Sekky's FLOG

福井県立恐竜博物館で研究職員をしている関谷と申します。
仕事の内容はあまり書けませんが、コメントを頂けると嬉しいです。

三連休と昼寝の夢

2010-10-23 18:25:19 | 自貢の生活
マメンチサウルスのタイプ標本を観察したいと言ったら、「それを使ってどんな研究をするのか、どんな成果が期待できるのか、計画書を作ってプレゼンしなさい」とのことでした。

観察するに値すると主任が判断したら、館長に許可証にサインしてもらうんだと。


自分とこの標本見るのに、そこまでしなきゃいけないの?

国内外の大学や博物館を、そんなにたくさん回ったわけじゃないけど、そこまで要求されたことは初めてです。

雲南の管理もズサンだったけど、ここはここで厳しすぎる気がする。

貴重な標本であることは確かだが、どこかこう、出し惜しみというか秘匿意識というか、宝石や現金と勘違いしてるのではなかろうか。


とはいえ議論に付き合ってもらえるのは有り難いし、そのくらい煮詰めてから化石と向き合うのは大事なことかもしれない。

主任を説得できない程度の研究をしてるつもりもない。

内部の人間でもこの決まりに従っていると言われては、『入乡随乡』、ここではここのやり方で臨むしかない。

***

昨日から研究棟のみなさんがお出かけで、守衛さんも休みで入口が開かないそうで、急きょ3連休となりました。

と言っても家事は済んだし天気も悪いし、のんびりと上記の研究計画を書くぐらいしかやることはないのですが。


昼寝したら、泥岩試料を採取しに野外調査へ行く夢を見ました。

採取したサンプルの層準が先行研究のどの層にあたるのか、頭を悩ませていました。

起きていた時に、これまで発掘された化石がどの層準から出たのかを調べていたのが影響したのかもしれません。

そんなに根を詰めて勉強してたつもりもないのですが、夢に見るくらい頭を使っている自分を確認できて、少し嬉しかったです。

焦らず、たゆまず、着実に行こうと思います。
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