ハロハロってご存知の方も多いかと思います。フィリピンのカキ氷なのですが、コンデンスミルクの他に果物、豆や芋、アイスクリーム、タピオカなど多種多様な材料が入っています。
ハロハロはタガログ語で「まぜこぜにする」という意味です。明治末期に日本のかき氷が伝わり、現地風に進化したものという説もあります。
フィリピンには多様な民族がおり、それぞれが固有の文化を持っており、その上、イスラム、スペイン、アメリカ等色々な文化の影響を受けています。フィリピンの文化は「ハロハロ=まぜこぜ」の文化です
フィリピンといえば、バナナを始めとしたフルーツの一大産地というイメージがあるかと思います。バナナ・パイナップル・マンゴー等々スーパーの食品売り場ではフィリピン産のフルーツが並んで居ます。ちなみにバナナはβカロチンを多く含み、ドール社が機能性食品として申請したそうです。
フィリピンは面積が30万km2、人口は92百万人の大小合わせて7000余り島からなる国です。広大な領海には豊富な海の幸があり、セブ島の美しい海は日本人にも人気です。
14世紀にイスラム教が広まった後、スペイン植民地時代、アメリカの植民地となり、第二次世界大戦の日本の統治時代を経て1946年に独立しました。第二次世界大戦では110万人のフィリピン人が犠牲になったそうです。
スラム街の悲惨な状況がテレビで流れていたり、ミンダナオ島南部ではムスリム過激派が居たりと治安が良くないイメージがありますが、最近はずいぶん落ち着いて来たようです。
むしろ、スプラトリー諸島(南沙諸島)での中国との軋轢の方が問題かも知れません。
公用語はフィリピン語(1930年代に作られたタガログ語に基づいた新たな国語)と英語です。英語が公用語であるところから、その語学力を生かしメイド等として海外に出稼ぎに行く人も多く、海外からの送金がフィリピン経済を支えていた時期もありました。最近ではコールセンターが数多く置かれ、また、格安の語学留学先としても人気があるようです。
第二次世界大戦の犠牲、また日本人との混血児問題等から日本人に対し恨みを持っていても良いように思うのですが、フィリピンの人々は日本人に対しフレンドリーです。「恨みは忘れた。いつまでも覚えてられない。」ということなのだそうです。
フィリピンもそうなのですが、タイをはじめとする東南アジアの国々の人たちは怒りを継続するのが苦手だとも言います。暑い中、いつまでも怒っていられないということなのでしょうか。
過去よりも現在、それを大切にする人たちなのかも知れません。
40年に渡ったモロ・ムスリム開放戦線とも2014年和解し、2016年にはミンダナオ地域に自治政府を発足させるようです。もっとも、もう一方のモロ民族解放戦線は反発しているようですが。
人類の歴史は紛争の連続でしたから、恒久の平和は望めないのかもしれません。どこの地域でも平和で豊かな時代は存在していました。その平和で豊かな時代がほんの数十年だとしても、長い戦乱の時代に勝ること幾万倍に値するのではないでしょうか。
ISの支配地域で少年兵が銃を持っている写真を目にすることがあります。そんな写真見たくない、そう思います。
ISの支配地域で、その他の紛争地域でも少年達が武器を持たなくても良い時代が来ますように。そしてその時代が長く続きますように。
このプログの画像はisis_chanプロジェクトに参加されているイラストレーターの方々からお借りしています。isis_chanプロジェクトの目的は、ISが発信する残酷な画像のインターネットでのヒット率を低下させることだそうです。isis_chanプロジェクトにはガイドラインがあり、ムスリムと彼らの信仰の尊重、暴力的・性的表現・政治的主張の禁止等々決められています。私のプログは極力このガイドラインに沿って書いているつもりですが、抵触していると思われたら、それは私の文章力の無さから来るものだと思います。
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