【往路】
まずは成都空港へ高速バスで向かう。朝から濃霧のため高速が閉鎖され、料金所の手前で2時間半ほど立ち往生。
成都に着いたのは午後2時。飛行機は3時半発だったのでセーフでした。
この時期は霧が本当に濃いので、午前中の便は念のため前泊するそうな。
青島空港から諸城へは高速で1時間半ほどです。
空港周辺は再開発中で、しょっちゅう道が変わるそうな。
迎えに来てくれた運転手さんも途中で道を間違えていた。
【野外考察】
こんな化石密度の露頭が200mくらい続いている。
驚異的です。
道の下にもだいぶ埋まってるんじゃなかろうか。もったいない。
乾燥した風が吹き付けていた。はやく屋根を作らないと、どんどん風化していくよ。
遠目には天文台かと思いきや屋根だけで、中にはバラバラの骨が散らばっている。
光の加減で見づらい写真ですみません。滞在時間が10分しかなく、下に降りる余裕はありませんでした。
ティラノサウルス類が多く含まれてるんだそうな。
いつも思うが、この手のバラバラ露頭は同一固体を探すのが大変そうだ。
足跡化石露頭
竜脚類のも2匹分あった。
白亜紀の中国ならTitanosauriformesかね。ガニまた歩行が特徴だっけか。そんなに広くなさそうにみえるけど、こんなもんなんだろうか。
Lockleyに聞いてみたら、保存が悪くて判定できないそうな。
中国の白亜系としては初の、亀の足跡が残ってるそうな。僕は見つけられませんでした。
(Lockleyの発表より)
化石クリーニング・レプリカ製作工房
やっぱりこういう施設が必要になるよね。
大腿骨がいっぱい並んでる。個体差の統計に使えないかな。
ここら一帯を恐竜公園にする計画だそうな。
以前ドン先生が、「山東省にも禄豊みたいな恐竜公園を作るんだ」と言ってたけど、ここのことだったのだろうか。
諸城はIVPPの徐星・周忠和が主になってるみたいで、禄豊のようにドン先生が顧問をするわけではなさそうだ。
世代交代ですな。
【シンポジウム】
招待講演は以下の各位。敬称略、順不同
Martin Lockley
Liu Yongqing
Phillip Manning
Paul Sereno
Paul Barrett
Mark Norell
David Eberth
Xu Xing
私の発表は、時間の都合と、テーマが合わないとのことでキャンセルされてしまいました。
Liu先生のお弟子さん(修士2年)も発表するつもりだったけど、キャンセルされたそうな。そのぶん招待講演が10分ずつ長くなったそうな。
だったら冬の日本古生物学会に応募しておけばよかった。
最後は「円卓会議」
恐竜公園建設と、諸城恐竜動物群の重要性について、欧米の各位から忌憚ない意見が出されました。
僕も一応発言を考えてはいたのですが、タイミングを逃してしまいました。
悔しいのう。。
諸城市の市長さんも先頭に立って、「全面的にバックアップしていく」と熱弁していました。
いいな~。予算つき放題ですな。
【復路】
シンポジウム終了後、青島までPaul Barrettさんと一緒の車でした。
お疲れなのかなと思ってあんまり話さなかったけど、いま思うと聞きたいことはたくさんあったし、ご高名な先生を独り占めできるチャンスだったのに、惜しいことをした。
もっとおしゃべりになりたい。
成都から自貢へ戻る高速バスの中で、抗日戦争の半コメディ映画が上映されていて、生きた心地がしなかった。
となりの席のお嬢さんがミカンを分けてくれて、「どこから来たの?」とか聞かれたけど、東北地方ってことにして、あとは4時間ひたすら寝たふり。
惜しいことをした。
なんだかいろいろ、悔いが残ってしまう旅行でした。
バスに乗るとき厚着するのを忘れてて、風邪ひいた。
熱はないけど鼻水が止まらなくて、口呼吸で寝たらのどが痛い。
【おまけ】
チンタオ空港の味千ラーメン+チーズつくね+チンタオビール
つくねがジューシーで美味しかった。上に乗ってるのはチーズというよりはマヨネーズではなかろうか。
久しぶりに日本っぽい味のとんこつラーメンだった。
メニューにはアサヒビールも書いてあったけど、注文しようとしたら「無い」と言われた。
市内の食堂では5元のチンタオビールが、空港では20元になります。
まずは成都空港へ高速バスで向かう。朝から濃霧のため高速が閉鎖され、料金所の手前で2時間半ほど立ち往生。
成都に着いたのは午後2時。飛行機は3時半発だったのでセーフでした。
この時期は霧が本当に濃いので、午前中の便は念のため前泊するそうな。
青島空港から諸城へは高速で1時間半ほどです。
空港周辺は再開発中で、しょっちゅう道が変わるそうな。
迎えに来てくれた運転手さんも途中で道を間違えていた。
【野外考察】
こんな化石密度の露頭が200mくらい続いている。
驚異的です。
道の下にもだいぶ埋まってるんじゃなかろうか。もったいない。
乾燥した風が吹き付けていた。はやく屋根を作らないと、どんどん風化していくよ。
遠目には天文台かと思いきや屋根だけで、中にはバラバラの骨が散らばっている。
光の加減で見づらい写真ですみません。滞在時間が10分しかなく、下に降りる余裕はありませんでした。
ティラノサウルス類が多く含まれてるんだそうな。
いつも思うが、この手のバラバラ露頭は同一固体を探すのが大変そうだ。
足跡化石露頭
竜脚類のも2匹分あった。
白亜紀の中国ならTitanosauriformesかね。ガニまた歩行が特徴だっけか。そんなに広くなさそうにみえるけど、こんなもんなんだろうか。
Lockleyに聞いてみたら、保存が悪くて判定できないそうな。
中国の白亜系としては初の、亀の足跡が残ってるそうな。僕は見つけられませんでした。
(Lockleyの発表より)
化石クリーニング・レプリカ製作工房
やっぱりこういう施設が必要になるよね。
大腿骨がいっぱい並んでる。個体差の統計に使えないかな。
ここら一帯を恐竜公園にする計画だそうな。
以前ドン先生が、「山東省にも禄豊みたいな恐竜公園を作るんだ」と言ってたけど、ここのことだったのだろうか。
諸城はIVPPの徐星・周忠和が主になってるみたいで、禄豊のようにドン先生が顧問をするわけではなさそうだ。
世代交代ですな。
【シンポジウム】
招待講演は以下の各位。敬称略、順不同
Martin Lockley
Liu Yongqing
Phillip Manning
Paul Sereno
Paul Barrett
Mark Norell
David Eberth
Xu Xing
私の発表は、時間の都合と、テーマが合わないとのことでキャンセルされてしまいました。
Liu先生のお弟子さん(修士2年)も発表するつもりだったけど、キャンセルされたそうな。そのぶん招待講演が10分ずつ長くなったそうな。
だったら冬の日本古生物学会に応募しておけばよかった。
最後は「円卓会議」
恐竜公園建設と、諸城恐竜動物群の重要性について、欧米の各位から忌憚ない意見が出されました。
僕も一応発言を考えてはいたのですが、タイミングを逃してしまいました。
悔しいのう。。
諸城市の市長さんも先頭に立って、「全面的にバックアップしていく」と熱弁していました。
いいな~。予算つき放題ですな。
【復路】
シンポジウム終了後、青島までPaul Barrettさんと一緒の車でした。
お疲れなのかなと思ってあんまり話さなかったけど、いま思うと聞きたいことはたくさんあったし、ご高名な先生を独り占めできるチャンスだったのに、惜しいことをした。
もっとおしゃべりになりたい。
成都から自貢へ戻る高速バスの中で、抗日戦争の半コメディ映画が上映されていて、生きた心地がしなかった。
となりの席のお嬢さんがミカンを分けてくれて、「どこから来たの?」とか聞かれたけど、東北地方ってことにして、あとは4時間ひたすら寝たふり。
惜しいことをした。
なんだかいろいろ、悔いが残ってしまう旅行でした。
バスに乗るとき厚着するのを忘れてて、風邪ひいた。
熱はないけど鼻水が止まらなくて、口呼吸で寝たらのどが痛い。
【おまけ】
チンタオ空港の味千ラーメン+チーズつくね+チンタオビール
つくねがジューシーで美味しかった。上に乗ってるのはチーズというよりはマヨネーズではなかろうか。
久しぶりに日本っぽい味のとんこつラーメンだった。
メニューにはアサヒビールも書いてあったけど、注文しようとしたら「無い」と言われた。
市内の食堂では5元のチンタオビールが、空港では20元になります。
アメリカ人に限っていえば(他の国の人を知らないので)、もっと自分勝手にふるまうべきかと。推測で相手の体調をきずかうのではなく、実際に聞いたほうが好印象を与えられるしね。例えばこんな風。
You look tired. Are you all right? Your presentation was very interesting, especially...I'd like talk about it if you are not tired and don't mind it.
など。いかがでしょう。