伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

渋張行李(小型)

2010-08-10 22:26:52 | 伝統文化★資料室

 

黒塗りの行李に赤文字で、「大江戸しゅみ」の文字。明治3年創業、「汽笛一声新橋を♪」の新橋ステーション(明治5年開業)の前に店を構えた「胡萩堂(こはぎどう)」のものです。文箱ふうに真田紐で結ぶようになっています。同店は東京の和菓子の名店に数えられ、名物「萩の餅」は、明治4年から販売されていましたが、惜しくも、平成17年に廃業してしまいました。

彼岸のぼた餅を「おはぎ」と称するのは、要は萩の季節であるからで、「萩の餅」も古くからある言い方です。


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