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故郷楽団ツアーのライブCD「玉置浩二LIVE旭川市公会堂」12月16日発売!!このアルバムめっちゃいい!

ぬぐせよ第15話 内容その2

2008-04-26 20:58:42 | ぬぐせよ
#スンヒョのケガを手当て中の二人。ヨンインの手が止まってます。
ヨンイン「そうしたら、お父さんの絵は、今、Uギャラリーにあるんですね」
スンヒョ「多分」
ヨンイン「本当におじさんが…本当に理事のおじさんが…これを全部…前から全部…ちがいますよ…何かの間違いですよ。ちがいますよ。そんなはずがありませんよ。おじさんがそんなはず…話にならないわ。そうじゃないですか。そんなの本当に話しにならないわ…お父さんの再捜査もおじさんが出してくれたのに」
スンヒョ「お前が知らなきゃいけないことは、まだある。私に関する話だ…ごめん。今度にするよ。後で…そうだ。後でするよ。今はとてもできない…」

カメの水槽の前に並んで、二人…
ヨンイン「この子たち、名前は何ですか?」
スンヒョ「ないよ、そんなもの」
ヨンイン「ダメよ、そんなの。どうして一緒に住んでるのに、名前もつけないでいられるんですか?」
スンヒョ「呼ぶこともないのに、どうして名前をつけるんだ」
ヨンイン「名前が無いから呼ばないんでしょ。今つけましょう。何がいいかな」
スンヒョ「知らない。そんなものは」
ヨンイン「じゃあ、私がつけてもいいですか?」
スンヒョ「勝手にしろ。どうせつけるんだろ。お前の好きなように」
ヨンイン「そうね…この子がスンヒョ、この子がヨンイン。どうですか?」
スンヒョ「狂ったか?おい、お前、カメを呼ぶふりをして、毎日、「スンヒョや、スンヒョや」って呼び捨てにするつもりだろ」
ヨンイン「そんなんじゃないですよ~。ただ、それがいいかなと思って。そうしたら…この子がレオン、この子がマチルダにしましょうか?だめだ。レオンは死んじゃうから。名前一つでそんな悲しい運命を担わせるわけにはいかないわ。甲羅だけでも重たい子たちなのに。そうしたら…この子がサッカーボール、この子が奇跡にしましょ。私たちのように、この子たちもずっとずっと、ハッピーエンドでいられるように」
見つめるスンヒョ
ヨンイン「あの…そんなふうに見つめないで下さい。おじさんがそんな風に見るたびに、私の心がびくっと縮まっちゃうんです。なぜだかすごく不安になって…いっそ睨んで下さいよ。その方が慣れてて楽ですから」
そして…   

#ジェハを訪ねるヨンイン
ヨンイン「入ってもいいですか?」
ジェハ「どうぞ」
ヨンイン「確認することがあって来たんです」
ジェハ「…」
ヨンイン「お父さんの絵、おじさんが持ってるんですか?絵のために、私に接近したんですか?絵のために、私にあんなによくしてくれたんですか?私のために笑ってくれて、私の話を聞いてくれて、病気の私を病院に連れて行ってくれて、家のない私をおじさんの家に置いてくれて、それが皆、全部皆絵のためだったんですか?」
ジェハ「…」
ヨンイン「絵のために…うちのお父さんを…答えて下さい。早く答えて下さい。違うって。そんなことないって。早く答えて下さい、おじさん」
ジェハ「ヨンイン…俺は…あのさ…ヨン…ああ。俺がそうした。俺がお前に…俺がお前にそうした」
ヨンイン「お父さんの絵がいくらですって?200億ですって?300億ですって?持って行って下さい。おじさんが全部持って行って下さい。私はそんなお金必要ありませんから。おじさんが全部持って行って下さい。お父さんの絵はおじさんが持って、私にはお父さんを返して下さい。お父さんを生きかえらせて下さい。私はお父さんに会いたいんです。私は絵じゃなくてうちのお父さんに会いたいんです。そんなお金は必要ないから、可哀想なお父さんを生き返らせて下さい。お父さんに言えなかった言葉があるんです。お父さんにしてあげられなかったことが、たくさんあるんです。お父さんとやりたかった事がたくさんあるんです。でも、出来ないじゃないですか…もう…何も…何もできないじゃないですか…もう…」

#スンヒョの社長室
スンヒョ「息子さんのことでいらっしゃったとか。チェ・チョルスさん。犯罪事実を立証するタバコの吸殻でも持ってきていただけましたか。そうでなければ、私は、チェ・チョルスさんとする話はありませんのでお帰りいただけますか?」
タバコの吸殻を出すチョルス
チョルス「これでいいか?これでこの父と、話をしてくれるか?何の話からしようか?好きな女性がいると言ったな。何をしている女性だ?何歳だ?可愛いか?結婚…していると思った。家庭を持って、仲睦まじく幸せに暮らしているだろう、優しい女性にあって、暖かいご飯を食べながら、お前の子供たちの可愛い仕草を見ながら…そうやって、平凡に、暖かく、幸せに暮らしているだろう、と思っていた。可哀想に。どうしてここまで一人なんだ。どうしてまだ一人なんだ。こいつ。それが辛いよ、父は。それが涙が出るよ、父は」
スンヒョ「用件は済んだようですので、お帰り下さい」
チョルス「スンヒョや。父も、忘れようと、忘れてしまおうとして、一日が長くて大酒を飲んで…それが…酒を飲むたびにお前のことが浮かんでくるんだ。それが地獄でもあり、天国でもあった」
スンヒョ「出て下さい。出て下さいと言っているじゃないですか!」
タバコの吸殻を見て
チョルス「私のだ。私が吸ったタバコだ。遺伝子だか何だか。お前と一致したように、こいつとも一致するんじゃないのか?」
…いや…そういうことではないと思う…
チョルス「私が入る。あのバカの代わりに私が刑務所に入るよ。スンヒョや」

#鳴らない携帯を前に、ヨ秘書
ヨ秘書「何、あの子。どうして電話をかけてこないのよ、イライラするわね!私がかける?あひゅー。私にもプライドがあるわ。30代のキャリアウーマンが20代の青年失業者に最初に電話をかけて会おうなんて言えるはずないじゃない。悪いヤツめ。どうして電話かけて
こないのよ~!」
鳴ってるのは受付の電話 Uギャラリーのシン・ジェハ室長がいらっしゃいました~

#スンヒョの社長室では
スンヒョ「絵、必ずまた探して、娘さんのところに行くように努力してみます。犯罪の事実が確認できれば、法的効力も無効になるかもしれません」
イルゴン「そんなに必死になることはない。お前がそんなに人情に厚い人間だったか?お前の頭が爆発しそうなのは皆わかってる。もう悩むな。お前に何か言う人間は誰もいないから。私も私だが、お前のお父さんもちょっと…」
ヨ秘書(インターホン)「社長。Uギャラリーのシン・ジェハ理事がロビーへいらしているそうです」
スンヒョ「通せ」
イルゴン「どうしてまた。あいつが何故?」
スンヒョ「取引しに来たんでしょう。多分」
イルゴン「取引?何の?」
ジェハ登場
スンヒョ「予想より、動きが早いですね。ソン画伯の作品はどうですか?こうやって奪われるとわかっていれば、もっと見ておくんだった」
ジェハ「要点だけ話しましょう。お互い、泥仕合だけは避けたらどうかと思いましてね」
スンヒョ「盗聴に誘拐に車両略奪。もう泥仕合は始まっているようですがね」
ジェハ「窃盗はどうして抜いたんですか?窃盗が今回の泥仕合の核心だと思いますが。ブルースターの社長が、数百億の絵の窃盗事件の背後にいると世間に知れたら、ブルースターの株価はどうなりますか?捜査をやめてください。やってみた所で、私は最悪で執行猶予程度でしょうが、チャ社長の弟は過失致死あるいは未必の故意による殺人罪で実刑は免れないでしょう。それも、他でもない、兄の手によってね。全部途中でやめて…そうしたらヨンインはどうなりますか。ヨンインの苦痛は、私の件一つだけで十分です。私が与えた背信感と傷だけでも、ヨンインは今十分に辛いはずです。知らせないでおけたら…知らせないでおければと思います。あなたと私が繰り広げることになる泥仕合で、結局一番傷つくのはヨンインではないかと思いますから。私は守れなかったけれど、あなたにはまだ機会があるようですから」

#自分から、イルゴンのとなり、会社の階段に座り込むスンヒョ
イルゴン「後悔…してる。戻ってきたことを。来なければよかった。そのまま去っていれば、お前も苦しまなかったし、ヨンインの苦しみもマシだったろうし、ただ、ダメな父親ってだけで済んだのに。むやみに来てしまって、みんな辛くさせただけで、うちのヨンインの心を苦しめただけで。お前もお前なりに苦しめて。何一つ解決できないで、耐えられないような重荷ばかり残して、そのまま去ると考えると、息がつまって死んでしまいそうだ」
スンヒョ「もう死んでいますから、その点だけは安心して下さい」
イルゴン「それも冗談か?」
スンヒョ「いいえ。真面目な話です。冗談のようにユーモラスでしたか?」
イルゴン「もういいよ、こいつ」
スンヒョ「来てくださって、嬉しいです、私は。お会いできて、よかったです、私は」
イルゴン「本心か?…お前。チャ・スンヒョ、こいつ…」
スンヒョ「ソン・ヨンインに会えたじゃないですか。お陰で」
イルゴン「え?こいつ…」

#そして、ヨンエさんも
ヨンエ「会ったら、何をしようって言おう?どこに行こうって言おう?あの人じゃなかったらどうしよう。どうしたら、チャ・スンヒョ、あの人がイルゴンさんになるのかしら。いつ?どうやって?」
スンヒョが出てきます
ヨンエ「イルゴンさん!」
タクシーに乗って、スンヒョの車を追いかけます。

#スンヒョは車の中で
スンヒョ「おい、ビ運転手」
運転手「はい、社長」
スンヒョ「私は今から、独り言を言うから」
運転手「はい。そうしてください」
スンヒョ「気にしないで、安全運転してください」
運転手「はい。社長。社長も、私を気にしないで、思う存分独り言を言って下さい」
スンヒョ「ありがとう」
運転手「ありがとうだなんて、独り言おっしゃるのに」
…この人もいい味出してるよなあ…
スンヒョ「娘さんにはどうして言わないんですか?娘さんに会いに来てるってこと」
イルゴン「去らなきゃいけないから。また」
スンヒョ「それでも、知ったら泣いたりわめいたり大騒ぎして喜ぶでしょうに」
イルゴン「同じ悲しみを二度も味あわせたくない。…シン・ジェハが言ってたこと、考えてみろ、真剣に」
スンヒョ「え?」
イルゴン「私も考えてみるから。真剣に。…お前をうちの娘の側に置いておくのがいいのか、遠くに追い払うのがいいのか」
スンヒョ「…」
イルゴン「こいつ、私の許可なく一歩たりとも、今いるところより近づきも、離れもするなよ」

#そして、コンビニの前へ。
この仕草は、イルゴン入りですね^^
スンヒョ「全く。誰に似てあんなに優しいんだか」
ヨンエ「誰にって、あなたにそっくりじゃないですか」
スンヒョ「ヨンエさん…」
ヨンエ「何?イルゴンさん…チャ・スンヒョさんの顔じゃなくて、私、イルゴンさんの顔が見たいんです。チャ・スンヒョって人じゃなくて、イルゴンさんに会うことはできないんですか?ほんの一回だけでもいいから。一分一秒が惜しいでしょうし、私より、ヨンインとよりたくさんの時間を過ごしたいでしょうから、もう、そんなに時間は奪いません。私とコーヒー一杯飲む時間くらいなら大丈夫でしょ?」
通りで立ったままコーヒーを飲む二人
ヨンエ「いつまで…ここにいるんですか?」
スンヒョ「長くはいられないんです。ヨンインが店終わって…」
ヨンエ「今日じゃなくて。いつ、行ってしまうんですか?前のときみたいに、そのまま、私が知らないうちに、いつの間にか行ってしまうような事にはしたくないんです。そんな風に何も出来ずに送るわけにはいかないんです、私。言って下さい。そうでないと、私に何ができるのか、私たちに何ができるのか、計画を立てられないから。49日…だと聞いたんですが、そうなんですか?」
そうなんですね~
ヨンエ「そうしたら、私たち、まだ、時間が全然ないわけじゃないんですね。そうでしょ?」
スンヒョ「わかりません。チャ・スンヒョによって変わってくるんですって。私の時間は」
ヨンエ「…」

#コンビニの中から二人の様子を見てるヨンイン
「お父さんが来たみたい。あなたが心配で、あなたに会いたくて、チャ・スンヒョって人として、彼の体を借りて、戻ってきたみたい」って言ってたヨンインのセリフを思い出して
ヨンイン「おかしくなった?本当に。今までその荒唐無稽な考えを捨てずに…いえ、おばさんはそうだとして、そうよ、そういうことにしましょ。でも狂男おじさんはどうしてああなの?あのおばさんに、ぴったりくっついて、何にこにこ笑ってるのよ。気に障るわね」

そして、ヨンエの見てる前で♪

さてさて。まとめに入ってきてますが…一回増えた分、何かまたプチ展開あるかな~

ちょうど来週の放送日から韓国に行ってきます♪
テレビ画面で見られるかな?ちょっと楽しみです
訳は帰ってきてからアップしますね。遅くなりますが、ごめんなさい~

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4 コメント

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指が綺麗 (ナウシカ)
2008-04-27 21:03:05
焼酎派さん

15話UPありがとうございます

毎回どんどん面白くなって行きますね
15話は又ドッキリシーンが2度もあり
何度もくりかえしてみています。
沢山な見所があるのですが、救急箱を開ける
ケサンくんの指使いの美しさにうっとり
している私です
どのような最終回かわくわくどきどき
していま~す

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初めまして^^ (m)
2008-04-27 22:35:17
1話から詳しい内容をUPして頂き
ありがとうございます

ケサン君主演なので見始めたこのドラマ
笑いあり涙あり恋愛あり、他の出演者も楽しめて
ほんとうにおもしろいです

これも焼酎派さんのおかげです^^
初めてで最後の書き込みですがお礼が言いたくて
ありがとうございます

韓国、ケサン君楽しんできてください
返信する
逢えて嬉しかった・・・ (みそ)
2008-04-27 23:04:34
焼酎派さま いつもありがとうとざいます
焼酎さまの翻訳ほんとにほんとに綺麗な文章で、
もう画面を見ずとも(何度も見たから覚えちゃった?)
文章を読んでいるだけで、涙が止まらなくなる私です奇跡スンヒョも、サッカーボールヨンインも、
そして幽霊イルゴンも、みんな本当に大切なものに
気づいていくんですね・・
「来て下さってよかったです。逢えて嬉しかった」
私にも、大切なもの教えてくれるケサン君。うぅ~私も伝えたい!
「ケサン君、来て下さってよかったです。逢えて嬉しかった」(過去形?)
いえいえ”トマンナヨ!”って言ったから...去年のファンミで
「約束」・・・
最終週も焼酎派さまの翻訳"ゆっくり"お待ちしています
よい旅になりますように...

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ああ~ (焼酎派)
2008-04-28 23:00:10
ナウシカさん♪
ケサンくんの綺麗な手には定評がありますよね~
この指が…いいなあ…ふう
ますます面白く、切なくなってきたところで
ほんと、来週どんなラストになるんでしょう
所々悲しい気配を漂わせてるのは、ただの引っ掛けで
ハッピーエンド!切に期待します

mさん♪
はじめまして!うりブログへようこそ
ほんと、このドラマ、話もいいし、感動するし
まわりのメンバーもいいですよね~
初めてで最後なんておっしゃらずに、
気が向いたらまた時々遊びに来てくださると嬉しいです

みそさん♪
「来て下さってよかったです。逢えて嬉しかった」
ほんと良かったですよね~
あのスンヒョがこんな事言えるようになっちゃうんですから…
このドラマでしか会えない、スンヒョって人物も
いわば幽霊イルゴンみたいな存在なんでしょうけど
ほんと、「会えてよかった」
そして、ケサンくんはきっとまた
みそさんも、是非、ケサンくんに伝えて下さい
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