生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

評論する側の倫理と当然の責任…はどこへ行ったのか?

2007年01月25日 21時16分17秒 | Weblog
 私は、前回のブログで、「管理職労組」ホームページに掲載された「企業倫理と消費者の安全」なる「新聞記事の無断使用+わずかばかりの下手なコメント」の掲載について批判を行いました。不二家問題を取り上げて「格好をつけようとする行為(おそらくは掲示板管理人氏のポーズ)」であって、新聞記事の無断借用という著作権侵害行為にかわりはないし、また、管理職労組がなぜこの問題を取り上げるのかという点でも不自然な行為である、というのが批判の主旨でした。

今回は、その後の推移を踏まえて、もう少し検討を深めてみたいと思います。

 ≪これまでの新聞記事は何故消去されたのか≫ 

 今回の「企業倫理と消費者の安全」は、従来どおり「ちょっと気になる新聞記事」コーナーに掲載されています。このコーナーには、先日(おそらく1月19日頃)まで日経新聞記事が無断掲載されていました。今回、それらは消去されていますが、その理由は何でしょうか。古くなったからでしょうか?しかし、先日までは9月の記事もそのまま掲載されていたのです。ホームページのリニューアルでもあったのでしょうか?それならば、例えば、「正面玄関」とも言うべき位置にある重大な過ち(消費生活協同組合法を消費生活組合法と表記)が放置されていることが理解できません。

 先日、この件も含む抗議文を、管理職労組F委員長に送付しましたが、その効果が現れたのでしょうか。率直に言うならば、今回の「消去」は、批判に対して表面を取り繕うための「小手先の対応」であると思われます。

 ≪臭いものには蓋 … その一例≫ 

 例えば前述の抗議の中で私は、掲示板に学術論文の盗作投稿がなされたことを取り上げ、

 「管理人氏の『言い訳投稿』によれば、著作者に対して『今回の問題について管理職労組として報告する』とのことですが、この報告は貴方の責任でなされたのでしょうか」

という質問をしました。掲示板管理人氏は従来「掲示板は管理職労組とは相対的に独立した管理人氏による運営を行っている」という説明(それ自体は社会的に通用しないが)をしていたが…

「今回の管理人氏の投稿は、管理人氏のこの間の主張が詭弁であるか、この「管理職労組」ホームページ全体が管理人氏の支配下にあるか、いずれかである事を示しています。いずれにしても、およそ労働組合にあるまじき事態であることはいうまでもありません。」

というのがその主旨でした。今回、その指摘の論拠となった「生活○○部職員さんの投稿について①」という投稿(管理人投稿)も消去されています。

 ≪コメントをつけようと著作権侵害は変わらない≫ 

 従って、今回、赤旗からの新聞記事につけられたコメントも、それどころか「企業倫理と消費者の安全」というタイトルも、新聞記事のそのままの掲載=著作権侵害という批判を回避するための行為と考えられます。「職場でおやつ」だとか「新種の赤たまねぎ」だとかの記事を、その記事だけ無断掲載したら「著作権侵害」だが、多少ともコメントをつければ「引用行為」になるとでも思っているのでしょうか。しかし、引用が成立するためには、引用の必然性の存在や、本文が主で引用が従というバランスの存在等の条件があります。このような小手先のごまかしで著作権侵害を回避することはできません。(この問題については12月18日付けのこのブログで取り上げているのでそちらを参照してください)

(少々うがったものの見方をするなら、今回、不二家問題を取り上げたのは、この種のコメントがつけやすいということが理由かもしれません。確かに「職場でおやつ」等という記事に労働組合らしいコメントを付加することは至難の業であろうと思われます)

 ≪「お粗末なコメント」という理由≫ 

 ところで、私は前回のブログでコメントの内容を「お粗末」と論評しましたので、その論拠を提示しておきます。例えば(以下コメントからの引用は>でしめします)

>利益のためには国民の生命など二の次、三の次という企業理念が引き起こした事件は枚挙に暇がない。

細かいことを言うようですが「企業理念が引き起こした」のではなく、理念なき企業行動が引き起こしたというべきでしょう。「利益のためには国民の生命は二の次」等という「企業理念」を掲げる企業等考えられません。

>報道から順を追って振りかえってみる。

「順を追って振りかえってみる」といいながら、実際に行っているのは赤旗新聞から三枚の記事を切り貼りしているだけです。だれが、何を振り返ったのでしょう。その結果、何が明らかになったのでしょう。

 ≪事実の誤認 … その原因は「キリハリ」?≫

>これまで「健康被害はなかった」と説明してきた不二家だが、世論の高まりのなかで1995年に洋菓子による食中毒症状が発症したことを1月17日に認めざるをえなくなった。

これは明らかに錯誤です。不二家が「これまでに健康被害がなかった」と説明したというのは、発端となった埼玉工場での消費期限切れ牛乳を使用したシュークリームに関してでした。例えば1月11日付け日経朝刊では「同社によると、約二千個のシュークリームは関東地方の一都六県と福島、新潟、静岡の各県に出荷された。出荷前の細菌検査では問題なく、これまで同社に健康被害の報告はないという。」と報道されています。今回の件で、不二家が「過去にさかのぼって健康被害はない」等という発表をした事実はありません。

ところで、なぜこのような幼稚な誤りが発生したのでしょうか。私は、この「引用もどき」の作者が、赤旗新聞から「キリハリ」を行ったことが原因であると考えています。

 無断掲載された「赤旗新聞」の記事を見てみましょう。1月18日の記事(なお、引用者は1月16日付けと誤記しています)に「同社はこれまでの記者会見などで健康被害はなかったと説明しており、またしても隠ぺい体質が浮き彫りになりました」という文章があります。おそらく、この文章を「深く考えることをせずに参考にした」ことが錯誤の原因と思われます。

(引用者のために解説しておきましょう。赤旗の記事の主旨は、不二家は埼玉工場の問題について、これまで健康被害はないことを「公表しなかったことの理由の一つ」としており、今回は食中毒事件を公表しなかったことが明らかになった。不二家の隠ぺい体質は根深い…というものです。不二家は過去にさかのぼって健康被害を発生させたことはないといっていたがそれは破綻した…等という主旨ではありません)

 ≪格好をつけるための「形だけの批判」であるなら≫

 さて、引用者は、最後に「時を同じくして発覚した「三菱ふそうリコール事件」ともども今後の推移を見守っていきたい。」と述べています。これは本当でしょうか。これまでに述べたようなホームページ及び掲示板の実態、今回の引用のお粗末さ等から、私には到底信じることができません。例によって、この「著作権侵害+お粗末引用」は、しばらく放置され、何かのきっかけで突然消えていくのではないかと思われます。現に不二家問題では、トップの交代、社外専門家による「外部から不二家を変える改革委員会」の設置等、注目すべき報道がなされていますが、ホームページは何の反応もありません。もしかしたらこの土日あたりに何らかの追加があるのでしょうか。「管理職労組」ホームページの動向に注目しておきましょう。

 もし、「管理職労組」ホームページが、私の危惧したとおり、今回の問題をこれだけで放置するならば、「企業倫理と消費者の安全」なる記事掲載は、単なる格好つけであることを示しており、その著作権侵害や事実を誤解させるお粗末なコメントを含む、内容全体が、「管理職労組」として責任を問われる行為であることを指摘しておきましょう。

 もう一度だけいっておきます。労働組合のホームページは個人のブログではないのです。

懲りない奴ら? 懲りない奴?

2007年01月21日 20時31分44秒 | Weblog
食さんから、コメントをいただきました。ありがとうございました。

>思い起こせば昨年の今頃、活況を呈していた掲示板が見る影もなく無残な醜態を晒した
>ままだ。

ですね。掲示板については新年の挨拶も投稿もありません。もう、身内のメンバーも見放していると言う事なんでしょう。

>トップページに何の脈絡もなくリンクされた日経新聞の切り抜きが一掃されたと思った
>ら、今度は「赤旗新聞」がターゲットのようだ。

今回は、新聞記事の切り抜きだけでなく、一応の「コメント」らしきものが添付されていますね…もっとも、かなりお粗末な内容ですが。
(これについては、日をあらためて検討したいと思います)

多少ともコメントをつければ「著作権侵害とならない正当な引用行為となる」と思っているのかもしれません。

>反省の色が全く見えない、、、懲りない奴らだ。

同感ですが…「懲りない奴ら」なのでしょうか?私には、掲示板管理人氏の独断としか思えないのですが。

例えば、不二家問題は、先日まで掲載されていた「職場でおやつ」と言う記事等と較べればまだしも生協に関連がありそうですが、管理職労組がこれを取り上げる意味は何でしょうか。管理職労組は「消費者問題一般」を取り上げる運動団体ではありません。

また、先日来述べているように、当該文書は管理職労組ホームページの正面玄関に設置されています。掲示板や、機関紙の「コラム」欄の話題ではないのです。

「ホームページ」には「時を同じくして発覚した「三菱ふそうリコール事件」ともども今後の推移を見守っていきたい。」とありますが、この主語は誰なのでしょうか。

管理職労組が、今後見守ると言うのでしょうか?

私は、この間「労組のホームページは掲示板管理人氏のブログではない」と言う批判を展開していますが、今回の「著作権侵害」の「記事」掲載は、「管理人氏」の「ポーズ」としか考えられません。

管理人氏が「ブログで格好をつけたかった」と言う事ではないのでしょうか。

いずれにせよ、今回の「記事掲載」は、管理職労組掲示板が「機能している」ということと、年末に送信した一生協人の抗議は無視するという態度の表明と考えられます。ならば私も次の段階にすすまなければなりません。

今後とも、ご支援、ご協力をお願いする次第です。

明けまして おめでとうございます。

2007年01月02日 16時38分39秒 | Weblog
 このブログをご覧の皆様、コメントやメールで激励・協力くださっている皆様、明けましておめでとうございます。

 年頭のご挨拶にかえて、「管理職労組」ホームページ及び破廉恥掲示板の是正がされるまでは、このブログの活動を継続する決意を表明するものです。今年もご支援・ご協力を宜しくお願いします。

 「管理職労組」のホームページに動きが無ければ、このブログも更新を休止しようかと思っていたのですが、「管理職労組」ホームページには「謹賀新年」の表示がされています。これで、私が管理職労組宛ての抗議文をファックス(12月25日)した以降も、このホームページが機能していることがわかりました。ならば、心して回答を待ちましょう。

 福井委員長、というような事情で知らぬ振りはできなくなっていますよ。くれぐれも、責任ある対応をよろしく。

 もしかしたら、今回の「謹賀新年」掲示も、掲示板管理人氏の一存かも知れませんが、管理人氏は昨年のことを記憶しているでしょうか?

 昨年の1月1日には、掲示板(この当時は言論統制なしでした)は大盛況で、この日だけで12件の投稿がありました。そして、管理人氏自身も新年の挨拶として

------以下、一生協人による「管理人氏の挨拶」の要約と引用-----

この掲示板を利用されている皆様に「明けましておめでとう」

何がめでたいかと問われると 答えに窮してしまうが
私的には、新たなスタートラインの前に自分をリセットし 
よ~しもう一度トライしてみようか
というような気持ちで新年を迎えた。

この掲示板は
生協の事業と運動を何とかしたいという目的で設置したが
そんな大上段に構えるのではなくとも

ちょっとした息抜きの投稿
ちょっとした情報の提供
ちょっとした交流
ちょっとした意見の発表

が大切であると感じている。

今年もこの掲示板を支えてくださるよう、よろしくお願いする。

-------以上、引用終わり------

 それから一年。いまや「掲示板」は、ちょっとした「情報」「交流」どころか、投稿自体が皆無となり、たまに投稿がされたと思えば偽装や盗作という、およそ掲示板とは名ばかりの存在になり果てています。

 現在、管理職労組福井委員長宛てに抗議文を送付し、その回答待ちなので、これ以上の批判は控えますが、管理職労組ホームページ及び掲示板の実態が一刻も早く是正すべきものであることは、このことからも読み取れると思います。

 福井委員長及び関係される方々の英断を心から期待するものです。