1991年(平成3年)2月に登場した、三洋初の新基準機権利モノ「スーパースリー」(2回権利)。
大当たり確率1/190、2回目の権利時はデジタル確率が10倍アップ。高確率中はメインデジタルの色が赤から緑へと変わる。
盤面左の二桁デジタルに「33」か「77」が揃うと、中央上部の電チューが玉を1カウントするまで、或いは6秒間開放する。
電チューに拾われた玉はその下の3つ穴クルーンに入り、手前の穴に落ちれば大当たり。
入賞すれば、ほぼ大当りとなった高性能クルーン
振り分け率が高すぎるクルーンは、連続入賞によるパンクの危険性があった。電チューは一個入賞で閉じる仕様ではあったが、タイミング次第では2個玉が入る事もあったのだ。
パンクに対処する方法として、1回目の権利終了後の確率変動中は、常に保留玉を全灯させておく…という技があった。デジタルが緑色の時は内部が高確率になっているが、運悪くパンクさせるとデジタルが赤に戻ってしまう。こうなると通常確率に戻ってしまう訳だが、その場合でも、パンクした時点で保留玉が点灯している場合、その保留玉に限り1/19で大当り抽選が受けられるようになっていたのだ。
仕組まれた連チャン性などはなかったが、真新しい盤面に引き寄せられて良く座っていた一台である。
クルーンを使ってはいたが、ほぼ手前に入る仕組みだったので、実質的にはデジタルが揃えば大当たりとなった。
計2回の権利消化で4000発もの大量出玉を獲得できたのも、一発台が撤去されていた当時においては、非常に大きな魅力であった。