生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

管理職労組の実態を検証する・・・・その(4)

2006年09月27日 22時00分09秒 | Weblog
昨日に引き続いて「管理職労組」の「2006年度の活動の進め方」について検討します。

全文が5つの文章から構成されている…というより、わずか5つの文章しかないというほうが正確でしょうが…「活動の進め方」の中で、唯一「要求の表明」らしきセンテンスが4番目の文章です。

念のために補足しておきますが、昨日検討した1番目~3番目の文章は、「状況の羅列と評価らしきもの」にすぎません。(しかも事実の捏造あり、意味不明の論理展開ありというおぞましい代物です。)そこには、例えば、「心身疾患による休職者も出た」という状況の描写らしきものはあっても、「休職者問題に対する管理職労組の要求・主張」については何の言及もないのです。

したがって・・・

4)私たち管理職労組は不利益変更になる新人事制度の導入に断固反対する。

 これが、2006年度の活動にかかわる「管理職労組の唯一の主張」なのです。

管理職労組ホームページに掲げられた「結成宣言」(これ自体は別途論評します)では、例えば「自らの働く者としての権利を守り、生活向上のために運動」することや、「生協運営についてのチェック、生協運営に関する積極的な提言活動を推進し、真に民主的ないずみ市民生協の発展に貢献」等が掲げられています。この「結成宣言」自体がどれだけ本気で掲げられたのか分かりませんが、少なくとも、「2006年度方針の中に結成宣言の理念はまったく残っていない」ことは誰の目にも明らかでしょう。

ところで、管理職労組の方針は「新人事制度に反対」する理由として、それが「不利益変更になる」ことしか挙げていません。「不利益変更」とは何のことでしょうか?

「管理職労組三役」の皆さん(このように呼びかけるのは、実質的に貴方たち以外にメンバーがいるとは思えないからです)、「不利益変更」とは、「誰にとっての」「どのような不利益」なのですか?何を根拠に、そのような判断をされるのですか?そのことを示せないならば、皆さんのこの主張は、「何の意味も持たない」だけでなく、「新人事制度導入を促進するだけ」ということに気がつきませんか?

一例を示しましょう。

「新人事制度の導入」について、労働者の中にそれを歓迎し、早期実現を求める声があります。それはけっして少数ではありません。例えば、2004年度に実施された職場説明会のまとめによれば、新人事制度を積極的に受けとめている職員が全体の半数以上とのことでした。これらの「積極的受けとめ」は、「新人事制度の導入が自分たちの利益にかなう」という判断に基づいているのです。それは例えば、「自分たちの努力が公正に評価・処遇される制度が実現でき、やりがいがもてる」等の理由からでしょう。

「管理職労組三役」の皆さん、これらの職員にどのように応対するのですか?「君たち労働者にとっては利益かもしれないが、我々管理職労組メンバーにとっては不利益変更なのだ」とでも言うのですか?「君たちにとっては、仕事に基づく公正な評価は望ましいかもしれないが、我々の場合、それは処遇の引き下げになるから反対なのだ」と説明するのですか?仮にそのような説明をしたら、労働者から返ってくる意見は…「だったら、貴方たちも、高い給料に見合うだけの仕事をちゃんとしたらいいじゃないですか!」…となるのは明らかではないでしょうか。

 新人事制度に反対するなら、それが「労働者の多数にとって不利益変更である」ことが示されなければなりません。というより、そもそも「労働者の多数にとって不利益になるものでない」のなら、反対などできるわけがないのです。したがって、貴方たちの「何の論拠も示せず、反対を掲げるだけ」の反対は、「新人事制度を推進する立場」から見て格好の宣伝材料なのです。

 一例…「新人事制度に反対する人たちは自分の既得権を守りたいだけだ。何よりの証拠として、彼らは何の論拠も示せない」…というように。

 さらに、率直に言わせていただくなら、「管理職労組」の破廉恥掲示板のおぞましい実態、それに対して何の責任もとろうとしない「管理職労組」の無責任体質、活動のまとめや方針の無内容さ、政策レベルの驚くべきお粗末さ…これらのすべてが、「新人事制度に反対するのはろくに仕事もしないでおいて既得権だけを守りたい連中なのだ」ということを、多くの労働者に「事実を通じて宣伝する行動」となっていることに気がつくべきです。

 少々極論を言わせていただくならば、仮に貴方たちが主張するように、「新人事制度自体に労働者にとっての否定的要素が多く含まれている」としても、貴方たちの主張のお粗末さと、何よりも貴方たちの「日常の活動の反民主主義的実態」とによって、「あの管理職労組が反対しているのだから、新人事制度は労働者のためになるのだ」という受けとめを広げざるをえないということなのです

 労働組合の生命ともいうべき民主主義を捨て、労働者の生活と権利を守るための運動は何一つせず、それどころか自らの掲示板で労働者に対する人権侵害行為を容認する…このような反労働者的団体にとって、それは当然の帰結というべきでしょう。

 「管理職労組三役」の皆さん、自分たちがどれほど滑稽で情けない状況に陥っているか、気がつくべきではありませんか。

 さて、2~3日休憩をいただいて、取りこぼしている問題についてもう少し検討を加えます。そのあとで、管理職労組が「現実に果たしている役割」の考察に進みたいと考えています。引き続き、情報提供等、ご協力をお願いする次第です。