今年初頭くらいに、不穏な噂を耳にした。
「中国産古生物化石をタイプ標本として新種を命名・記載する場合、その著作物の筆頭著者は中国人でなければならない」
もしこれが本当なら、僕としてはかなり痛い。
いま扱っている化石のうち、いくつかは新種として記載することになるかと考えているのだが、他の中国人に筆頭を譲らねばならなくなる。
2011年の元日から施行された『古生物化石保护条例』なるものが根拠らしいのだが、原典を当たっても明確な記述は見当たらない。
http://www.gov.cn/zwgk/2010-09/10/content_1699800.htm(中文)
怪しいとすれば第四条の「国家は古生物化石に対して分類と管理、重点的な保護、科学研究の優先、合理的な利用の原則を実行する」という文面だろうか。(注:私訳)
「国家が優先的に科学的研究を行う」と読み替えれば、噂のような拡大解釈も可能かもしれない。
でもこれだと漠然としていて、より具体的な事例に即した規定が別に出されていそうな気がする。
北京界隈から聞こえてくる噂なのだが、真偽はいまだ不明。
うちの研究部主任と浙江省の知人は知らないと言っていた。
著者の順位は研究論文への貢献度で決めるべきであり、法で縛るようなものではないと思う。
「中国産古生物化石をタイプ標本として新種を命名・記載する場合、その著作物の筆頭著者は中国人でなければならない」
もしこれが本当なら、僕としてはかなり痛い。
いま扱っている化石のうち、いくつかは新種として記載することになるかと考えているのだが、他の中国人に筆頭を譲らねばならなくなる。
2011年の元日から施行された『古生物化石保护条例』なるものが根拠らしいのだが、原典を当たっても明確な記述は見当たらない。
http://www.gov.cn/zwgk/2010-09/10/content_1699800.htm(中文)
怪しいとすれば第四条の「国家は古生物化石に対して分類と管理、重点的な保護、科学研究の優先、合理的な利用の原則を実行する」という文面だろうか。(注:私訳)
「国家が優先的に科学的研究を行う」と読み替えれば、噂のような拡大解釈も可能かもしれない。
でもこれだと漠然としていて、より具体的な事例に即した規定が別に出されていそうな気がする。
北京界隈から聞こえてくる噂なのだが、真偽はいまだ不明。
うちの研究部主任と浙江省の知人は知らないと言っていた。
著者の順位は研究論文への貢献度で決めるべきであり、法で縛るようなものではないと思う。
昨年末には古生物化石保護委員会を発足させたりと、資源の流出に神経を尖らせているようですね。
中国の県は、日本で言ったら市と町の間くらいの発展度合いでしょうか。
文化局とか文物局といった部署の管轄になるようですが、採否の基準はおそらく別の所にあり、必ずしも古生物学を修めた人間を配置するとは限らないと思います。
我々が「こうした方がいいのに」と思うことは、中国ではたいてい実施されていません。
「批准」という単語は、国際条約にも使われますが、休学願いの許可とか承認という意味もあるようです。
かなり堅い言葉で、私は書面用語と捉えていました。
このお祭りは春節の前後1ヶ月間くらいに開かれるものでして、写真は今年の1月半ばくらいに撮ったものです。
9枚目まではライトアップされた市内で、10枚目からはメイン会場の公園の様子です。
殷代のことは存じ上げませんが、伝統的な塩の生産は2000年ほどの歴史があるようです。