現在は第1期取り壊し工事に入っている千里山団地ですが、昨年はちさと図書館で団地博覧会が開かれ、多様でアクセントに富んだ建物や“森の中の団地”と言われた緑彩など、その住環境風景の文化遺産を惜しむ声が聞かれました。
その記録としてDVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』が、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターの企画・制作により出版されました。千里山まちづくり協議会もそのDVDへの資料提供に協力をさせて頂いたことで、先日関係者から協議会へも一部が送付され、僕も16分余りの映像をじっくり見せて貰いました。
戦後の経済復興に伴う人口の都市集中化を背景に、日本の国民生活の洋風近代化の先駆けとして千里山団地を位置付け、丘陵地の開墾工事(URによる映像提供)から始まり半世紀を経て現在に至る団地の姿まで、懐かしくもあり新たな認識をもたらせてくれる記録でした。
※「さて、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターでは、なにわ・大阪の文化遺産の調査・研究を行っており、その一環として「吹田の文化遺産」に関する調査も進めております。この度、当センターの研究成果を学校や地域の方々に還元する一つの方法として、DVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』を制作し、吹田市内の小中学校宛てに副読本としてご送付申し上げました。」【案内文より】
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