれません。
BGMは鈴木博文の「孔雀」。