SEKKEN=GO

故郷楽団ツアーのライブCD「玉置浩二LIVE旭川市公会堂」12月16日発売!!このアルバムめっちゃいい!

ムービーウィークから

2011-07-08 14:16:52 | 最高の愛


ムービーウィークの記事から、こんなんありました。
よく出てくる話が中心ですが、ちょこちょこと「そうだったん?」て話も。

その1


「最高の愛&プンサンゲ①」ユンゲサン、俳優になる前、僕はいなかった
ユン・ゲサンは劣等感の塊の極端主義者であった。
信じられないって? 彼が生きてきた人生を覗いて見れば頷けるだろう。
ユン・ゲサンは嘱望されたアイドル グループの メンバーとして活動し、
華やかなスポットライトをあびたが、その分、内面の影が深まる苦衷を抱いて20代の半分を送った。
最初から歌手になりたかったのでもないし、切実に望んだ夢でもなかったため、
歌手として生きるということ自体が自分自身を欺く原罪に違いなかった。
コンプレックスの開始だった。

彼が歌手になったのは‘ゴミ’のように生きた高校生活を清算し
“何でも習っておけ”と父が勧めたためだった。
いわゆる高校‘イルジン’(ちょっと名が知れた存在…ちょっとした不良みたいな感じ??)
として学校を牛耳ったユン・ゲサンは高校の時途方もない(?) 巨体だったために、
存在自体だけでも他の学生を威嚇する程カリスマがあふれた。
そして卒業と同時に龍山(ヨンサン)電子商店街に就職し、
独特のビジネス手腕で1ヶ月に月給200万ウォン程度を稼ぐ羽振りの良い生活を送る。

遊興を楽しみ、散財したのもこの時期だ。
息子のゆがんだ人生を見るに耐えなかった父はユン・ゲサンを
中央(チュンアン)大学校付属演技アカデミーに入学させ、彼に新しい道を提示する。
その時父の知人の1人であったIHQチョン・フンタク代表がユン・ゲサンに注目し、
自身が作るアイドル グループのメンバーとして迎え入れる。
その時が1997年. だが、IMFという外圧をむかえたチョン・フンタク代表は
“デビューを保留する”としてイルサンの小さいスタジオにメンバー達を置いて他のプロジェクトを進行する。
ユン・ゲサンの言葉によれば“気に入らない生活の開始”だった。

1年後他のチームと共にまたスタジオを訪ねたチョン・フンタク代表は(去ったと思った)メンバー達が自分を待っていて
“三日だけ待ってくれ”という答を残して助っ人救援投手を連れてくる。
パク・チニョンとの出会いだった。 それがgodの始まりとなったわけだ。
だがgod生活は容易でなかった。 ユン・ゲサンは
“歌手をするつもりはなかったが、メンバーらと共に耐えた1年の時間がとても大切で”チームに残留した。
だが、歌手として資質も能力もなかった彼には辛いな時期であった。
その時他のメンバーがユン・ゲサンを毎日二時間ずつ訓練させていなかったら、
多分彼のgod脱退はさらにはやかったかもしれない。

予想通り歌手としての人生は続かなかった。
彼は結局2004年godを公式に脱退し、‘裏切り者’というファンたちの批判を受け、辛い歳月を送った。
歌手から俳優に転向し、違う道を歩いたが、世間の刺すような眼差しは苦しかった。
まるで終わりの見えないトンネルのようだった。
そうするうちにピョン・ヨンジュ監督の<バレエ教習所>(2004)に出会った。
‘ああ! これだ’と思った。 “生涯やりたいと思うものもなかったし、
何をすべきかも分からなかった自分が、本当に望むものに出会った”
とユン・ゲサンは話す。 彼があれほど演技に執着する理由がはじめて理解できかけた。


その2

「最高の愛&プンサンゲ②」ユン・ゲサン、“高校時代‘王’として君臨?”


#中学2年、最大の屈辱

中学2年の冬休み、運動場で一人でバスケットボールして、
うっかりして体格のいい子にボールをぶつけたことがある。
その時その子にひどく殴られた。 自分の顔だとわからなくなるほど殴られた。
しかし、殴られたことよりさらに衝撃だったのが、新学期が始まって学校に行ってみると、
僕を殴った生徒が下級生の名札をつけていたのだ。
とても恥ずかしくて頭を上げることもできなかった。
中学3年の時は一年中その子の視線を避けて隠れて過ごした。
それ程で内省的な子供であった。
空想がちな、好奇心の強い子供。
‘神は本当にいるのだろうか?’ ‘宇宙はどのようにできたのだろうか?’
などと考えながら学生時代を送った。

#高校時代‘王’として君臨?

今は細いが、高校の時は体重が80キロを越えていた。
その上無口で他の子供たちと親しくも過ごせなかった。
多分図体も大きくて、顔も怖くて、皆が僕を恐れたのだろう。
工業高校に通っていたが、その時はクラスでケンカもよく起こっていた。
ある時、僕の隣に座ったあるヒョンが、僕をみて、こう言った。
“おい、おまえの助けが必要みたいだ”
そのヒョンは1年遅く入学してきて僕より一つ年上だった。
実は僕はケンカも得意な方ではなかったのだが、中学の時にあった‘バスケ事件’のために
1年間隠れて過ごしたのが悔しかったようで、 その劣等感を爆発させる絶好の機会と考えていたようだ。
それでケンカに加わったが、意外にケンカがあっさり終わった。
しかし、可笑しかったのは、僕が主導してケンカをしたと話が流れたことだ。
その日以降、皆が僕を‘イルジン’と言うようになったんだ。(笑)

#疾風怒涛の時期

高校2年の時学校では問題児だと睨まれていた。
その時母が学校に呼ばれたが、少女みたいに、母が先生の前で泣くんだ。
その姿を見て‘ああ、僕がいけないんだな。 こうしてちゃいけない’と思った。
その日以後、友人達に“これ以上は遊ばない”と言い、高3の時から本格的に就職準備を始めた。
しかし、ある日私たちのクラス子供たちが違うクラスの学生らに殴られた話を聞いた。
結局ケンカが起きて、他のクラスの子たちに集団で殴られた。
その時殴られて左側鼓膜が破裂した。 今でも左側の耳はよく聞こえない。
その後龍山(ヨンサン)電子商店街に就職することになった。
1年ほど仕事をしてお金をかなり稼いだ。
一日稼いで一日で使う生活を繰り返し、父に‘ゴミ’扱いまでされた。
結局父が中央(チュンアン)大学校付属演技アカデミーに僕を入れて、そこでひとまず何でも習えと言った。
しかし、その時僕は歌手にも芸能人にも何もなりたくなかった。

# ‘god’という見慣れない世界

ある日(パク)チニョン兄がこう言った。“君はただ一生懸命にだけやっていろ”
しかしその言葉が“君はゴミよりダメだ”と言われたように聞こえた。
他のメンバーは皆歌手が夢であったし能力もあったが、
正直僕は夢でもなかったし能力もなかったからそう聞こえたのだと思う。
自尊心がとても傷ついた。 ある日歌のテストをしていて卒倒したことがある。
その時世界で感じられる最も激しい興奮状態を経験したようだ。
二時間後に目覚めてみるとメンバーが私の腕と脚をもんでいた。
チニョン兄も申し訳ながった。 私が劣等感も大きく、心も弱いことをその時知ることになったから。
その後、歌もうまく歌えず、踊りも上手く踊れなかったが
どうにかしてgodの役に立ちたかった。
それで工業高校出身の専攻を生かしてエンジニアのヒョンに技術を習って
アルバム制作の時、技術的な部分をたくさん手伝った。
godの 1集アルバムを見ると、エンジニアの所に‘ユン・ゲサン’という名前が書いてある。
そうやって7年を歌手として活動し、劣等感はどれほどのものであったか。
結局2003年に内部的には脱退の意思を示し、2004年にgodから出た。

その3
[最高の愛&プンサンゲ犬③]ユン・ゲサン、“‘最高の愛’、最高の妥協?”


#彷徨の末、演技に出会う

途方もない劣等感を抱いたまま歌手活動をしたので何とかしてそこから抜け出すのが重要だった。
しかしグループを脱退した後もコンプレックスを抱いて暮らさなければならなかった。
人々が最初はひどく悪く言った。
‘君は俳優をしようとしてパク・チニョンの所にいたのか’というような話がとんだ。
だから<最高の愛>でのク・エジョン(コン・ヒョジン)の立場を理解することができる。
芸能人として生きるのがつらいのは、悪く言われたからではなく、
自分のために周囲の人々にまで被害が及ぶためだ。僕も、我慢できなくなるくらいまでいった。
その時は‘二度と芸能人はやらない’と思った。
料理を習うとか、他の何かを習うとか、新しく始めようと思った。
そうしているうち<バレエ教習所>という作品に会った。 その時初めて自分の才能を発見した。
ものすごく泣いた。 私一人で何かができるということを初めて知った。
だからこれをどうして捨てられようか?

#ユン・ゲサン、俳優を習う

僕は演技を正式に習ったことがないから即興の演技は苦手だ。
だから、ある場面が理解できないときは、不安でどうしようもない。
<トリプル>(2009)というドラマをしてから‘ユン・ゲサン’らしい演技をしたようだ。リラックスして自然だった。
<執行者>(2009)もとても良かった。 演技について本当にたくさん考えながら熱望を育てる時だったから。
その映画の最後のシーンを撮る時、どうしても感情が出てこなかった。
チェ・ジノ監督に“ビールを一杯だけ飲んで演技をする”と言ったあと、
アドリブでしたことを思い出す。
多分<執行者>が本当に演技の味を味あわせてくれた作品ではないかと思う。
最後の場面を撮って、‘僕はどうやって演技をしたんだろう?’と自ら問うほどだったから。
それは演技ではなく、そのまま僕の感情だった。 それが‘本当の演技’だと思う。

# <最高の愛>、最高の妥協?

ドラマは考えなしにするものではないということを、<どなたですか?>(2008)を通じて悟った。
映画とは呼吸からして違う。
即興的な演技を要求するから僕のように時間をかけて考える人にはうまく合わないようだ。
だからドラマはやりたくなかった。
だが生きていくためには映画だけするというわけにはいかないのではないか?
<最高の愛>のユン・ピルジュがこんなに愛されるとは思わなかった。
こういう経験も本当に必要なようだ。僕には現実との妥協だったのだろう。
<最高の愛>に出会ったのは最高の幸運だった。

# <プンサンゲ>というターニングポイント

演技者としての自分のカラーを探していく過程で<豊山犬>に出会った。
実際、俳優が<最高の愛>のような大ヒットしたドラマに出会えば人気は得られるが、それが長続きはしないようだ。
結局俳優はフィルモグラフィーで話さなければならないと信じている。
<豊山犬>は俳優として成長するステップになるという確信があったし、自分のカラーを表せるという気がした。
‘落ち着いて粘り強い’演技をしたいという欲があったが、
そのような欲望を思う存分注ぐことができる作品だった。


godの時の話、抜けた時の話…
過去の話として話せるようになったんですねえ。しみじみ。
今回のヒットをきっかけに、一直線にうまくいってくれるといいんですけどね
なかなかそうもいかないかな
って、今までの習慣でなんとなく楽観的になれなかったりして


関係無いけど、いつの間にか、マートンが4番になってた…まじ?
 ほんとに関係無い  

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
^^ (ナウシカ)
2011-07-08 15:53:43
長文インタビューありがとうございます。

godの時の話今まではタブーみたいになって
いましたが、本当に素直な気持ちを感じます。

何時かは、何時かは、ドラマもヒットすると
信じてはいましたが、もし今回もダメならと
心配していましたが、ヒットして嬉しいです。

今度のシットコムがどうなるのか~
必ずヒットしてと、祈っています!
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しみじみ~ (みそ)
2011-07-08 18:05:14
長編記事ありがとうございます¥^^
改めて丁寧に語るあの時代のこと、妙にしみじみ読みました。
個人的に、今なんとなく思うんですが・・
最高の愛がヒットして本当に良かったのはもちろんだけど
同時に、ちょうど今、豊山犬のような、
”演技”で勝負の作品があってホントによかった・・、と。
最高の愛だけでは、やっぱりね。
豊山犬だけでも、こうはいかなかったかもだし・・。
コンプレックスと表裏一体のプライド持ってるケサン君。
彼自身の達成感を満たすのは、ファンの数や
花束や、観客の数だけでなくって、えっとえっと・・・^^:
だから超人気アイドルグループ辞められたのかな・・。
あれれ、何言ってるんだろう??
ついついケサン君につられて熱くなりました^^;(熱いぜ私、暑いから^^;)
映画、ドラマ、どちらの仕事も上手に自分の糧にして
良い姿見せて欲しいです~~
やっぱり結局ハイキック楽しみ、あはは。(
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ヒットするって (イク)
2011-07-08 19:02:35
すごいですね~

口がなめらかになったり メディアで
取り上げられたり。

出るもの全部ヒットは無理でも 3・4作品に
1つはヒットすればな~って
欲張りでしょうか

演技に出会ってくれて 良かった。
でないと こうして応援出来なかったですよね。

もう少し肩の力を抜けば と思うけど
この姿勢がケサン君なんでしょうね~
自分自身を捧げられる演技 してほしいです。
ついでに ヒットも
返信する
マートンまた4番だ (焼酎派)
2011-07-09 20:55:19
ナウシカさん♪
godやってた時間と、その後の時間が同じぐらいになって
アイドルって年でもなくなって
世の中の色んな状況も変わって
今になってゆっくり振り返れる所もあるんでしょうね~

どうせヒットするなら、このドラマでなくて
ちゃんと主役でブレイクして欲しかったけど
ま、それはこれからですかね

みそさん♪
ほんと、ピルジュ先生だけじゃあ、
「ちょっと違うだろ…」って感じだし
プンサンゲだけじゃ、映画もヒットしなかったかもだし
いいタイミングでしたね!
そういうのも含めて、本人の努力とは必ずしも関係なく、
何か大きな流れみたいなのがあるんだろうなあ~
いやいや。ハイキックですっごいブレイクしちゃったらどうしましょー

イクさん♪
うんうん。すごいことだと思います
そうそう、毎回ヒットでなくても
バントでも四球でも…って四球じゃ困るか
3,4回に一回くらいツーベースくらい決めてくれたら
って、やっぱり欲張りかな

そうですね。ケサンくんが演技に出会ってくれてなければ
私がケサン君に、いや、この世界に
足を踏み入れることは絶対になかったでしょう
この世界からは脱落しかけてますが
ケサンくんの姿はずーっと見ていきたいです
返信する
いまさら^^?マートン? (myon)
2011-07-11 10:05:43
またまた、こんなこと素直にしゃべったのかなあ?
 もうGodを卒業したなら、こんなむかしの話しなくてもいいのにと
今のガンバッテルけさん君で大丈夫なのにな~と

単に、こんな過去はほんとのファンだけがしってることにしたいだけなんです^^^^ってか
返信する
あははっ (焼酎派)
2011-07-11 22:21:46
myonさん♪
すみません。しょーもない呟きを

ほんと、昔の事なんか言わなくていいんですけどね
でも、何気にケサンくん、しゃべりたがりではないかと睨んでいます
「話しちゃいけない」って事情さえなければ言いたいのかも
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