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ぬぐせよ第一話 内容 その1

2008-03-10 08:10:12 | ぬぐせよ
順番が逆ですが、第一話の大雑把な内容を
今回もかなりアバウトな訳ですので、誤訳、内容間違いはご容赦下さいませ~
お父さんが死んじゃった後の話を効果的にするためとはわかっていても
ヨンイン、かなりキツイこといってるので、ちょっと辛くなりました…あはは
長くなっちゃったので、その1とその2にわけています


#教室でおしゃべりをしているヨンインと友達のジスク。
ヨンインは窓の外に、自分を探している借金取りを見つけます。
ジスク「誰?」
ヨンイン「うちのお父さんの死神」
ジスク「死…神?」
ヨンイン「先に帰るね!」逃げるヨンイン。

#スンヒョ、社長室
スンヒョ「人間て変なものでしょ。雪が降ったといっては窓を開けて、電話して会う約束をして、喜んでおいて、次の日の朝になると、喜んでいたのが嘘みたいに、車が込むと言って腹を立てる。同じ雪なのにずるい話です。信じるに足りませんね」
キム会長「何が」
スンヒョ「心です。人間の心」
スンヒョ「そろそろサインしてください。三日前と同じ契約書です。これで助かったととても喜んでらっしゃたのと」
キム会長「チャ社長、経営権でしたら、私は100回でも放棄します。あなたが経営して軌道に乗ったら高く売ればいいじゃないですか。どうか、会社をなくすのだけはやめて下さい」
スンヒョ「新都市開発計画があるんですよ」
キム会長「新都市開発計画?」
スンヒョ「会長の工場の敷地が重要なんです」
キム会長「それじゃ、最初から私の会社を掘削機でバラバラにしてしまうつもりで!こいつ!」
スンヒョに掴みかかるキム会長。
キム会長「こいつ、金のためなら死人の骨髄まで引き抜くってのか!」
鼻毛が気になって仕方ないスンヒョ。鼻毛が嫌で目を瞑ると…
キム会長「目をあけろ、こいつ。急に目を瞑るところをみると、それでも少しは良心があって顔を見られないようだな」
スンヒョ「やめて下さい」
キム会長「やめて下さいだと?ゆうゆうと座ったまま1300人のメシの種を奪って路頭に迷わせておいて、目を瞑って、やめて下さいだと?この野郎!お前、それでも人間か?…」
 会長を払いのけるスンヒョ。
スンヒョ「10分差し上げます。10分でサインして頂けなければ、銀行に小切手支給の提示をいたします」

#借金取りに追いかけられるヨンイン。目の前に突きつけられたのは「身体放棄書」
借金取り1「入学おめでとう。漫画アニメーション学科だって?漫画、いいねえ」
借金取り2「大学の入学金って、最近はどうしてこんなに高いんだろうねえ」
借金取り1「あんたの入学金でももらっていくかな。どうしようもないあんたのお父さんだけどねえ」
ヨンイン「どうして私にそんな話をするんですか?お父さんにして下さい」
借金取り1「お父さんにはもうたっぷりしたんだよ。今度はあんたと話そうとね」
ヨンイン「私の何が欲しいっていうんですか?私の目?肝臓?一体何を切り取って行こうっていうのよ?」
借金取り1「切り取るだなんて。丸ごとだよ。その方が金になるからな。きれいに成長したなあ。早く制服脱がないとなあ、うん?」
借金取り2「これ使ってそこにサインしろ。こんな可愛い顔して、もっといい家に生まれてたらよかったのになあ。…ああ、寒い、さっさとやって行こうぜ」
ジスクが友達を連れてやってきます。
借金取り「さっさとサインしろ!」
ジスク「身体…放棄書?」
ヨンイン「そんなにスピード出して…車椅子滑るよ」
ジスク「人の心配してる場合?警察呼ぼうか?警察!」
ヨンイン「今日はその必要は無いと思うわ。(借金取りに)そうでしょ?
   …サイン、しましょうか?
  債務者又は関係者に恐怖心や不安感を起こさせる金融関係者は三年以下の懲役又は3000万ウォン以下の罰金。皆が受験勉強してるときに、私はこういう勉強してたんだから。どうしようもないお父さんと。
みんなっ!(携帯の写真構えて)警察に訴えるには確かな証拠が必要だからね!撮って!撮って!」

#ダンスホール?で彼女と踊ってるイルゴン
ヨンエ「ヨンインとはまだそうなの?」
イルゴン「いつもそうだよ。何か言おうとすると『知らないなら黙ってて』知らないから聞くと、『お父さんは知らなくていい』と、こうだよ」
ヨンエ「私のせいでしょ。二人の仲が悪くなっちゃったの」
イルゴン「違うよ、そんなことない。ヨンエさんのせいだなんて。僕のせいですよ。元々、人間的に言って色々ダメな父親だから」
ヨンエ「うそ」
イルゴン「うそじゃないですよ」
ヨンエ「うそだってっば」

#(スンヒョの事務室)
「明日銀行が開き次第、支払いの提示をして下さい。老人を監獄に送るつもりはありませんから、あきらめてサインするでしょう。はい…。…時間を与えないで早急に処理してください。デモ隊ですか?警察を投入して整理してしまって下さい。同じ話を二回もさせないで下さい」

書類に髪の毛が挟まってて、ピンセットで取り除くスンヒョ

ヨ秘書「お腹がすいてらっしゃるのではないかと思いまして、準備いたしました。コーヒーはメキシコ産の~コーヒーですがよろしいでしょうか?
スンヒョ「これ、そちらの髪の毛みたいなんだけど」
ヨ秘書「はい?」
スンヒョ「社内で髪を解かないようにと、特に私の部屋ではこんなものが目に触れないようにと言っておいたはずだが」
ヨ秘書「私のではないかも…」
スンヒョ「抜いてみろ!ヨ秘書の髪!これと同じかどうか検査を依頼するから!」
ヨ秘書「申し訳ありませんでした。次回からは決してこんなことが無いように致します」
スンヒョ「それから、ペンはいつも、黒、銀、赤、と順番通りに整理しろ!頭が悪いならメモを取れ!そうすればミスもしなくなるだろう。あなたのミスのために、私の時間、私の神経を使わせるな。出ていけ」
ヨ秘書「これは…」
スンヒョ「出て行けと言ったんだが」
ヨ秘書(ケーキ下げながら、思い切って振り返り)あの、社長、私もお願いがあるんですが。今後、お呼びになるときは名前で呼んで頂ければと思います。そちら、そちらって聞くのは嫌なものですから」
スンヒョ「言って」
ヨ秘書「はい?」
スンヒョ「あなたの名前!」
ヨ秘書「ヨジウォンです。(ひくひく)では、下がらせていただきます」

#ヨンインの部屋
ジソクと一緒に映像見てキスの練習をしてるヨンイン
ヨンイン「うーん、目は閉じなきゃいけないのかな?ね、手はどうすればいいの?」
ジスク「好きにしなさいよ、あんたの好きに。目閉じて手を前にだそうと、目をあけて手を横に置いておこうと。スライディングキスでも、フレンチキスでも、インサイドキスでも」
ヨンイン「よく知ってるわね。したことあるでしょ?いつ?どこで?誰と?どんな風にしたの??」
ジスク「飛躍しすぎ。あんたはすぐアンドロメダまで行っちゃうんだから」
ヨンイン「~?~?あ、わかった、チソクオッパ」
ジスク「またそうやって飛躍する」
ヨンイン「ねえ誰よ?誰~?」
そこで、トランシーバー?が鳴って…ヨンドクが除隊して帰ってきたところでした。

#ヨンインの家で食事をしながら
ヨンドク「そうそう、この味!お前のお母さんのおかげですっかり舌が肥えちゃって。(空に)おばさん、ありがた~く頂きます。わあ、~だ!やっぱりおじさんの味が最高だな」
ヨンドク「それで、おじさんは元気?」
ヨンイン「知らない。ま、元気でしょうよ。
ジソク「あんた達、もう学科の先輩後輩の関係でしょ」
ヨンドク「学校ではオッパって呼ばなきゃダメだぞ。オッパ~、オッパ~って一度言ってみ」
ジソク「ほら、一回呼んでみな。除隊記念に。合格記念で、誰かにファーストキスを捧げようと練習までしてたんだから」
ヨンイン、やめてよ、ってジェスチャー
ヨンドク「何だって?ファーストキス?おい!誰だよ」
ヨンイン「誰って ??」

#一方、イルゴンの方も恋人といい感じに…

近くでは若いカップルが…
女の子「ちょっと、どこ触ってるのよ!胸は今日は絶対ダメだってば」

何だか気まずいイルゴンとヨンエ
ヨンエ「私、大丈夫よ…」

女の子「一回だけって何が一回だけよ。ダメだって言ったじゃない。卒業してからね。大学行ってから…もうっ!帰るわ」
男「ごめん、もうしないから。座って。座ってってば」

イルゴン「全く、どこの家の子供たちだか。親の顔が見てみたいもんだ…どっかよそに行きますか?」
ヨンエ「私、ここでいいですよ。あの子たちが帰るまでここにいましょう」
イルゴン「OK、OK。ヨンエさんがいいなら、僕はオールウェイズ、エニイタイム、フルタイムOKですよ。お誕生日おめでとう」
ヨンエ「プレゼントありがとう」
イルゴン、ようやく抱きしめるも…マフラーが燃えて大変なことに。
大丈夫ですか?って駆けつけた、さっきの若いカップルは実はヨンイン達…
ヨンイン「お父さん?」
イルゴン「ヨンイン」
友達「きみのとこのお父さん…?でらっしゃいますか?こんにちは。ヨンインの友達のチャンドンゴンと言います」
いきなりお父さん視線に戻って、ボーイフレンドを殴っちゃうイルゴン。

#夜道、怒って帰るヨンインを追いかけるイルゴン
イルゴン「待てよ。うちの娘はどうしてこんなことできるんだ」
ヨンイン「どっちが!昨日お母さんの命日がすぎたばっかりなのよ。それなのに、どうしてそんなことできるのよ!とっても忙しいわね!昨日は妻の命日、今日は恋人の誕生日。
そんなの許せる?そんなのどうして!」
イルゴン「お前たち何してたんだ。何してたんだって聞いてるだろ」
ヨンイン「熱いチューなんかしちゃって。いい年して、みっともないことしないでよ」
イルゴン「お前達、どこまで行ってるんだ?キ…キスしたのか?悪いやつめ…したのか?」
ヨンイン「じゃあ、二人はどこまで行ってるのよ。干渉しないで、私も干渉しないから」
イルゴン「黙れ!お父さんがお前にそんな風にしろって教えたか?」
ヨンイン「よそのお父さんは、娘に身体放棄書なんか書かせたりしないわ!」
イルゴン「おい、何だよ、身体放棄書って、おい!」

#ヨンインの部屋
イルゴンは締め出されちゃいました
イルゴン「おい、身体放棄書って何だよ。あいつら、お前の学校まで行ったのか?あ、もう、全く!ケガしなかったか?あのバカ、一体どこまで…。驚いたろ、父さんを怖がらせようとしたみたいだな」
カギこじ開けて、部屋の中に入っちゃうイルゴン。
イルゴン「何もなかったんだよな?」
ヨンイン「私、寄宿舎入るわ」
イルゴン「寄宿舎?お前がどうして?」
ヨンイン「お父さんと暮らしたくないから」
イルゴン「突然なんだよ」
ヨンイン「突然じゃないからね」
イルゴン「腹が立つのはわかるけどさ」
ヨンイン「今日のことでそう言ってるんじゃないってば」
イルゴン「ちゃんとした家があるお前が何で寄宿舎に入るんだよ」
ヨンイン「耳が聞こえなくなったの?お父さんと暮らしたくないって言ったでしょ。
 腹立ってぞっとするわ。顔も見たくないし、口きくのも嫌だし、一緒にご飯食べるのも嫌!門を開けて入って来るお父さんの足音が聞こえるだけで息がつまりそう」
イルゴン「…それでも、寄宿舎はダメだ」
ヨンイン「どうしてダメなの?お父さんは何でもダメっていう。今までお父さんが私のためにしてくれた事って何がある?お金がなくて、お母さんを死なせたこと?お金が返せなくて、チンピラに追いかけられること?お父さんなんかもう、うんざりだわ。お母さんの代わりにお父さんが死んでてくれたらこんな思いしなくてもすんだのに。 大人になれば、、二十才になれば、そう思ってお父さんのこと我慢してきたのよ、私。お父さん無しで生きるのが私の願いよ。」
イルゴン「お父さんの願いは、お前と、ずっとずっと暮らすことだよ。娘と一緒に。お父さんの願いも聞いてくれよ」
ヨンイン「いいわ。私ももう大人よ。お父さんの許可は必要ないわ。出てってくれる?私着替えるから」
イルゴン「わかった…」
ヨンイン「行って、鏡ちょっと見てみてよ。今お父さんがどんな格好してるのか。


#ジェハの部屋。ジェハとハヨン。
ハヨン「ソン・イルゴンていう人の絵、まだなの?」
ジェハ「うん」
ハヨン「本当にないんじゃないの?手放してもう5年でしょ」

ジェハ「永遠になくなったんだったら…画家が首をくくるわけにはいかないから、僕が首をくくらなきゃいけないな」
ハヨン「本当にないんじゃないの?火事で焼けたとか、引越しで無くなったとか」
ジェハ「引越しで自分の子供を捨てていく親がいるか?火事が起こっても、自分の子供が中にいれば飛び込んでいくのが親だろう」
ハヨン「どこかにこっそり隠しておいて、とぼけてるのかしら。確かに、ニューヨークで出てきたけど、十点だけでも金額がいくらになったか」
ジェハ「十点じゃなくて百何十点以上だよ」
ハヨン「すごいじゃない。それ、全部うちのギャラリーの所有なの?」
ジェハ「探しさえすればね。さあ、食べよう」
ハヨン「逆よ」
ジェハ「ん?」
ハヨン「Tシャツ」
ジェハ「わざとだよ。人間味が出るだろ」
ハヨン「うん」
ジェハ「やっぱり、ヒューマニティーがないとね。食べよう」
ジェハ、イカ墨で口が真っ黒になってます。
ハヨン「墨、あなたの唇」
ジェハ「謹厳に見えるだろ」
ハヨン「うん」
ジェハ「セクシーで」
ハヨン「とっても」
ジェハ「そしたら、君も早くセクシーにならないと」
ハヨン「愛してる」
ジェハ「…」
ハヨン「どうして返事がないの?一度も」
ジェハ「面白いじゃない。緊張感ができて。本来男女関係には緊張感が必須だからね」

#部屋でギター弾いてるイルゴン。そこにヨンイン入ってきて
ヨンイン「ちょっと!焼酎飲まなくちゃ寝られないわけ?こういうのが嫌だから出て行くって言ってるんじゃないの」
イルゴン「まあ、そう怒らず座れ」
イルゴン「お前、世界で一番美味しいお酒って何だか知ってるか?」
ヨンイン「そんなの私がどうして知ってるのよ」
イルゴン「家にあるのに、そんなことも知らないのか。それは、「손영인주」(注いでもらうお酒っていうような意味ではないかと
 さ、一杯ついでくれ。お前がそうやってケチだから、父さんは一度もその美味しいお酒を飲んだことがない」
ヨンイン「嫌よ」
イルゴン「今日は絶対飲みたいな。娘についでもらう、貴重な貴重な、お酒」
イルゴン「一生注ぐつもりないから。まあ、お父さんが死んだら、私がお供えして上げるわ」
イルゴン「病気するよりは死んだ方がいいな。うはははは~」
ヨンイン「3杯だけにしてね。見たくないのよ、本当に」
イルゴン「寄宿舎、行きなさい」
ヨンイン「お父さん…」
イルゴン「お前の願いなんだろ。ただし、きっかり1年だけだぞ。きっかり1年だけ、一緒にいたくないお父さんと一緒にいて、来年には、父さんに会いに帰ってくるんだぞ。お前、父さんの顔を見ながら暮らすのが嫌みたいけど、俺はお前の顔見ないと生きていけなさそうなんだよ。きっかり1年だけだぞ。来年には父さんの所に帰ってくるんだぞ、わかったな」
ヨンイン「お父さん(お父さんが額ケガしてるの見て、ばんそうこ持ってきてるんだけど、何となく言い出せない)」
イルゴン「何?…何だよ、言いかけておいて」
ヨンイン「なんでもない。疲れた。戻って寝るわ」

#(部屋で。ばんそうこ握りしめる)
ヨンイン「明日、絶対貼ってあげるわ。明日、絶対!」

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