長期滞米研究者ネットワーク

管理人たちの日記

License Agreement

2009年04月11日 | SE の日記
今から3年前、動物の感染症を血清診断するのに良い抗原の調製法を見つけました。それを元に知的所有権と特許を申請したのがその翌年。で、企業と共同研究を始めたのですが、一社目はうまくいかず、1年ほど前から二社目とその抗原を使った診断法の最適化などをしてきました。紆余曲折がありましたが、安定した結果がとれるようになったので企業側が商品化に乗り出すことになり、昨日ライセンス契約が大学とその企業間でかわされました。

これから農務省から認可をとって1年くらいで商品が出ればいいなと思っています。しばらくは抗原とその他の試薬を提供していくのでサービス契約をとりつけて諸経費を出してもらう予定です。ロイヤルティでお小遣いが入るのは再来年かな。

今は同じ方法が他の病気の診断にも使えるかテストしています。今日は Good Friday で休日ですが、出勤してその実験などしました。KE の方が良いデータを出すのがクヤシイ!同じ試薬で同じようにやってるんだけどな~。フシギだ。