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ぬぐせよ第一話 内容その2

2008-03-10 08:09:44 | ぬぐせよ
続きです

#(イルゴンの夢?これが三途の川なのね…)
イルゴン「ちょっと、一緒に行きましょうよ!何でそんなに歩くの早いんだ?人がこんなに息を切らせてるっていうのに。…なんだ?水に入っていくのか? おい!だめだ!おい!戻って来い
(靴がぬげる)俺の靴!俺の靴!ダメだ!俺の靴!ダメだ!!」

#ヨンインの家。朝ごはん
イルゴン「さあ食べよう!朝ごはん食べると頭がよくなるんだぞ。ホントに。今日IQ計ってみろ、100に上がってるぞ」
ヨンインのお茶碗にキムチを乗っけて
ヨンイン「汚いなあ。人のお茶碗に勝手にのせないでよ。キムチは食べない。匂うじゃない」
イルゴン「匂いが何だよ。じゃあ、魚食べなさい。これ食べて100超えよう」
ヨンイン「自分で勝手に食べるから。私もう子供じゃないのよ」
イルゴン「俺の目には子供だよ。俺が年を取って棺桶に入っても、永遠にお前は子供だよ」
ヨンイン「誰が棺桶になんか入れてあげるって?海の真ん中にでも撒いちゃうわよ。永遠に私を訪ねてこれないように」
イルゴン「… 」
ヨンイン「どうしたの?怒った?何よ~。冗談じゃない」
イルゴン「おい、今日はお父さんが送っていってやるよ。帰るときは迎えにいってやるから、寒いから外で待ってないで、父さんが電話するまで教室で待ってろ」
ヨンイン「いいわよ。行きもいいし、帰りも来ないで」
イルゴン「変な夢見たからそうしてやるんだよ。父さんが送っていくし、帰りも迎えに行くよ」
ヨンイン「何の夢見たのよ」
イルゴン「夢で…靴をなくしたんだよ。本当に良くない夢だからな」
ヨンイン「どこが良くないのよ。どこかケガする夢?」
イルゴン「こいつ!…卵もたべなさい」

#(スンヒョ自宅。出勤しようと出てみると、車が…ない)
運転手「社長、こちらです。ブレーキに異常が生じまして、整備に預けました。不便かとは思いますが、今日だけ、こちらにお乗り下さい」


ヨンイン「朝から何がオートバイよ」
バイク便の格好で追いかけてくるイルゴン。
ヨンイン「ちょっと何よ。朝からもう、うるさいわね」
イルゴン「ほら、乗れ」
ヨンイン「このオートバイの方がよっぽど危なく見えるんですけど。どいて。遅れちゃうから」
結局無理矢理のせられ
ヨンイン「私はクイックサービスマンです?(制服の後ろの文字)」

そしてバイクはスンヒョの車の隣に。スモークかかった窓なので、ヨンインから中は見えませんが。だからといって。窓を鏡にして口紅ぬるな~

#スンヒョの社長室 
ヨ秘書「あの、キム会長がいらっしゃってます。申し訳ありません。ダメだと申し上げたんですが、手がつけられない状態で…」

スンヒョ「何のご用ですか?」
キム会長「一人静かに死のうと思ったんだが、悔しくて、恨めしくて、あなたが見てる前で死のうと思って来た。人の命を虫けらみたいに、座してやすやすと殺して、ほんの僅かな罪悪感もなしに生きて行くのはいくら考えても不公平だと思ったんでね」

そこで秘書に水もってこさせるスンヒョ。自分が飲むのかとおもったら、会長の前に。これで薬飲んで死ねと。

スンヒョ「あと10分くらいなら時間をさけます。飛行機の時間何時だ?」
ヨ秘書「えっ?12時の飛行機です」
スンヒョ「最後になさることを、お望み通りちゃんと見守って差し上げますから、早く終らせて下さい。業務に支障をきたしますので」
会長「おお、いいとも」
飲もうとするのを必死に止めるヨ秘書。スンヒョ、会長の目の前に薬を置いて。
スンヒョ「5日後にまたいらっしゃいますか?今日から日本に出張なものですから。それでは。お気をつけてお帰り下さい」

#会社の外に出ると、キム会長の会社の社員たち…多分…に卵をぶつけられます。
ユン理事「とりあえず、車に。ここは避難された方が。飛行機の時間もありますので」
スンヒョ、投げた人たちのところに歩いていって
スンヒョ「最後の給料は受け取りましたか?大した金額でもないでしょうが、今までご苦労様でした」
卵で汚れたコートを突きつけて
スンヒョ「現状復帰して返して下さい。100%現状復帰できなければ、卵3個分の対価は3ヶ月分の給料で支払ってもらわないといけないことになりますよ。それじゃ」

#車の中で
スンヒョ「ウェットティッシュ!」
ヨ秘書「全部お使いになりました。空港に到着し次第、シャワーを使えるように手配いたしました。もうすぐ到着しますので、しばらく、卵パックをしたつもりで楽に考えて下さい」
運転手「ぷっ。卵パック…」
ヨ秘書「他の人は、わざわざ頭に栄養剤つけたりするんですから…申し訳ありません」
皆が笑ってるのにブチ切れたスンヒョ、
スンヒョ「車止めろって言ってるだろ!」
運転手、ヨ秘書「はい?」
スンヒョ「二人とも降りろ!!」
ヨ秘書「社長~!不適切な行動、申し訳ありませんでした!乗せて下さい!社長~」
二人を置き去りにしてさて行くスンヒョ。
ヨ秘書「社長!すみません!車もないのに、こんなところに捨てられたら…」

ヨ秘書「何!ちょっと!おかしくなりそう。あんな格好で生臭い匂いぷんぷんさせながら苦虫かみつぶしたような顔して座ってるの見て、笑わない人がどこにいるっていうのよ。だからって、車も無い人を捨てて行く?もう~。事故でも起こしちまえ!」
言った途端、本当に事故が…

#イルゴンのお葬式(いつの間に死んだっ?→2話で出てきます^^)
式場利用料がいくら、食事がいくら、お棺がいくら、手伝いの人は一日~ウォンですけど必要ですか?とか、お葬式の費用の話を打ち合わせしているヨンイン。
ヨンイン「あの…お父さんに着せる服、どんなのにすればいいんですか?」
職員「いい物ですと、390万ウォンの安東麻製のものが一番いいんですが、3~40万ウォンの中国産のでもいいですし、一番安いのだと、15万ウォン。これにしましょう。どうせ亡くなった方にはいい物か悪いものかわかりませんから」

#お葬式の斎場で。警察の人?に事情を聞かされて
警察「大丈夫?」
ヨンイン「自殺だなんて…そんなはずはないです…うちのお父さんがどうして?」
警察「遺書が発見されました。受け入れるのは辛いでしょうが、自殺に間違いないようです。とりあえずお葬式が済んでから、警察に来てください」
ヨンドクとジスクも駆けつけます。
ヨンドク「ごめん、急いでタクシー乗ったんだけど、道がものすごく混んでて…」

#一方、イルゴンの霊はは病院で、自分が死んだってことにまだ気が付いてません。
周りの人々が自分に反応してくれなかったり、自分を突き抜けていってしまうことに不安を感じながら彷徨い歩いているうち、スンヒョの病室へ。
医者「できることは全てやりましたので、後はお待ち下さい」
ユン理事「意識が戻らないとおっしゃるのでしょうか?」
医者「大きな事故でしたから。今日明日が峠です。まだお若いですから希望を持ってお待ち下さい」
イルゴン「先生、私は…」(他の人には見えてないし、聞こえてません)

#そして、自分のお葬式会場で、泣いているヨンインの姿を見つけます。
イルゴン「私が死んだって…そんなはずがない…私は死んでない!死んでないんだ!!
ヨンイン!お父さんは死んでない!死んでないんだよ!!」

必死に叫んでも、その声は届くはずもなく…

#お父さんの祭壇の前で。自殺だとの話を思い出して
ヨンイン「どうやって復讐しようか。私も死んじゃおうか?私もお父さんの心をずたずたに引き裂いてやるわ。ずたずたに。残酷に!」
イルゴン「違うんだ、ヨンイン、お父さんは自殺じゃない!お父さんも今、何が何だか全然わからないんだかけど、これだけは確かだ。お父さんがお前をおいてどうして!本当に違うんだ!」
ヨンイン「こんなのってある?お父さんが私にどうしてこんなことできるのよ。私に、どうして?急に私にどうしてこんな仕打ちを?私、卒業しなきゃいけないのよ。大学にも行かなくちゃ。卒業式が終ったら、服を買いに行こうって行ったじゃない。靴も買って、バックも買ってくれるって言ったじゃない。~に行って冷麺も食べようって言ったじゃない。それなのに、これは何?何なのよ!」
イルゴン「わからない。お父さんも何が何だか全然わからない。怖いよ。お父さんも怖くて震えてるんだよ、ヨンイン」
ヨンイン「泣かないわ。全然悲しくないわ、私。お父さん死んだけど、死んじゃったけど、泣かないわ…お父さんのためになんか絶対泣かない…」
イルゴン「ごめん…ごめんヨンイン…」うう~

祭壇の前にまで押しかけてくる借金取りたち
借金取り1「お父さんも孤児。娘も孤児。大した葬式だな」
ヨンイン「弔問に来たのでなければ今日は帰って下さい」
借金取り1「行かないでと言われても行くよ。食べる料理はないか、持って行く香典はないか。お前、葬式をあげる金があるからここにこうしているんだろ」
ヨンイン「用件だけ言って早く帰って下さい」
借金取り1「用件は、家を空けろってことだよ。葬式が終り次第すぐ空けろ。口で言ってるうちに空けるんだぞ。行く所がなければ、俺が受け入れてやろうか?仕事もやって、愛もやって」
イルゴン、借金取りたちを殴り倒してるつもりが、霊だから何もできず…
借金取り1「お前、そんな服着てても可愛いなあ」
借金取り2「お前、社長とつきあうか?」


借金取り2「お前、シャンプー何使ってんだ?いい匂いだな」
そこに入ってきて、ヨンインを助けてくれたのは、謎の男、ジェハ。
ジェハ「後は葬式が終ってからにしましょう。警察を呼ぶ前に、消えて下さい。民事で静かに処理するものを、わざわざ刑事にするようなことをしないで」
借金取り2「社長、今日はこの辺で帰りましょう。時が時ですから」
借金取り1「見てろよ、こいつ」
ヨンイン「大丈夫ですか?」
ジェハ「あなたがケガするよりはずっといいです」
ヨンイン「どちら様…ですか?」

#霊安室。ヨンドクにつれられて、イルゴンの遺体に最後の挨拶をするヨンイン。
昨日、つけてあげられなかったばんそうこを貼ってあげて、泣き崩れます。

#三途の川。死神に連れられて歩いていくイルゴン
イルゴン「行けません。行きません。どうしても、このまま行けません。戻ります。戻らせて下さい!どうか私を戻らせて下さい!娘にしなきゃいけない話があるんです。絶対知らせなきゃいけないことがあるんです。一度だけ、一度だけでいいですから、娘に会わせて下さい。この通りです。私が悪かったんです。とにかく私が悪かったんです。先生!私が悪かったって言ってるじゃないですか!こいつ!俺の話きけよ!俺が悪かったって言ってるじゃないか!!」
そして、死神に背を向け、ヨンインの名前を呼びながら、もと来た方に走っていってしまうのでした。

#一方、スンヒョの病室では
医者「難しいと思います」
ユン理事「では、ずっと寝たきりで…」
医者「奇跡が起きない限りは、そうです」
ヨ秘書「永遠に目覚めないっておっしゃるんですか?永遠にそうやって、永遠に植物状態でただ寝ているだけだっておっしゃるんですか?」
…突然目覚めたスンヒョ…は完全にあの、冷徹な企業家スンヒョとは別人でした
うふふ♪よくし、うりケサン


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